明慧法会|衆生が心にいるから弛まない
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文/内モンゴルの大法弟子

 【明慧日本2021年2月10日】

 尊敬する師父、こんにちは!

 同修の皆さん、こんにちは!

 私は2013年に修煉を始めました。以前、私は敬虔な信仰心を持っており、寺院に行くことも少なくなく、佛を拝むことも少なくなく、さらにお金を使うことも少なくありませんでしたが、私はどのように修めればいいのかまったくわからず、心性を高めるとはどういうことかわからず、どんどん体が悪くなっていきました。私が法輪大法を得たその時、「世の中にまだこんなに素晴らしい法があった!」と、感激して泣き、修煉を始めるのが遅かったと悔やみ、慈悲深い師父がこの後発の弟子を見落とさずにいてくださったことにとても感謝申し上げました。

 私は努力して、毎日『轉法輪』を二講以上学び、師父の他の説法も9回読みました。私は時間を惜しんで真相を伝え人を救い、修煉して以来、面と向かって真相を伝え続け、約3000人以上を三退させました。

 時間を惜しんで心を込めて人を救う

 私は毎日のスケジュールを厳しく立て、午前中に『轉法輪』を一講学び、正念を一度発し、それから外に真相を伝え人を救いに出て行きました。正午に子供を迎えに行って食事を作り、午後は師父の他の説法を学びました。私はどこへ行っても法輪功迫害の実態を伝えながら資料を配りました。はじめは、私の恐れる心が比較的重く、三退を勧めた人も少なく、人を見ても口を開こうとしませんでした。しかし私は「修煉を始めるのが遅く、古い弟子がすでに前を歩いており、怠けてはならず、追いつかなければならない」と思いました。

 私は真相を伝えに行く時はいつも、まず正念を発し、先々で人を救うことを妨害する邪悪要素を取り除きました。ほとんど毎日出掛け、風が吹き雨が降ってもめったに中止することがありませんでした。恐れる心が出てきた時、私は「真相を伝え衆生を救い済度することに旧勢力はあえて反対できません。肝心なのは、何かをするときの心構えにそれらに付け入る隙を与えないようにすることです」[1]、「特に中国大陸の大法弟子は、一人一人みな表に出て真相を伝え、あらゆるところに真相が伝わるようにし、人のいるところに漏れることなく真相を伝えるべきです」[2]という師父の法を暗唱しました。師父の法を思い出すと、私の正念はさらに強くなり、真相を伝えることもはるかに簡単になりました。

 真相を伝える過程で、私は絶えず経験を積みました。資料を入手したら、自分でまず目を通し、内容が何かを理解し、資料を分類し、異なった人に対して異なった資料を提供できるようにしました。同修の交流を聞いていた時、私は心を動かされた言葉を書き出しました。時間が経つにつれ、自分の考えを持つようになりました。

 真相を伝える過程で、罵る人、ビデオを撮る人、写真を撮る人、通報する人、さらに腕を捕まえて離さない人、さらに「お金をくれれば、私は脱退します」と言う人までいました。もちろん私に感謝する人もおり、資料を受け取ってお金を払おうとする人もおり、合掌する人もいました。6年来の季節の移り変わりを回想し、多くのことを感じました。

 年初に中国共産党(以下、中共)ウイルス(武漢肺炎)の大発生中、団地は閉鎖されました。武漢であんなにも多くの人が亡くなったのを見て、私は内心焦りました。私は夫に「明日人を救いに行かなければなりません」と言いました。夫は大法を信じており、私を支持しました。夫は「外に誰もいないのに、誰を救うんだ?」と言いました。私は「出かけさえすれば、縁のある人に会うことができます」と言いました。当時の団地の規定は「どの家庭も毎日1人しか外出できず、限られた時間内に戻ってくること」でした。私はマスクをつけ、オートバイに乗って街へ行くと、至る所だれもいませんでした。私は「スーパーに行ってみよう、あそこなら人がいるに違いない」と思いました。しかしスーパーも人は少なく、1人に真相を伝えただけでした。

