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文/中国の大法弟子

 【明慧日本2021年2月11日】私は1996年に法輪大法の修煉を始め、すでに20年以上経ちました。この20年は一瞬のように過ぎましたが、振り返ると経験したことはあまりにも多く、喜びや悲しみなど人生の常ならぬ移り変わりが長編小説を書けるぐらいでした。それは恨みを持っていたのが持たなくなり、心が狭かったのが人を寛容できるようになり、利己的だったのが人のために考えられるようになり、まさに心が浄化される過程でした。私の変化を通して、師父の慈悲と法輪大法の偉大さが実証されました。

 この二十数年の中で、享楽して過ごしてきた人もいれば、儲かることや貯蓄すること、またマイカー、マイホームに没頭する人もいるかもしれません。それに対して、私にはそれらのものがありません。しかし、私が得た幸せは他人が得ようとしても得られないもので、それは生命の境地の昇華であり、金銭では計り知れない宝物であり、私は自分こそ最も豊かで幸運な人だと思っています。師父、ありがとうございます。

 修煉中の事を言えば、当時の環境では大変だと思いましたが、今ここまで来てみると、たいしたことでもなく、平凡に感じました。今の夫との事で、私の修煉体験を語らせていただきます。

 私は農村で生まれました。中国共産党(以下、中共)が法輪功を弾圧してから、前の夫とその家族は迫害を恐れて私の修煉に反対し、無理やり離婚させられました。私は迫害を逃れるために余儀なく故郷を離れ、6年後に親戚の紹介で都会に住む今の夫と出会い、結婚することになりました。結婚の条件として、女性は家や金品を要求することが一般的なので、実家の家族も私に結納金などをもらった方がいいと勧めました。しかし私は何も求めず、唯一の条件は私の修煉に反対しないことでした。それに応じてくれたので、私たちは低い土地の古い家で結婚しました。思いもよらず、その家が3年後に市に取り壊され、私たちは新しい家に住むことができました。

 一、夫に『轉法輪』を教える

 結婚後、姑が夫を妊娠したときは精神状態が悪くなって子どもの教育もできず、夫は2、3年しか勉強していなかったと知りました。夫は毎日タバコ1箱を吸い、酒を500gも飲み、暇があるとトランプで遊んで時間をつぶしていました。こんな夫と結婚したことを後悔し、運命の悲しさに涙を流しました。

 幸いなことに、夫は私の修煉に反対せず、学法煉功にも邪魔することなく、同修たちが我が家に来て学法する時、部屋が狭いため場所がないと、夫は台所で忍びました。これについて私も感動し、夫が法輪大法を修煉すれば、タバコも酒もやめることができると思いました。私は夫に「法輪大法は佛法で、身体の健康に奇跡的な効果があるだけでなく、人々の道徳を高めることができます。テレビで放送した天安門焼身自殺事件は、人々を騙すために中共により捏造された宣伝に過ぎません。大法を修煉する人はみんな恩恵を受けます。以前、私は子供の頃から気管炎を患って冬になるとひどくなり、体質が弱いためしょっちゅうインフルエンザに罹り、腰椎椎間板ヘルニアや心臓病にも苦しんでいました。それに怒りっぽい性格でした。しかし、法輪大法の修煉を始めてからすべての病気が治り、性格も穏やかで明るくなりました。今、法輪大法を修煉する人は1億人以上もおり、みんな人から人へと口コミで広がり、心から心へと伝わっています」と言いました。知識は少ないですが純粋な夫は、私の善良さと自分に対するやさしさに感心し、大法を学ぶことに同意しました。

 私は師父の『論語』から教え始めました。しかし30年以上も学校を離れ、特に文化大革命中の学生時代にほとんど勉強していなかった夫は、普段も本を読んだことがないため、「上」、「下」のような簡単な文字すら読めませんでした。ですから『論語』の1段落目を3、4日かけて教えました。分厚い『轉法輪』をいつまで教えるのか、私の心は焦りました。案外、2段落目からはだいぶ順調になり、夫は一日で覚えました。

 その後、1日で2、3段落読むことができ、どんどん速くなりました。私も自信がつき、夫も真面目に学んでいました。夫が読めない文字を絵で描くなど工夫をしました。例えば「根」という文字の横に1本の木の下に数本の根っこを描き、さらに読み方を書きました。また、「引っ張る」を教える時に、後ろの人が前の人の衣服を引っ張る様子を描いて教えました。このようにして『轉法輪』の第9講まで教えた時には、2冊の分厚いノートができました。

 夫に『轉法輪』を教える過程で奇跡が起きたこともありました。私が字を指して教えると、その文字が突起しているように見えました。師父が私を励ましてくださっていると分かりました。残念ながら、途中で同修の事のために数日間中止してしまい、その後続けようとしましたが、夫は最後まで学ぼうとしませんでした。夫は私に「俺は反対しないから、お前が学べばいいよ」と言いました。しかし、私が教えたことで、その後、夫はさらに私の修煉を支持するようになりました。もちろん、夫に教える過程は、私にとって修煉の過程でもあり、焦る心や怨む心を取り除き、人のための善と忍耐を修めることができました。

