中共の裁判官が雷に打たれて死亡したことについて
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文/沁雲

 【明慧日本2021年1月29日】中国の民間では、人として有るまじき残忍な行いをした人には天罰が下ることの比喩として、「雷に打たれて死ぬ」がよく使われる。清朝の『夢厂雑著』には、不孝者が雷に打たれて命を落としたストーリーが多く記されている。

 蘭渓(地名)のある富豪夫人の40歳の誕生日の祝宴に際し、近隣の人々はは豊富な贈答品を持参し集まった。席上、白髪だらけで襤褸(ぼろ)を纏った老婦人が右手で杖を突き、左手で川エビが入っている竹かごを提げて現れ、夫人にこう言った。「不幸にもあなたのお父さんは早世し、遠く離れて住む私だけを残した。今日はあなたの誕生日なのに、贈るものは何もない。今朝、村外の川でエビを釣ってきたので、誕生祝のご馳走の一品でもと思って持ってきました」というと、夫人は激怒し「この死に損ない! お父さんが死んですでに何年も経つのに、あなたは付き添って下界に行かず、この世に留まって乞食になり、私に恥をかかせやがって!」と罵りながら、竹かごを地面に投げつけた。生きたエビが地面に散らばり、飛び跳ねていた。老婦人は言葉を失い頭を下げて嗚咽するばかりだった。ショックを受けた来客には説得する人もいれば、空に向かってため息をつく人もいて、無言のままテーブルを後にする人もいた。誕生日の宴が台無しになったのを見て、夫人はさらに激しく罵った。すると突然、正午の晴れ晴れとした空から雷の音がした後、黒雲が厚く垂れ込め土砂降りの大雨となった。大きな雷鳴が急に轟いてきたため、耳を塞ぐ間もなかった。夫人は迫りくる大きな災難に気付かず、罵声を浴びせ続けた。罵声と雷鳴が混ざる中、ある大きな雷が響き渡るとともに、夫人は突然跪き、雷の一撃で死んでしまった!

 中華民族は親孝行の理念を特に重視し、「百の善行は親孝行が一番」(清朝の『囲炉夜話』)としているため、親不孝なこの夫人は雷に打たれてろくな死に方をしなかった。

 今日、中共の裁判所関連組織の中にも、佛法修煉者を迫害するという極悪非道な行為に加担したことで天罰を受け、雷に打たれて死んだ人たちもいる。

 2010年、遼寧省瀋陽市瀋北新区裁判所の裁判官であり、康平県裁判所の元副院長である陳景強と、康平県刑事裁判所裁判長の范斌は、私利私欲のために法を曲げ、康平県の法輪功学習者(以下、学習者)に不当な判決を下したことで悪報を受けた。范斌は暴力団から賄賂を受け取った疑いで刑事施設に収監され、元裁判長が囚人になった。陳景強はたまたま交通事故で入院し収賄罪での起訴から免れ、人脈を駆使した結果、懲役3年執行猶予3年の判決を受け、公職を追放された。陳景強は人間社会の法律による裁きを逃れたが、天罰からは逃れられなかった。2014年8月15日の午前5時頃、陳景強は釣りに行く途中で雷に打たれて死に、48歳だった。

 2002年、黒龍江省伊春市金山屯区裁判所の張海涛裁判官は、21人の学習者に不当判決を言い渡した。そのうち、10年の刑期を宣告された秦月明さんはジャムス刑務所で迫害されて亡くなり、付桂春さんと李長生さんは獄中で迫害されて病気になり、釈放された後に世を去った。2009年6月18日、張海涛らは西林拘置所で密かに学習者の包永勝さんに11年、張培訓さんに9年、そして栗崇富さんに8年の重い不当判決を宣告した。当日、雷が閃光を放ち、空では唸るような音が響き渡り、雷鳴を伴った激しい嵐は金山屯公安局の数百平方メートル大の屋根全体と、裁判所の屋根の一角を撥ね飛ばした。これは天からの警告であった! しかし、張氏らは踏み止まらなかった。2010年、張氏は学習者の汪志謙さん、聶淑梅さん、国慶安さん、顔廷英さんにそれぞれ12年、10年、7年、3年の不当な懲役を言い渡し、2014年に学習者の劉仕全さんに4年、曹玲鳳さんに2年の不当な懲役を言い渡した。2015年1月11日正午、知人と食事をしに車で出かけた張海涛は、車内で話している途中に無言になり、心筋梗塞で急死した。

 明慧ネットでは、中国共産党(以下、中共)の裁判所関連の人員が学習者への迫害に加担し、悪報を受けた事例は頻繁に報道されていた。雷に打たれて死亡した者もいれば、心筋梗塞で急死した者、重病を患った者や半身不随になった者、判決を言い渡された者、そして解任された者などの事例もある(明慧ネットの「法輪功を迫害し、70人の中国共産党の裁判所長が悪報を受けた」のシリーズ報道を参照)。本当に死んだ者や病気になった者、不具になった者、投獄された者は様々で、自らの悪行が家族にまで影響を及ぼした者もいて、人々を震え上がらせるほどのひどい仕打ちを受けた。

 江西省南昌市青雲譜裁判所副裁判長の陳水根は、学習者の陳向陽さんに11年、張淑君さんに10年の不当判決を下して1カ月も経たないうち、別の裁判審議中の休憩時間に脳幹出血で頓死し、50歳だった。湖南省平江県裁判所長の唐成基は、学習者の江鮮艶さんの6万元の貯金の没収に同意し署名した後、心筋梗塞のため42歳で急死した。

