善悪の決戦 使命を果たす(上)
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文/夏祷

 【明慧日本2021年1月30日】

 

 1871年、パリ・コミューンによって、パリの多くの優美な芸術文物は破壊された。この運動は現代の共産主義の最初の暴動でした。その後、ヨーロッパで、共産主義は各伝統的な勢力に抑えられて、1971年の10月革命に初めてロシアで立場を築き、また徐々に拡大して、最後には世界の三分の一の人々をコントロールしていた。

 その後、自由世界と共産主義の陣営は対立していた。第二次世界大戦の後、冷戦は半世紀に亘って続いた。しかし表面上、この二つの陣営が互いに力を競い合っていたが、実は前世紀の60年代から、左翼は自由世界へ浸透し、マルクス主義は文化上ですべての自由世界を占領しました。マルクス主義は、教育を通して知らず知らずの内に若者を洗脳し、反社会風潮を煽動し、宗教や、道徳を逸脱し、社会の秩序を崩壊した。

 全世界が文化的マルクス主義に密かに蚕食されたあと、共産中国は世界の舞台に上がり、世界の第二経済体系になり、利益や権力、及び色欲を利用して自由世界を買収した。そもそも犬猿の仲である二つの体系は利益共同体になった。2020年、中共ウイルスが世紀大疫病を引き起こし、世の人々は初めて気づき、中国共産党(以下、中共)に抵抗する巨大な潮流を再び起こした。

 赤い中国は、ウイルスを拡散して人類を滅ぼす罪を通して、世の人々を驚かせた。実は人類を滅ぼすことは共産主義の最終目的である。私たちが、本日見たことは、赤い中国がこの最終的な目的を徹底的に、自殺式として実施することである。

 2020庚子(かのえね)年は、人類と共産主義の百年の力競べの最後の対決となる。

 1、マルクス「資本論」と「共産主義宣言」は全てゴミであり、すべてゴミの本です。

 1917年第一次世界大戦の時、ボリシェヴィキはロシアが乱れた状況に乗じて10月革命を起こした。神聖ローマ帝国の継承者であるロシアが、無神論者の手中に入ってしまった。その後、ソ連共産党は国の資源を利用して、大量の異なる言語の「共産主義宣言」を発行して、全世界に広げた。

 これ以前は、マルクスの「共産主義宣言」はドイツ、米国、トルコで禁書と見なされ、見つかれば、燃やされ、禁じらた。1848年、革命の火は全ヨーロッパで燃やし尽くされ、共産党員は犯罪者として拘禁された。マルクス、エンゲルスはフランス、ベルギー、ドイツなどの国から国外追放された。

 「共産主義宣言」の冒頭には「一つの幽霊がヨーロッパを徘徊している。すなわち共産主義の幽霊である。古いヨーロッパのあらゆる権力は、この幽霊を退治するために、神聖同盟を結んでいる。ローマ法皇、ツァール、メッテルニヒ、ギゾウ、フランスの急進党、ドイツの探偵」

 つまり、ソ連共産党がロシアを占領して、最初の共産極権専制制度を打ち建てる前に、共産主義者は伝統勢力に追い出され、拘禁され、毒蛇猛獣のようにみなされていた。

 「共産主義宣言」の結語は「共産党は、その主義政権を隠蔽することを恥とする。彼らは公然として宣言する。彼らの目的は、一切従来の社会組織を強力的に打ち砕くことによってのみ達せられる。支配階級を行い共産主義革命の前に、賃金労働者は、自分の鎖より他には矢吹も何も持たない。そして彼らは、獲得すべき全世界を持っている」

 この煽動的な、人を惑わす語源によって、10月革命の後、共産主義は一歩一歩進み二十世紀の人類に影響した最大の仮説と行動綱領(こうりょう)の一つです。旧世界を打ち砕く目的を実現し、そして最強の時期、世界の三分の一の人々の運命をコントロールできた。

 「共産主義宣言」の根源を知るためには、マルクス本人についてしっかり知るべきである。彼は19歳の時、敬虔なキリスト教徒からサターンの追随者に変貌した。彼の作品の中に、地獄、サターン、復讐、人類を呪うなどの文字が氾濫している。彼の100作の作品の中で、13作だけ発表し、その他の作品は、モスクワのマルクス研究所に収蔵されていて、発表する勇気のある人は誰もいない。