 家に帰る時に団地の入り口で食べ物を配達している若い男性に出くわしました。その若い男性に真相を伝え三退を勧めると、その男性は三退しました。彼がオートバイに乗って走り去るのを見て、嬉しく思いました。

 ある時、小雨が降っていたので、出かけるつもりはなかったのですが、改めて「今はこんなに時間がなく、次の疫病の波がいつ来るかわからず、私は家にいるわけにはいかず、人を救いに出て行かなければならない」と思いました。私がオートバイに乗って大通りを走り回っていると、とてもおしゃれな服を着た中年の女性を見かけました。どうやらOLが木の下で雨宿りしているようでした。私は側に行って「こんにちは! お姉さん」とあいさつしました。その女性は注意深く私を見て、一瞬だけ「ああ」と言って、無視しました。私は単刀直入に「出会ったことは縁です」と言うと、その女性は「どういう意味ですか?」と言いました。私は「ちょっとお尋ねしたかっただけです、三退して命が保たれることをご存じですか? 誰かに言われたことはありませんか?」と聞くと、女性は「私はまだ用事がありますので」と行って私を遮りました。私は「数分間だけです、邪魔はしません、みんな今マスクをしていますが、疫病には目があるとあなたは信じますか? 悪い人々を排除しているのです」と言いました。私は真相を伝えながら正念を発し、女性は「悪い人とは何ですか?」と言いました。その女性が数珠をつけているのを見て「現在共産党は悪事を働いており、天はこの組織を滅しようとしており、党員、共青団員、少年先鋒隊員はこの一分子であり、安全のために、脱退しなければなりません」と言いました。

 その女性は「私は共産党を信じており、共産党は私に賃金を支払い、あなたの賃金も共産党が支払っているのではないですか?」と言いました。私は「賃金は私たち自身が働いた報酬であり、自分の労働所得です。共産党は無神論を言い、共産党はあなたを助けることができるのですか? 共産党は人々の税金を使い込んで汚職腐敗し、さらにお金を国外で貯金し、愛人を囲い、養い、私たち庶民のことを全く考えていません。ネット封鎖を突破して見てもらえれば真実の情報がわかります。中共の官吏は海外に何十億ドルもの汚職資金を保管していますが、この数字はいったい何なのでしょうか? もしこれだけのお金が私たち庶民の生活を改善するために使われれば、私たちの賃金は何倍にもなるのではないでしょうか? さらに、共産党は絶えずさまざまな名目で政治運動を行い、8000万人の同胞が亡くなりました。法輪功への迫害はすでに20年以上になり、おびただしい数の学習者が捕まり、家宅捜索を受け、不当に拘禁され残酷な拷問を受けました。天安門『焼身自殺』は偽の宣伝で、国全体と世界を欺いています」と言いました。

 真相を伝えている時私は「邪は正に勝てず、私は彼女に邪魔をさせるわけにはいかず、少しでも止めれば、彼女はすぐに邪霊に動かされ、去ってしまうだろう」と思いました。このような状況は以前も遭ったことがありました。私は引き続き「法輪大法は徳の高い大法で、佛を修め、真・善・忍を修煉の基準にしています。1999年に全国で億を数える人が修煉していました。共産党はこんなにも多くの善良な人々を残忍に迫害してきており、天は怒り、神は共産党を滅ぼしたいと思っており、疫病は共産党に降りかかってきているのです」と言いました。