 黒龍江省鶏東県裁判所長の高尚会は、学習者が迫害されている事実を知りつつ、強制的に不当判決を下し、惨烈な交通事故に遭った。乗っていた乗用車は対向車である過積載トラックに押し潰され、同乗した彼の妻と運転手も命を失った。

 法輪功の迫害に積極的に参加し、多くの悪行を行った新疆石河子市農八師中級裁判所の責任者・王飛は2007年9月8日、八師病院を受診した際に末期の肝がんが発見され、9月10日に入院し、13日に死亡し、14日に出棺された。

 湖北省咸寧市中級裁判所の副県級判事で、同市中級裁判所執行局の副局長であった舒平華は、他人から100万元以上の金品を不法に受け取ったとして懲役11年の実刑判決を受けた。四川省南充市中級裁判所の元副裁判長であった伏蜀培は懲役7年の実刑判決を言い渡された。

 なぜ、このような惨烈な悪報に遭うことになったのか? アメリカのある著名な学者はかつてこう言った。「国や社会にとって、どんな人が悪人になっても構わないが、三つの部類の人だけは悪人になってはならない。彼らが悪くなれば社会は乱れてしまうからだ。彼らとは、教師、医者、裁判官である。裁判官が悪くなれば、社会は公平・公正を失い、法治国家としての秩序を失ってしまう。裁判官の職業は神聖で重要であり、威厳があり貴いものである。20世紀のアメリカの法学者ロナルド・ドルキンは、「裁判官は(法律)帝国の王侯である」と述べている。

 しかし、中国では、裁判官にはそのような神聖さと威厳が見当たらない。特に中共が発動した法輪功への迫害という荒唐無稽な物狂おしいキャンペーンの中で、法制度に最も欠けているのは、司法の公正さと独立性である。裁判官が司法の公正さと独立性を実現させることできれば、中共の迫害は持たなくなるだろう。従って、裁判官が私利私欲のために法を曲げ、法を破り、学習者に不当な判決を下し、法的手段を用いて善良で無実な遵法市民を迫害するといったことがもたらした破壊作用および弊害は、裁判官という神聖な職業を冒涜し、法の尊厳を失わせ、国民の法への信頼を失わせただけでなく、佛法修煉をも深刻に蝕み傷つけ、許し難い重罪を生み出した。

 甘粛省会寧県裁判所の女性裁判官であった妥玉英は、学習者を迫害して間もなく癌を患い、苦痛の中で死亡した。死ぬ間際、彼女は家族や友人に、自分の大法に対して犯した罪が今回の悪報につながったと、残り僅かな良知を持って告白した。

 学習者はまさに、このような悪報に遭う悲劇が起こることがないように、危険を冒しながら真相を伝えてきた。表面上は、彼らは病気や偶発事故、または金銭に絡む犯罪で悪報に遭ったが、実際は何れも大法を破壊し、学習者を迫害したことが原因であった。どんなに権威ある地位にあっても、悪報は必ず影のように追っかけてくるのだ!

 中共はなぜ、「先進的」事績の放送を中止したのか?

 海南省海口市裁判官の陳援朝は1999年11月12日、海口市の法廷で4人の学習者に懲役2年から12年の不当判決を言い渡した。これは中国で暴かれた学習者に対し行われた違法裁判の最初の事例である。このために、陳援朝は悪報に遭った。2年後、陳援朝は肺に「影」が見つかり、2002年3月18日のCT検査で肺がんと診断された。

 中央政治法制委員会書記の羅幹は大いに「褒賞」を与え、陳援朝が死の床に就いて動けなくなった時に、彼が中国初の法輪功案件を審理した「先進的事績」を積極的に宣伝し、「先進的事績」に関する発表会を開催するよう指示した。しかし、邪党の邪悪な力を発揮し、欺瞞を最後まで貫くという羅幹の誓いは、陳援朝の運命を贖うどころか、彼の罪深い業を増大させ、彼の死を加速させた。

 2003年9月2日、肺がんと診断されて間もなく、まだ壮年であった陳援朝は52歳の若さで、中共から授けられた早死の促しである栄誉と「先進的」称号を手にして地獄へ堕ちた。

 邪党信者の羅幹によって決定された陳援朝の「先進的事績」がテレビで放送された後、法輪功案件を審理している一部の裁判官は病気休暇を取り、一部は転勤を申し出た。情報が速やかにテレビ局に伝えられ、指導層は逆効果を招くことを恐れて直ちに放送中止を決定したという。

 中共のために命懸けで働くことをやめる理由

 中共の邪悪な性質と極悪非道な犯罪行為は、それが天によって滅ぼされる結末を迎えることを決定づけていた。中華民族の子孫である我々は、自らを助けなければならない。中共のせいで悪報に遭い、命を落として地獄に堕ちた後も中共の罪を償い続け、その数々の罪のスケープゴートになった陳援朝らのようになってはならない。中共という「死亡列車」から飛び降り、中共の一切の邪悪組織から脱退し、徹底的に中共を振り切ることが、今日の中国人の唯一の活路である。すべての中国人が中共の組織から脱退し、その獣の印を消し、より良い明るい未来を迎えることができるよう願っている。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2019/3/30/384542.html)
 
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