2020年、中共による法輪功学習者への暴力的迫害(二)
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 【明慧日本2021年1月16日】(明慧記者)(前文に続く) 

 4、江西省の楊庭先さん 殴打され懲役1年6カ月の実刑判決

 江西省萍郷市の学習者・楊庭先さん(62)は、2020年2月26日午後9時頃、萍郷市洪山派出所の警官らにより連行された。

 警官らは罵声を浴びせ、楊さんを殴り、タバコの火を楊さんの顔や手に押しつけ、焼かれた部位が水ぶくれになった。芦渓県裁判所は2020年7月10日、楊さんに対して懲役1年6カ月の実刑判決と罰金2000元を言い渡した。 

 5、黒龍江省チチハル市の温雨飛さん 暴力的な尋問を受け富裕県留置場に拘禁

 学習者の温雨飛さん(47歳女性)は2020年5月1日、自宅に押し入った昴昴溪国保の警官らに連行され、家宅捜索を受けた。取調室で、温さんは刑具の椅子に手錠をかけられ、暴言、侮辱、脅迫をされた。警官が革靴で温さんの頭、顔、目、鼻を力強く蹴ったため、刑具の椅子が転倒し、温さんは地面にたたきつけられ、腰椎を損傷し、今も長時間座ったり立ったりすることができず、労働能力が無くなった。

 温さんは5月2日に釈放されたが、6月29日に昴昴溪国保の大隊長を告訴する告訴状を書いたことで、8月4日に再び連行され、富裕県留置場に拘禁された。

 温さんは黒化グループの元秘書、支店の主任で、1997年に法輪功を学び始めた後、重度の腎臓感染症と鼻炎が治った。温さんは在任中、部下や顧客からの謝礼を一銭たりとも受け取らなかった。その後、生計を立てるために家庭教師教室を立ち上げ、最低限の授業料を設定した上、サービス授業も提供し、保護者に認められ、賞賛された。

 温さんはかつて3回連行され、5回家宅捜索を受け、多額の財物を押収され、罰金を科されたことがある。

 6、長春市の王志忠さん 地面に引きずられ膝と肘から血が流れ出た

 2020年7月31日午後7時頃、二道区楽群街栄光派出所の警官・王亮らが、学習者・王志忠さんと譚心さんの自宅に侵入し、連行と家宅捜索を実施した。短パンしか履いていなかった王志忠さんは、地面に引きずられ膝と肘が血まみれになっていた。

'中共酷刑演示:拖拽'

拷問の再現:地面に引きずられる

 7、河北省承德市の紀淑君さん 平手打ちにされる

 河北省承德市の学習者・紀淑君さんと彭霞さんは2020年9月10日午前、土木鎮の警官により連行された。警官は紀さんと彭さんに手錠をかけ、力ずくでパトカーに引きずり込み、彭さんの手首が紫色に変色した。

 派出所に到着して下車を拒んだ2人は、警官らに無理やりパトカーから降ろされた。警官が紀さんを中庭まで引きずったため、紀さんの靴が脱げ、服は破れ、腰を負傷した。紀さんは繰り返し「法輪大法は素晴らしい」と叫び、警官に「警官は悪を罰して善を広めるべきです。善良な人を迫害するのは、悪の報いに遭うことになりますよ」と警告した。警官らは紀さんに暴力を振るい、紀さんの腕を蹴ったり、あごに平手打ちをしたり、紀さんの靴で口を殴ったりした。紀さんの口は直ぐに腫れあがった。

'纪淑君的胳膊被恶警打得青紫'

警官の暴力で紫色に変色した紀さんの腕

 最後に、紀さんと彭さんは大黄庄洗脳班に送られて迫害を受け続けた。2人は断食をして迫害に抵抗した。2020年9月12日午後、紀さんは解放されたが、解放されて10日経っても、紀さんの腕のあざははっきりと残っている。

 8、河北省保定市易県の賈棟さん 連行され滅多打ちにされる

 河北省保定市易県の学習者・賈棟さんと妻は2020年11月26日午前11時、西山北郷空港派出所の所長・金成賓ら5人に連行され、家宅捜索を受けた。賈さんはひどく殴られ、口は血だらけになり、帽子は地面に投げつけられ、手錠をかけられ、全身が泥まみれになっていた。賈さんの妻は強制的に指紋を取られ、署名して釈放された。

 三、高齢者、児童への暴力的な殴打

 1、瀋陽市の榺玉国さん(70)顔を殴られて出血

 放浪生活をしていた瀋陽市大東区朱尔村の学習者・榺玉国さんは、帰宅して間もない2020年10月13日午前10時頃、妻と一緒に菜園でカボチャの収穫作業をした時、蘇家屯民主派出所の警官らに強制連行された。滕さんは「法輪功を学ぶことは罪ではない」と主張し、滕さんの妻は泣きながら懇願したにもかかわらず、警官らは70歳のやせ細った滕さんの顔を殴り、手錠と足かせをつけて、「今回は、罪の上に罪を重ねるぞ」と言って連行した。

 2、四川省彭州市の陳桂芬さん(80) 暴力的に連行される

 彭州市繁江路派出所の警官6人が2020年8月14日午前10時、学習者・陳桂芬さんの借家に押し入り、家宅捜索を行った。陳さんが『轉法輪』を握りしめていたところ、4人の警官が80歳の陳さんの手足を絞めつけ、パトカーに引きずり込んだ。午後6時に陳さんは解放されたが、半月後、両手のあざが未だに消えていなかった。

 3、教師を退職した雷正夏さん(74)夫婦 西安で連行され、殴られる

 重慶市の教師を退職した雷正夏さんと妻の李さんは2020年9月4日、陝西省西安市の娘宅で孫の面倒を見ていたところ、突然侵入してきた開元路派出所の警官らに連行され、ひどく殴られた。雷さんは35時間不当に拘束され、妻は8時間拘束された。

 開元路派出所に連行された雷さん夫婦は、尋問室に閉じ込められた。雷さんは指紋の押印を強制されて、拒否したため、警官は雷さんに手錠をかけ、壁に押しつけ、拳で雷さんの胸を打ったり、掌で雷さんの首を叩いたりして傷つけ、さらに髪を掴んで雷さんの頭を強く壁にぶつけた。

'酷刑演示:揪头发撞墙'

拷問の再現:髪を掴んで頭を壁にぶつける

 4、遼寧省瀋陽市蘇家屯の警官が高齢学習者・耿露清さんを殴る

 遼寧省瀋陽市蘇家屯国保の警官らが、2020年4月23日、高齢の学習者・耿露清さんに対して暴力を振るった。特に若者の夏警官は、耿さんを鉄の椅子に手錠をかけ、平手打ちを加え、鉄の椅子を猛烈に蹴ったため、耿さんの手首を負傷させ、両足が打撲して腫れ上がった。また、耿さんは耳のつけねが痛み、頭が鳴り響いたような感覚をもたらし、嘔吐、痙攣を起こした。

'中共迫害法轮功学员的刑具:铁椅子'

拷問に使われる鉄の椅子

 5、河北省唐山市古冶区の警官が学習者・耿彩霞さんの子供を殴る

 2020年1月22日夜、唐山市の学習者・耿彩霞さんは子供を連れて、小寨村に行き「法輪大法は素晴らしい」のステッカーを貼り付けたため、派出所の警官らに連行され、子供も暴行を受けた。

 警官は子どもを一人で連れ出し、4、5回平手打ちをし、電気棒で足、膝、腰を殴ったため、子供は腰が真っ直ぐにできなくなり、足を引きずって歩いた。

 (続く)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2020/12/26/416854.html)
 
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