 この時その女性は「私も共産党が良くないことは知っていますが、なぜ三退しなければならないのですか?」と言いました。私は「あなたが共産党の組織に入った時、共産党はあなたに『共産主義のために一生戦い続ける』ことを誓わせました。あなたは一生共産党を擁護し、あなたの命は共産党に属しているのではありませんか! これは些細なことではなく、災難がやってきた時、あなたはどうやって逃げることができますか? あなたは何に加入していますか?」と言いました。その女性は「共青団と少年先鋒隊に入りました」と言いました。私は「すぐに脱退しませんか? 私はあなたのために言っているのです」と言いました。女性は少しためらいました。私は「あなたは何の関係もないと思っているのかもしれませんが、私たちは縁があり、現在小雨が降っていますが、私は家にいることだってできます。このことが生死に関わる問題だと私は知っており、もし人に伝えなければ、良心の呵責に耐えられません。私は小雨の中を出てきて人々に三退して命が保たれることを伝えています。本当にあなたのためであり、あなたは何をためらっているのですか?」と言いました。

 その女性は感動し、共青団と少年先鋒隊を脱退しました。私はその女性に「毎日『法輪大法はすばらしい、真・善・忍はすばらしい』と念じれば、佛の助けがあります」と伝えました。またお守りと法輪功の資料をその女性に渡すと、女性の顔には笑顔が現れ「どうもありがとうございます!」と何度も言いました。私は「私に感謝せず、大法の師父に感謝してください」と言いました。その女性は「大法の師父、ありがとうございました!」と言いました。私は「忘れないで、必ず家族に見せて下さい、家族全員がみな救われます」と言いました。その女性は「わかりました」と言いました。

 人を救う中で自分をしっかりと修める

 私はいつも野菜市場で法輪功への迫害の実態を伝えています。駐車場の横で野菜を買う人が出てくるのを待ち、時にはそこで何時間も立っていることがありました。ある人が物をたくさん持っているのを見て、側に行って手伝い、車を動かすのを手伝い、子供を抱き、物を持ち、話しかけた後、真相を伝えました。

 ある年の冬は特に寒かったのです。50歳代の夫婦がたくさんの食料品を持って出てきたのが見えました。私は側に行って夫婦がオートバイを動かすのを手伝いました。オートバイは特に重く、私は家でこんなに重い仕事をやったことがありません。夫婦は私が手伝うのを見て、とても喜びました。私が「三退すれば平安を保つことができることを知っていますか?」と言うと、男性の方はそれを聞いて、顔を曇らせ「あなたは何をしているのですか? 法輪功ですか?」と言いました。私は「法輪大法は佛家大法で、人々を救います」と言いました。夫がオートバイを支えるのを手伝いながら私は夫に真相を伝えました。その日は雪が降ったばかりで、太陽が眩しく、私はサングラスをかけていました。夫が突然に手を振り、私のサングラスを4、5メートル先に飛ばしました。私は怒らず、「聞きたくなければそれでもいいです、あなたが『法輪大法はすばらしい』を覚えてくださることを希望します」と言いました。ちょうどここまで言った時、夫はヒステリックに「私は共産党を信じており、あなたがまだ言うなら、通報する」と叫びました。夫が言い終わるか終らないうちに「バン」という音が聞こえ、オートバイのインナーチューブ(訳注:オートバイのタイヤの中にあるチューブ)が破裂しました。

 この時、たくさんの人が集まり、みな私を見ていました。私はずっと正念を発し、心は平穏で「この生命はとてもかわいそうだ」と感じました。夫は、何度もオートバイを蹴り、エンジンがかからず、夫婦2人は最後はオートバイを押しながら帰りました。そばにいた人の中には私に同情する人もいれば、冷やかして皮肉を言う人もおり、ある人は良い目で私を見ていませんでした。私は雪の中で、動かず、心に少しの恨みもありませんでした。人が去り、私は突然悲しくなり、衆生は中共にこんなにも深く毒害されており、なんとかわいそうなのでしょうか! 将来どうすればいいのでしょうか? 涙が知らないうちに流れ落ち、衆生がみな真相を聞くことができて、救い済度されれば、それは素晴らしいことでした!