 マルクスの父はマルクスへの手紙の中で「あなたの心が純朴で、人間の心として鼓動し、悪魔に転化されないことしか、私を幸せにできない」と綴ってある。マルクスの父への返信には「私は脱皮した。聖なる主が私の体を離れ、新たな主が宿った。私は真の凶暴に占有された。私はこの凶暴な魂を鎮めることができない」と書いてある。

 悪魔に取り憑かれたマルクスが「共産主義宣言」を書いた過程には、秘密が隠されている。この歴史がしっかり分かれば、私たちは人類を騙している「共産主義」の仮面を取り除くことができる。

 1847年5月、共産主義者同盟(元の「正義者同盟」)はフランスで会議を開催し、ヨーロッパの革命を画策した。そして6月にロンドンで開かれた大会で、マルクス、エンゲルスは「共産主義宣言」を起草し、革命に理論的かつ実践の綱領を提供した。 [1]

 共産主義者同盟はサターンとルシファーを信仰する秘密組織「イルミナティ」の外延組織である。1770年、ドイツのバイエルン州で、神を裏切った教会法教授アダム・ヴァイスハウプト(Adam Weishaupt)は世界革命が実現できる「核心計画」に着手し、サターンが世界をコントロールできるように計画した。

 1776年5月1日「核心計画」を完成して、ヴァイスハウプトは啓示されとして「イルミナティ」という組織を立ち上げて、サターンが光明を導く啓蒙(けいもう)者として信仰していた。その後イルミナティは密かに発展して、世界各地で分岐機構を立ち上げて、さらに多くの外延組織に浸透した。例えば、フリーメイソン、ジャコバン派、正義者同盟などである。

 1848年1月、ヨーロッパ革命が起こり、イタリア、フランス、ドイツ、ハンガリーなどの国に蔓延して、ヨーロッパは大いに激動していた。2月、共産主義者同盟の推し進めの下で「共産主義宣言」が完成し、ロンドンで出版して、共産主義者同盟が引き起こしたヨーロッパ革命に間に合った。

 「共産主義宣言」は「契約」に基づいて出てきた。その理念はマルクスからではなく、ヴァイスハウプトがイルミナティのために書いた「核心計画」に基づいて出て来たのである。「共産主義宣言」の主な主張は「人類の数千年の文明自体が間違っている。それが、人類の不幸の根本的な原因で、消滅すべきである。すべての政府を排除する、すべての宗教信仰を排除する、私有財産を廃除する、愛国主義を排除する、家庭、婚姻、及び家庭と関わる道徳、倫理を排除する、既存の社会秩序を破壊し、一つの世界政府を立ち上げて、すべての国と民族を取り替える」としました。

 つまり、共産主義はそもそもマルクスによって出て来たものではなく、すべてを破壊するサターンの意志に従うイルミナティから出て来たものである。もっと正確に言えば、サターンの意志から出てきた。起草者マルクスはサターンに金で買収されたのである。

 マルクスが年をとった時「私が書いた『資本論』と『共産主義宣言』はすべてゴミであり、ゴミの本です。実は私は『共産主義宣言』の冒頭に、人類にはっきり伝えました。共産党の幽霊がヨーロッパを徘徊していると書いています。幽霊とは何か? 幽霊は私の身に憑いたサターン悪魔です」 [2]と悲しんで話した。

 老衰したマルクスは『共産主義宣言』はゴミの本と称しました。不幸なのは、このゴミの本は、その後一部の人に対して「聖書」に取って代わるものとなり、自分が死んでも持っていくものになりました。

 この本がプロレタリアートへの惑わしに対して、一つの物語を通してはっきりと説明できる。第一次世界大戦の前、ババリアのコーブルクに、肺病で死んだ鉱夫は「聖書」と一緒に埋葬するように言っていた。有名な国際政治学者ハンス・モーゲンソウ(Hans Morgenthau)の思い出により、彼は医者である父親ついて鉱区に病人を診察に行った時、一部の鉱夫は死ぬ前に「共産主義宣言」と一緒に埋葬してほしいと言っていた。 [3]

