米大統領選を通じて 自分の大法修煉に対する理解を再認識
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文/米国の大法弟子  

 【明慧日本2021年1月19日】師父の『轉法輪』から分かったように、私たちは集団的関係の中で私心や執着心が生じたために常人社会に堕ち、元の次元に早く戻るには複雑な集団的社会環境が欠かせません。今日の米国は全世界にそのような機会を提供しました。

 米大統領選を機に、社会全体が一つの目に見えない力に攪拌され、人々の心が騒がしくなり、社会最下層の人々も巻き込まれました。穏やかで公平で平和に見えていた社会環境はこの2カ月で突然、沈んでいた滓(かす)の浮き上がりによって二極化され、間に無数の中間層が出現し、社会の人々の誰もが位置づけられ、選別されていく過程に置かれました。

 米大統領選は、もっとも原始的な砂金を採る動きのようなもので、篩(ふるい)が激しく揺すられる中、流水に流されず最終的に残るのは高密度の金鉱石です。今日、世界の衆生は何度も篩にかけられており、残されるのは金で、洗い流されていくのは淘汰されるべき砂です。篩にかけられた金も砂も居心地は良くないでしょう。しかし、このプロセスがなければ、どのようにしてそれらを分けることができるでしょうか? 人間社会は人々が良い生活を享受するために存在しているのではなく、人々が自らを清め、昇華していくために提供された機会であり、人々に自分が金であるかどうかを示す絶好の機会なのです。

 米国の大統領選挙は、修煉者の一部を含む多くの人の心を捕らえたとともに、修煉者に自分の欠点を見出す過程を提供しました。

 周知のように、グラファイトとダイヤモンドはどちらも炭素によって構成されている同素体ですが、それぞれのミクロ世界の原子の配列順序が違うため、私たちの空間に現れる性質も大きく異なってきました。グラファイトはとても柔らかいのですが、ダイヤモンドは最も硬いのです。しかし、グラファイトがダイヤモンドに変身しようとすれば、2000℃以上の高温と5万5000気圧以上の圧力の下で、原子の配列順序の改変という苦痛が伴うプロセスを経なければなりません。なぜならば、物質の性質を変えるには高温と高圧が必須だからです。

 同様に、人間社会の高温高圧の環境も修煉者に心性を鍛錬する機会を提供しました。多くの修煉者は平常の、のんびりした時期では見えなかった自分の執着心を見つけ、高温高圧下では自らを振り返り、佛法に対する信念を堅持し、より力強く自分自身を変えて向上し、佛法をより堅く信じる新たな次元に達しました。こうしてみれば、米大統領選は修煉者に自分自身を向上させる最良の機会を提供したのではありませんか? この種の機会は決して、世間を離れて修行している人や、社会活動に参加せず、佛法を実践することができない人が遭遇できるものではありません。

 大法の修煉者として、私はずっと静かにこの一切の出来事を感じていて、修煉の本質を体得し、佛法の玄妙さを実感し、大法が世間の人々を救い済度している奇跡を目の当たりにしています。私たちは現実から離れてはならず、現実に迷い込んでもいけません。邪悪の悪行を座視してはならず、問題自体に迷わされてもいけません。旧習やしきたりに囚われず、いかにして法を実証し、いかにして世人に中共邪党や共産主義の邪悪な性質を認識してもらうかと同時に、人々の善の念をかきたてて良知を呼び戻し、最終的に大法に賛同し救われるようにさせることができるかは終始、私が問題を考えるときの主線です。

 ここまで考えると、私の心は落ち着いて、大法に対する信念で満たされました。最近、師父の「大法は素晴らしい」という詩がずっと心に響き渡っています。「法輪大法は素晴らしい 大穹は法光が照らす 正法の洪勢が過ぎて 方知る無限の妙 法輪大法は素晴らしい 漸く世人の道に入る 衆生は急ぐ切莫 神佛は已に笑っている」[1]

 注:
 [1] 李洪志師父の詩:『洪吟二』「法輪大法は素晴らしい」

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/1/12/418483.html)
 
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