 私は「なぜあの男性はあんなに怒ったのだろうか?」と内に向けて探しました。私は自分にも闘争心、恨む心、悔しさとメンツを重んじる心などがあることに気付きました。善の心が小さく、話にも力がなく、相手をコントロールする邪悪要素を取り除くことができませんでした。私は多く法を学び、早く向上するようにと自分に言い聞かせました。

 正午に家に帰り、正念を発する時に手が冷えきり、まっすぐ伸ばせず、全身がみな凍え、顔は風に吹かれて乾いてしまい、心は「修煉はどうしてこんなに苦しいのか? これなら冬の間は家にいるほうがどれだけ気持ちがいいだろうか!」というような憤慨がありました。それによって涙も出てきました……。

 しばらくして、私は「なぜ泣かなければいけないのか? 誰もあなたを外へ出させたわけではないでしょう? しかしもし人を救わなければ、私はこの世に何をしに来たのだろうか? 満天の神の目がみな大法弟子を見ている! あなたは家に帰らなければいけないのではないのか? この苦しみはただ天へ上る梯子の一段に過ぎず、こんなちょっとした難で、あなたは止まっているのか?」と自問しました。私がこのように考えた時、心の中がすぐに晴れ晴れとし、ある種の堅い信念が生まれ、気分が良くなりました。私は「師父! 私は衆生を心に留めなければならず、どんなに困難でも、私は外に出て人々を救い続けなければならず、縁のある人たちを私が救えるようにもっと按排してくださるようお願いいたします」と申し上げました。

 ある時、私はある同修と外に出て面と向かって三退を勧め、同修が正念を発し、私が真相を伝えました。遠くで若い運転手が荷物を積んでいるのが見え、私はその運転手のところに行き真相を伝え、三退の重要性を伝えました。少し話しただけで、その運転手は怒りだし、聞き苦しい言葉を言い、さらに私を通報しようとしました。その運転手は腕に龍と蛇の模様の刺青があり、酷く怒っていました。以前もこのような人に会いその時は去りました。今回私は去らず、私は「お兄さん、おばさんはあなたに何かをしてほしいのではなく、あなたが真相を知って救われてほしいのです。今年は凶年で、あなたが救われれば私は安心します。将来に大災難がやってくることを知っていますか?」と言いました。私は真心をこめてその運転手のために言ったので、この言葉を言い終わった後に涙が出てきて、正念を発していた同修も私の話に感動して泣きました。若者(訳注:若い運転手)はぼんやりと私を見ていましたが、態度が変わりました。運転手は「おばさん、泣かないで、さっきは俺が悪かった、脱退するよ、俺は少年先鋒隊に入ったことがある」と言いました。

 北方の冬は、とても寒いのですが、私が人を救うために心を使う時、いつも寒いと感じず、かえって暖かく感じました。ある時、私が真相を伝えようとした際、悲しそうな顔をした中年の女性に出会いました。私はその女性に「お姉さん、こんにちは、三退して命が保たれることを知っていますか?」と聞きました。その女性は「知りません、私は今気分が悪いんです」と言いました。私は「何があなたをそんなに暗い気持ちにさせているのですか?」と言いました。その女性は私に「子供が先月北京で手術を受け、10万以上使い、後遺症が残り、入院しています。どこを探しても相手にしてくれません」と言いました。私は「共産党が市民を抑圧する正当な理由は何もありません」と言いました。私はさらにその女性に「お子さんは今は意識がありますか?」と聞くと、女性は「意識はあります、しかし歩けません」と言いました。私は「解決方法があります、あなたに命を救う方法を教えます」と言いました。

 続いて、私はその女性に真相を伝え三退を勧め、法輪功のお守りを渡し、「お子さんにもお守りを一つと『天から賜る幸福』という法輪功の資料を差し上げます。お子さんにしっかり読ませてください。毎日『法輪大法はすばらしい、真・善・忍はすばらしい』と念じ、私が言った通りに行えば、お子さんは必ずよくなるでしょう」と言いました。その女性は希望が見えたかのように「わかりました、わかりました」と何度も言いました。私はさらに「あなたたちは病室の中で大声で念じたくはないですよね?」と言いました。その女性は「念じます」と言いました。私は「それなら効果はもっとよくなりますが、心を込めなければなりません!」と言いました。女性はとても感動し、突然私の手を握って「お姉さん、私はどうしてこんなに苦しいのかといつも思っています。困ったことがあっても誰も関わってくれず、誰も助けてくれません。今日あなたのようなこんなに良い人に会い、私にこんな大事なことを伝えてくれ、本当に良い人に会いました」と私の手を握りながら、感動で泣きだし、私も彼女につられて涙が出ました。

