米国務長官、中共の統一戦線幹部と香港当局者を制裁対象
■ 印刷版
 

 【明慧日本2021年1月27日】米国国務院は1月15日、中国共産党(以下、中共)の違法行為に対して中共統一戦線の幹部と、香港警察当局者ら 6人に対して制裁を実施するとの声明を発表した。

 ポンペオ国務長官は声明で「米国は大統領令第13936号『香港正常化行政命令について』により、「香港国家安全維持法」(国安法)の実施にかかわる中共と香港の当局者6人を制裁の対象に指定します」と述べた。

 香港当局は1月6日、50数人の民主を支持する政治家と活動家を逮捕した。これらの人は香港立法会が公平で、公開する予備選挙を推進しようとしただけだった。逮捕された人の中には香港前立法会の議員13人、米国弁護士の1人と元法学教授1人がいた。彼らはその後、保釈された。

 声明は「香港当局のこの行動は、香港の自由と民主的な過程が中共に根本的に破壊された、1つのはっきりとした事例です」と述べた。

 国務省は国安法の実施に参与した6人に対して制裁を加えた。彼らは中央香港マカオ工作指導グループ副組長・中共中央委員会事務局書記・中央統一戦線工作部部長の尤権、駐港国安公署(中央人民政府駐香港特別行政区国家安全維持公署)副署長の孫青野、第13期全国人民代表大会常務委員の譚耀宗、香港警務処国家保安部所長の蔡展鵬、香港警務処副署長の簡启恩と江学礼である。

 ポンペオ氏は声明で「米国は中国と香港当局が直ちにこれらの逮捕された人(訳注:民主化を支持する政治家と活動家)を釈放するよう呼びかけます。彼らはただ『基本法』と『英中共同声明』に与えられた彼らの権利を使っただけです。直ちに彼らに対する告訴を取り消すよう呼びかけます」と述べた。

 ポンペオ氏は「私達は、中共が香港の自由と民主的な過程を破壊することを厳しく非難します。そして、利用できる全ての手段を使って責任を追及します」と話した。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2021/1/16/418640.html)
 
関連文章