 1932年、米国、イギリスの共産党は格安バージョンの「共産主義宣言」を出版した。その本を数万冊印刷した。当時、英語の書籍の印刷量が一番多い本の一つでした。第二次世界大戦の後「共産主義宣言」は学校の科目に入り、無意識のうちに現代人の心に侵入し、現代人の意識を変えている。しかし、二十世紀末、共産陣営が崩壊した後、前共産国家が捨てた共産主義は社会主義の服を着て、人類を堕落させるように新しい計画を起動した。 [4]

 2、ロシアと中華文明の古い国

 二十世紀の初期、最初の共産主義の極権専制国家が、ロシアの広大な北部の土地、旧ソビエト連邦に現れた。この国は、いろいろな手段や武力で周辺の国々に侵略し、拡大していき、1921年に中国に浸透した。

 中国には5千年の歴史があり、世界で唯一の文明が継続している古い国で、人類の精神の故郷である。この古い土地に、ソ連は中共を扶植して拡大させた。1945年、第二次世界大戦の最後の時期、数百万人のソ連軍が中国東北を侵略し、日本軍を撃滅した。そして獲得した大量の軍備を林彪(りんぴょう)の第四野戦軍(中共の軍隊)に渡した。4年後、つまり1949年、第四野戦軍はソ連の工兵が建てた満洲鉄道に乗って、日本軍から獲得した優れた武器を持って、山海関を通って、中国中原に行き、中華民国国民と戦った。当時の国民軍は4年間の中日戦争で、自分の資源や力をすでに使い切ったので、第四野戦軍との戦いに失敗した。

 1949年に偽中華人民共和国が成立した。中華文明古国はソ連の傀儡(かいらい)国家になった。古国の5億4千万人(当時の数)は共産党の美味しい肉になり、山河が変質した。

 共産党は 正教会を信仰していたロシアを占領した後、中華文明帝国も占領した。中国で、マルクス、エンゲルス、レーニン、毛沢東の思想以外、すべての思想書籍は「四旧」(旧思想、旧文化、旧風俗、旧習慣)とみなして禁じられ、伝統文化は根まで掘り出し、天を敬い、地を敬う中華民族を惑わし、唯物主義、無神論者に仕立てて洗脳した。

 赤い中国は世界の舞台に上がって、さらに大きな野心が現れた。現在、中共政府は単純に旧ソ連の継承者だけでなく、すでに共産陣営の主役になり、世界を狙っている。共産主義の鎌と槌はすでに全人類の上に挙げている。赤い中国は、イルミナティの「核心計画」にとって、人類文明を滅ぼす最新の道具になった。

 3、ミハイル・ゴルバチョフ「私たちは共産党から迫害を受けた人民と国家に謝ります」

 1949年10月1日、天安門広場で初めて血旗(血に染まった旗と言っている)を掲げた。中共は共産国際の一つの分枝なので、その党旗にソビエトの印「鎌と槌」がある。もっと正確に言えば、共産党の本源はイルミナティであり、鎌と槌はイルミナティの支部「フリーメイソン」から来たものである。西洋文化の中に、鎌は人の命を収穫する死神を象徴している。

 嫌疑を避けるため、偽人民共和国の血旗上に、鎌と槌は党を象徴する一番大きい星のマークに代表された。この旗は人の血で染まったので、掲げると、マイナスのエネルギーを拡散する不吉な兆しの現れである。

 偽人民共和国を立ち上げた初日、印刷した国家の版図から外蒙古(がいもうこ)を切り捨てた。これは「新中国」からの、ソ連のお兄ちゃんへのプレゼントだった。この偽「新中国」の初日から、私たちの国は飽満の秋海棠(しょうかいどう:植物)の形から凸凹の鶏の形に変えた。

 人の血で祭祀(さいし)した血旗を徐々に掲げ、その時から、数億の中国人はサターンに祭祀するための祭壇上の生贄(いけにえ)になった。70年間で、8千万人が殺害され、14億の人の魂が拉致され、数百万人以上の臓器が生きたまま摘出された。いわゆる「崛起(くっき)した」現在、中国はすでに全世界で自殺者数が一番高い国になり、自殺死亡数は世界第一位になり、毎年の自殺者は30万人に達し、自殺率は世界の平均値より50%上がっている。 [5]