 さらに1週間近くが過ぎ、私は再び真相を伝えに同じ街に行きました。ちょうどその女性が病院の門から出てくるのが見え、にこにこしており、寂しそうな顔は消えており、人が変わったかのようでした。私は近づいて行ってその女性に尋ねたかったのですが、通りには人があまりにも多く、あっという間に、女性はすでに通りの向こう側に行きました。私は「彼女とお子さんはすでに福報を得たのだ」と信じています。

 同じような出来事はいくつもあった

 私は「真相を伝えることが順調な時、決して歓喜心を持ってはならず、そうすれば効果は必ず悪くなり、挫折した時も、落胆してはならず、何が起こってもみな自分を成就させるためのものなのだ」ということを体験しました。私は「あなたの向上が第一義のことだからです。あなたの向上がなければ、全ては問題外になり、衆生を救い済度することも問題にもなりません。あなたの向上、あなたの圓満成就がなければ、あなたが救った衆生はどこに行けばいいのでしょうか? 誰が彼らを受け入れるのでしょうか?」[3]という師父の説法を心に刻みました。自分の状態が良くない時、多く法を学び、多く正念を発し、必要な時私は1時間以上正念を発しました。

 衆生はみな救われるのを待っている

 現在(訳注:2020年11月)、中国における大法弟子に対する迫害の形勢は依然としてひどいのですが、衆生は目覚めてきており、形勢は急速に変化しています。ある同修が「人を救うのは難しい」といいました。私は「人を救う効果もその人の修煉状態の現れでもある」ことを認識していました。難しいと思えば、何もできないかもしれませんが、難しいことを恐れず、人を救うことを自分の責任だとみなせば、道はだんだん広くなり、人を救うことが一種の安堵感と喜びに感じることでしょう。私がもし真相を伝えに出かけなければ、意気地がなく、ある種の空虚感を感じ、家を出て行きさえすれば、心がすっきりします。面と向かって真相を伝えるのは、1日に少なくとも3、4人、多い時には20人前後でした。

 ある時、衆生がさらに自ら尋ねて来て真相を聞き、私はこのようなことに出会ったことがありました。ある日の夜、学法グループで法を学び終え家に帰り、家に入った途端、誰かがドアをノックしました。ドアを開けてみると、外に4人の女性が立っていました。女性たちは「お姉さん、あなたの家は売りに出されていますか?」と聞きました。私は「売っていません!」と言いました。女性たちは「間違いありませんか、あなたの家は売っていませんか!」と言いました。「私は家を売りたいと広告を出したことはなく、彼女たちはどうして私の家を買いに来たのだろうか?」と腑に落ちませんでした。私は「みなさん家に入って話しましょう」と言いました。4人が家に入りました。

 この時その中の1人が「お姉さんは本当に素晴らしい、一目見て善い人だとわかりました」と言いました。その時私は「家を買いに来たわけではなく、真相を聞きに来たのだ」とすぐにわかりました。私は手早く携帯電話を窓の外の窓枠に置き、ドアを閉め、さらに「彼女たちが真相を聞き救い済度されますように」と師父にご加持を求めました。私は「お姉さんにあることをおたずねしますが、このことは家を買うことよりもさらに重要で、三退すれば平安を保つことができるのです。みなさんはこのことを聞いたことがありますか?」と言うと、4人は横に一列に立っており、驚いて私を見ながら「聞いたことはありません、そんなことがあるのですか?」と言いました。

