退職した刑務官 「法輪大法は素晴らしいと、とっくに分かっている」
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 【明慧日本2021年2月8日】(明慧オーストラリア記者の報道)2020年初頭、中国共産党(以下、中共)ウイルスが武漢で発生して以来、メルボルンに住む法輪功学習者の劉さんは、いち早く真相を伝える電話を中国国内にかけ始めました。「人々のパニック状態と無力感が感じられました。電話がつながると、私は『法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい』、この心からの九文字を教えたのですが、皆感激していました」と語りました。

 退職した刑務官は法輪功に感謝した

 2021年の初め、劉さんは電話で中国人に真相を伝える体験を語り、公安、検察、裁判所と司法部門の職員に、法輪功迫害の真相を分かっている人がたくさんいると感じたと述べました。

 ある時、劉さんは山東省某市の刑務官に電話をかけました。当時、その地域の疫病情勢が深刻化していました。「今そちらの情勢がかなり厳しいと伺いました。あなたの仕事は高リスクの職業ですね」と言うと、相手は自分はすでに退職したと答えました。

 続けて劉さんは「あなたの地域には水害も発生していますね。今年の穀物の収穫は不足する可能性があります。万が一に備え、早めに食糧を貯蔵した方が良いと思います」と勧めると、相手は「ありがとうございます。私は農村に住んでいるので、トウモロコシ、小麦、米、きびをたくさん貯蔵しています」と答えました。劉さんは「それは良かったですね。心からの九文字『法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい』を唱えることで、あなたご自身と家族が災難から守られます。武漢ウイルスにかかった後にそれを唱え、症状が奇跡的に治癒した武漢の人々がたくさんいたのです」と話しました。

 元刑務官は「ありがとうございます。実は以前から法輪功は素晴らしい、法輪功を修煉する人は皆良い人で、政府の弾圧が間違っていると分かっています」と答えました。

 劉さんはさらに「あなたはたくさんの真相が分かっていますね。それでは中共の党、共青団、少先隊の組織から脱退してください。私が手伝いますので、三退して平安無事を守りましょう」と促しました。元刑務官はそれに応じ、「今日の電話をとても嬉しく思います。今度あなたが帰国することがあれば、私の所にお越しください。お酒でも飲みましょう」と感謝しました。法輪功修煉者が酒を飲まないと聞き、「大丈夫です、お話だけでも結構です」と言いました。劉さんは元刑務官に感謝し、一家の安全と幸せを祝福しました。

 公安局長は法輪功迫害の真相が分かった

 電話をかける中で、劉さんは、中共の各レベルの官僚が法輪功学習者の話に賛同し、ある程度の真相を把握していることに気付きました。

 ある時、劉さんの電話に出たのは某市の宣伝部長でした。劉さんが法輪功迫害の真相を伝えると、相手は静かに聞いた後、「あなたもご存知のように、我が党も腐敗を撲滅しています」と弁解しました。劉さんは「それはただの政治闘争にすぎません。現在の中国では腐敗しない官僚がいないと言われています。数多くの高官は数百億、数千億の資産を海外に移し、家族や愛人、隠し子まで海外に移民しました。これで本当に腐敗撲滅と言えるのでしょうか?  中共はあなた達を利用して国内で法輪功を迫害していますが、将来に中共が滅ぼされ、過去を償う時に、その罪は迫害を実行したあなた達が負うことになるのではありませんか?  現在あなたは宣伝部長の地位に就かれていますが、そのあなたでさえ中共の情報統制の下で、知らない真実がたくさんあります。中共はあなたを宣伝の道具として利用しているだけです。法輪功への迫害をやめることこそ自分のためになり、良い未来につながります」と話すと、宣伝部長は賛同してくれました。

 また、ある時、東北某市の公安局長に電話をかけました。劉さんの話を聞いた後、公安局長は「我々は人々のために奉仕しています。我々もあなた達法輪功学習者を捕まえたくないのですが、なぜあなた達は政府の話を聞かないのですか?  政府が禁止することをやめればいいのに、なぜ政府に反対しているのですか?」と質問しました。