  1991年のクリスマス、ゴルバチョフとエリツィンはクレムリン宮殿で「ソ連共産党の解体宣言」を発表した。

 「世界各地に、共産党が現れると、内戦、飢饉、恐怖も現れ、そして、焼き殺し、強奪、暴動、国を奪い取り、権力を奪い取る、屍山血河(しざんけつが:死体の山)も現れる。私たちはクレムリン宮殿で心を込めて共産党の迫害を受けた全世界の人民と国に謝ります」

 クレムリン宮殿が最も謝る対象は、恐らく70年間の鉄幕の背後に、共産党の迫害により、集団的に記憶を失い、深刻なストックホルム症候群に罹り、2秒に1人が自殺するという文明の古国—中国です。

 4、マルクス「私たちの番になる時…」

 1849年、マルクスが編集していた「新ライン新聞」は禁じられた。新聞の最後の社説論に、マルクスは「私たちは慈悲がないので、あなた達に慈悲を求めません。私たちの番になる時、私たちは、恐怖のために如何なる口実を探すこともしません」と書いている。

 この論調は「共産主義宣言」の最後の「共産党は、その主義政権を隠蔽することを恥とする。彼らは公然として宣言する。彼らの目的は、一切従来の社会組織を強力的に覆すことによってのみ達せられる」 [6]と一緒に並べて見ると、最初から最後まで、共産主義の目的は「古い世界を滅ぼすこと」である。その目標と手段は非常に明確で、少しも保留せず、完全に暴力と虚言と恐怖です。

 「私たちの番になる時、私たちは、恐怖のために如何なる口実を探すこともしません」、共産党がコントロールしている所に、農奴、紅衛兵、貧しい人、貧農、普通の労働者は、すべてこの時刻を与えられました。彼らは共産党の煽動の下で、極めて残酷に変わりました。共産党に対して「私たちの番になる時」それは統治者を取り替えて、統治の座に座り、全人類、奴隷をコントロールする時です。この時、共産党は絶対強力で、その統治の座の下に屍山血河となりました。つまり、サターンは神や人類に復讐される時です。

 過去100年に、共産主義の国で1億5千万人を殺したことは以上の話が証拠である。共産主義の目的は、旧世界のすべての秩序を滅ぼすことである。すべての伝統のものは彼らが滅ぼす対象だった。半世紀を過ぎて、共産党は徐々にイルミナティの「核心計画」を実現し、人類の文明で立ち上げた秩序を覆し、宗教や多くの既存の政府も腐敗させ、人類が頼って生きる基礎がボロボロになるまで滅ぼした。

 しかし、共産政権は自分がコントロールするだけで自分の目標を実施することではない。60年代から、文化マルクス主義はすでにいろいろな現代主義の風潮に偽装して、入念な計画を経て、各国に浸透して、全世界にわって人類の文化と秩序を覆している。実は現在、すでに人類の道徳と信仰を打ち砕いてしまった。

 共産主義であろうが、イルミナティであろうが、その根本的な目的は、すべての神聖なものを人類の魂から取り除き、完全に人類をコントロールすることに達することである。サターンは神が創造した人類を潰して、自分の基準の新たな人類を作ります。この神が創造した完璧な人類にサターンは嫉妬し、憎しみと羨望の生命です。

 マルクス主義は、単純に政治体系だけでなく、複雑な文化哲学の社会体系であり、人類の生活各方面に影響を与えている。19世紀の後半に極力に共産主義を止める旧世界はすでにバラバラになり、新しい世界が知らず知らずのうちに旧世界を取り替えた。そして私たちは、共産党がサターンの意識に従って作られた新世界に移された。

 21世紀に入ると、文化マルクス主義はすでに裏で全面的に世界を主宰している。このサターンがもたらした文化は伝統文化や、数千年来人類の文化によって育てた「人」と相いれない、反人類です。伝統文化によって生成した人類の美徳と美質に反対し、人の魂を堕落させている。 [7]

 マルクスの墓碑に「哲学者は異なる方式でこの世界を解釈するだけだ、大事なのはこの世界を変えることだ」と刻んである。人類はマルクスが宣伝した「一切従来の社会組織を強力的に覆すことによってのみ達せられる」を過剰評価したように、墓碑にあった。「この世界を変えること」にも軽蔑しました。サターンの召使として、100年来、共産党員は熱狂的に、徹底的にサターンの意志を貫き、一刻も止まったことがありません。