 そこで、私は女性たちに真相を伝え、女性たちはまじめに聞き、最後はみな共青団と少年先鋒隊の組織を脱退し、みんなお守りを受け取り喜んで「お姉さん、お姉さんが言ったことを私たちは信じます、お姉さんは特に善い人だからです」と言いました。私は「あなたたちはまた上の階に行って誰が家を売っているのか尋ねるのですか?」と言いました。女性たちは「聞きません、まだ買いません、私たちは帰ります」と言いました。さっきは慌てて家を購入しようとしていましたが、今は買いたくなくなったようでした。この4人は、師父が按排され真相を聞きに来させられたのだとわかりました。女性たちが階段を降りて行った後、私は師父の写真の前に行き、両手で合掌し師父に感謝申し上げました!

 さらにある時、ある若い同修が私に「子供が先生に楽器を習い、私は先生に真相を伝えたいと思いますが、心細いのです」と言いました。私は「私たちは一緒に行きましょう、あなたが正念を発し、私が伝えます」と言いました。行く途中路上で、1人の人に会い、私は真相を伝え、同修は正念を発し、その人は快く三退しました。その人に真相のお守りと資料を渡すと、とても喜び、さらに私にお金を払おうとしました。私は「資料はあなたに差し上げたもので、よい人に差し上げるもので、お金はもらいません」と言いました。その人は「ありがとうございます、ありがとうございます!」と何度も言いました。このような感謝の表情を私は忘れられません。

 同修と楽器の先生のところに着くと、先生はちょうどオンラインレッスン中で、出てくる時間がありませんでした。先生の母親が私たちを応対してくれました。私と同修はお互いを見て、同修はすぐに正念を発し、私は先生の母親に真相を伝え三退を勧め、お守りと資料を渡すと、先生の母親は喜んで受け取りました。

 家に帰る時路上で、若い同修は「あなたが伝えていた時、私はとても感動して泣きました」と言いました。私は「あなたはすばらしいですよ! ずっと強い正念を発してくれました」と言いました。若い同修は「1人で伝える時はいつも心配で、あなたのように自然ではありません」と言いました。私は同修に「私も始めた時は同じで、この道は必ず自分で歩まなければなりません。相手が三退しなくても『法輪大法はすばらしい』を彼らに覚えさせ、善を彼らに残すことこそ法を実証することです」と伝えました。

 師父は「衆生を救い済度することを行なわなければ、大法弟子としての責任を全うできなかったことになり、あなたの修煉はゼロになります。なぜなら、あなた個人の圓満成就のために、あなたを大法弟子にしたのではなく、あなたは重大な使命を背負っているのです」[4]と説かれました。

 ある時、私にもたるんだ心が現れ、一日中走り回って、疲れすぎ、休憩したいと思いましたが、やはり「人を救うことは師父の命令であり、これは『使命』だ」と思いました。使命は光栄であり、責任であり、大法弟子の心と時間は必ず使命を全うするために使わなければなりませんので、私は真相を伝える上で怠けようと思ったことはありませんでした。「私は入門するのが遅かったのですが、私も師父の弟子であり、私がしっかり行わない理由はなく、精進しない理由もなく、やはりさらに精進してはじめて師父の法を正す進展に追いつくことができる」と思いました。

 私が真相伝えに踏み出したすべてのステップはみな、師父の慈悲なるお導きでした。師父がおられなければ、人を救うどころか、自分さえも救えません。師父の慈悲なる済度とご加護に感謝申し上げます!

 注:
 [1] 李洪志師父の著作:『各地での説法二』「二〇〇二年ボストン法会での説法」
 [2] 李洪志師父の著作:『精進要旨三』「人心を放下し、世の人々を救い済度する」
 [3] 李洪志師父の著作:『各地での説法八』「二〇〇八年ニューヨーク法会での説法」
 [4] 李洪志師父の著作:『各地での説法九』「二〇〇九年ワシントンDC国際法会での説法」

 (明慧ネット第17回中国大陸大法弟子の修煉体験交流会)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2020/11/16/414823.html)
 
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