 それに対し、劉さんが「私たちは『真・善・忍』を修め、良い人になりたいのです。政府はどうして良い人になることを禁止するのですか?」と反論すると、公安局長は「あなたが法輪功を煉ることで、国にどんな貢献が出来ますか? あなた達の法輪功は社会にどんな貢献かありますか?」と問い詰めました。

 劉さんは自分の修煉体験を語りました。「法輪大法を修煉してから、私はいつでも人のことを優先に考え、真面目に働き、そして貴州省の山の奥に住む1人の貧しい子供を助け、小学校から高校を卒業するまでの学費を支援しました。しかし、法輪大法を修煉しているとの理由で、1銭の退職金ももらえませんでした。今は海外に来ていて、自力で商売をして生計を立てています」

 「社会貢献と言えば、法輪功は人々に「真・善・忍」に従い、より良い人になるように教え、社会の道徳を高め、社会の風潮を良い方向に変えました。大勢の人は修煉して病気が治り、心身ともに健康になり、国のために計り知れないほどの医療費を節約しました。これこそ最大の貢献です」と言いました。

 こうした事実を前にして、公安局長も返す言葉がありませんでした。しかし劉さんに「帰国して見てみてください。人々の生活はまずまずのレベルに達し、中国共産党は国をよくしましたよ」と勧めました。

 劉さんは「李克強総理は、中国では6億人の1カ月の収入が1000元を超えてないと発言しました。局長さんの生活はまずまずのレベルを遥かに超えたと思います。中共の社会安定維持費は軍事費よりも高い一方、納税者の生活は非常に苦しいのです。江沢民一族の海外貯金は数千億ドルに達しています。江の孫も海外で生活しているのに、あなた方はまだ国内で江沢民の命令に従い、法輪功への迫害を続けています。自分のためでなくても、子孫の将来のために考えるべきです。彼らの海外旅行や留学にも影響を及ぼしかねません」と言いました。

 「あなた方は局長ですが、多くの真実をご存知ありません。現在、世界は目覚めつつあり、各国が中共を包囲し始め、中共は常に滅びに直面しています。最善の選択は直ちに迫害を停止し、中共のすべての組織から脱退し、ご自身とご家族に素晴らしい未来を迎える道を残すことです」と勧めました。

 劉さんは、電話の相手が考えているのを感じました。一般に公安、検察、裁判所と司法部門の職員が電話に出ると、非常に慎重です。その公安局長は電話で三退を表明しませんでしたが、劉さんの電話は、彼の心を動かしたに違いありません。

 某市の官僚が「三退」した

 ある時、劉さんは山東省某市の官僚に電話をかけました。その人は最初に劉さんの真意を知り、とても礼儀正しい態度でした。劉さんは中共が政権に就いて以来、今まで数々のキャンペーンを引き起こし、中国人を殺害して来た歴史を語り、特に1999年からは20年以上も法輪功に対する迫害を続け、法輪功学習者への臓器狩りという非人道的な犯罪行為が神々の怒りを招くことになったと伝え、今回の中共ウイルスは中共を対象としたものだと話しました。

 劉さんが電話で25分ほど話していた間、相手はずっと黙って聞いていました。そして最後に相手は「どうしてそれほどたくさんご存知なのでしょうか?」と不思議に思い質問しました。劉さんは「海外では報道や言論が自由なのです。一方、中国にいるあなた達の目の前には情報を遮断する見えない壁が建てられています。中共が人々に真実を知らせないからです」と答えました。その官僚は劉さんの話に賛同しました。

 劉さんは、その人に心からの九文字「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい」を教えた上に、「三退」を促しました。最後にその官僚は、中共の党、共青団、少先隊を脱退し、何度も「ありがとうございました」と劉さんに感謝しました。

 
(中国語: http://www.minghui.org/mh/articles/2021/1/29/419150.html)
 
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