 60年代から今日まで、すでに半世紀以上に亘って、人類の改変はここまで徹底していて、現代の人間の行動基準は、自分に対して、世界に対しての認識は以前の人類と比べて、恐らく人類の変種といっても過言ではないでしょう。

 「人類は、地上の権力者としてのサターンの怒りと、滅ぼしの欲望を過剰評価しました。サターンの召使はサターンの意志を徹底的に実行する忍耐力と粘り強い実行力を過剰評価しました。この忍耐力と粘り強い実行力で、人類を滅ぼす欲望の下で、人類は自分の永遠の生命を失う」と言っても過言ではありません。

 5、マルクス主義の祛魅と偽装術

 共産陣営の全盛期の時、全世界の三分の一の人が共産主義の社会体系の中で生活していた。自由世界と共産極権力陣営は犬猿の仲のようで、地球はこの二つの陣営に分かれていた。

 過去100年間、自由世界と共産陣営の力比べは数回経てきました。1930年代から、米国にいる共産党のスパイはすでに政治文化界で活躍し、裏で米国の政界を支配し、中国への政策を緩めるようにさせ、最後には中華民国が共産主義に取られる結果となった。1949-1950年、共産主義の威嚇が強くなっていたため、米国の政策も変わった。マッカーシズムは強引な手段でアメリカの文化、科学、及び政治界の高層に浸透した共産党スパイを取り除き、現代の反共産主義運動を起こした。

 1980年代、旧ソ連のスパイ網に対して、ロナルド・レーガン大統領はたいへん驚き、旧ソ連に経済と政治の封鎖を行った。すでに経済危機に陥り、社会信用を崩壊させた旧ソ連の解体を促す役割を果たした。バルト海の三つの国がソ連から脱出したことに従って、共産主義の国も続々と解体し、骨牌のように次から次へと崩壊し、最後の骨牌「ソ連」も崩壊した。

 旧ソ連は、共産主義の最初の国として、積極的に共産主義を実践し、拡張している国として、マルクス主義の真相に最大な発言権がある。ミハイル・ゴルバチョフは旧ソ連共産党が崩壊する前に発表した「ソ連共産党解体宣言」の内容がある。

 「マルクス・レーニン主義、このとてつもない邪説は、70年の実験を経て、理論から実践まですべて徹底的に失敗しました。歴史の事実によって、マルクス主義は徹底的に人類を滅ぼす邪説であることを証明しました」(「ソ連共産党解体宣言」、1991年12月25日)この宣言の後、鐘が鳴り響き、旧ソ連の「鎌と槌」旗がクレムリン宮殿でゆっくりと降ろされた。死神を象徴する旗を、ロシアの各地ですべて降ろし、その代わりにロシアの国旗(三色旗)がゆっくりと上がり、死神を象徴する旗と共に、マルクスの銅像もすべて取り除かれた。 [8]

 共産政権が続々解体した後、共産党を取り除く風潮が流れ始め、多くの旧共産主義の国は共産主義の思想や、スローガン、旗も禁じ「共産主義除去法(lustration)」を成立し、共産党員の罪を処罰し、共産党の勢力を取り除いている。

(続き)

 注:
 [1] 1872年ドイツ語版「共産主義宣言」マルクス、エンゲルスの序言
 [2] 1976年ウォンブランド「マルクスとサタン」
 [3] Tearing Away the Veils:The Communist Manifesto” by Marshall Berman, introduction to the Communist Manifesto, Penguin, 2011。
 [4] 大紀元社説「悪魔が世界を統治している」:カーティス・バウワーズ(Curtis Bowers)氏のドキュメンタリー「アジェンダ:瓦解するアメリカ(Agenda:Grinding America Down)」と「アジェンダ2:詐欺師(Agenda 2:Masters of Deceit)」
 [5] 北京心理危機研究・干与(サポート)センター、フランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥングのデータ
 [6] 共産主義宣言「第四章」
 [7] 大紀元社説「悪魔が世界を統治している」
 [8] 2018年、マルクス生誕200周年、中国共産党はマルクスの出身地ドイツのトリールに「マルクスの銅像」を贈りました。5日後、この銅像は誰かに燃やされました。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2020/11/1/414522.html)