 二、自分を修める

 夫は衛生的なことに注意せず、大雑把な人です。例えば、泥のついたたねぎや大根の皮を剥いて包丁で先端部分を切った後、ゴミ箱に捨てるのではなく、そのまままな板に置きっぱなしとか、つまようじを使った後もあちこちに置くとか片付けができないほか、歯磨きや身体を洗うことも嫌いで、布団やまくらがいつもすぐに汚れます。最初は本当に我慢できず、叫んで催促したり、文句を言ったりしていました。時間が経つと、夫もイライラして私と喧嘩するようになりました。

 学法を通して、自分を変えずに他人を変えようとするこの状態は修煉者でないことに気づきました。これは安逸心と面倒なことを嫌がる人心ではないでしょうか。師父は「今後、何かをするときには、まず他の人のことを配慮して無私無我で、なおかつ他人を先に、自分をあとにするという正覚にまで修め遂げなければならないのです。それゆえに皆さんは、今後何かを行ない、何かを口にするときにも、ほかの人のため、ひいては後世の人のために考えなければなりません! 大法が永遠に変らないようにするために考えなければならないのです!」[1] と教えてくださいました。また、「仕事のときの口調、善の心、それに加えて、道理で人の心を変えることはできても、命令では永遠にできないのです!」[2] と語られました。修煉しようとすれば、師父に教えられた通り行わなければならないと思いました。私は自分の心を修め、夫が汚したところがあれば私がきれいにし、疲れて帰って来た夫のために足を洗うお湯を用意し、歯磨き粉を歯ブラシに絞り出して歯を磨かせました。寒い夜には寝ている夫の布団を見てあげ、夫が咳をすると、すぐにお湯を持って来て飲ませました。細かいことから私の変化が見え、家庭の暖かさを感じた夫はとても感動し、法輪大法のすばらしさを体験しました。そして夫も大法から恩恵を受け、タバコがだいぶ減り、酒は祝日や来客の時だけ飲むようになりました。

 三、感謝の気持ち

 法輪大法の素晴らしさを体験した夫は、その後自分の行動で大法弟子を守り、私をとても感動させてくれました。それから、私は悔しさも不平不満もなくなり、知識がないと夫を嫌がることもなくなりました。逆に夫と結婚したことを嬉しく思い、感謝する気持ちになりました。

 それは2006年の事でした。中共の大法弟子に対する臓器狩りの罪悪を初めて知った時、私は大きな衝撃を受けました。これは極まりない邪悪であり、道義上許されない罪悪です。江沢民をはじめとした中共がいかに残酷な手段で法輪功学習者を迫害し、善い人を迫害しているのかを世間に知らせる必要があると思いました。同修が迫害の実態を暴露する真相のシールを持って来ると、私は出かけてそれを貼りました。しかし、冷静さが足りなかったゆえに、私は警察に連行され労働教養2年の不当判決を下されました。これは夫にも大きな打撃となり、一瞬にして家庭崩壊の危機にさらされました。

 当時、私と夫は結婚してまだ8ヶ月しか経っていませんでした。私の身分証明書は以前派出所に押さえられているため、入籍の手続きがまだ完了していません。私は夫に「私を待たないで、良い人を見つけて結婚しなさい」と勧めました。私が良い人で、そして法輪大法は素晴らしいと分かっていた夫は、苦しみながらも私を見捨てず、私を待つことを選択し、毎月お土産を持って労働教養所に来てくれました。私が労働教養所から出てきた後、夫は私に「その間、何度も見合いの話があったが、俺は考えもしなかった」と言いました。夫は私と共に最も厳しい時期を歩んできました。心から感動し、ありがたく思いました。

 2017年、中共はまた警察を駆使して大法弟子に対するノック行動を行い、嫌がらせなど迫害を始めました。ある日、私が家で学法をしている最中に、地元の派出所の警官らが突然家にやって来ました。私が大法の本を持っているのを見つけ、私を連行しようとしました。その時、夫は大声で「俺を連れて行け! 女房に触るな!」と凛とした態度を見せました。すると、警官らはびっくりし、所長は「何も見なかったことにしよう」と言って部下たちを連れて離れました。所長も夫の勇気に敬服しました。邪悪な迫害はうやむやの内に終わり、警官らの犯罪行為が止められました。夫の正義なる行動は私も予想できず、その後、夫は福に報われました。以前、夫は飲酒による痛風に罹り、足がひどく腫れていました。また、重いものを運ぶ時に手首を骨折してしまいましたが、治療もせずしばらくしてみな治りました。私が法輪大法の修煉をしていなかったら、夫の欠点を包容できず離婚してしまったかもしれません。私は夫を通じて向上すると同時に、夫も大法弟子を通じて法輪大法の素晴らしさを体験し、済度されることになります。私たちは大法の恩恵の中で幸せに暮らしています。人を救う大法には計り知れない知恵があります。法輪大法は本当に素晴らしいです!

 人生の中で、「選択」というものがどれほど大事であるか、私は深く分かってきました。選択によって幸せか不幸か、ひいては生か死かを決めることになります。もし結婚当初、私は大法を修煉することを夫に告げずに結納金を選択したら、もし告げたが、夫が他の人と同じく受け入れないことを選択したら、もし私が迫害された時、夫は圧力に耐えず別れることを選択したら、どうなっていたのでしょうか? 異なる選択には異なる結果がもたらされます。私たちは正しい選択ができました。夫は「真・善・忍」に従って法輪大法の修煉をする私が良い人で、自分を包容し家庭を大切にすることが分かり、私を通じて法輪大法の素晴らしさが見え、私の修煉を支持するようになったわけです。正しい選択をするには、正義、良識、それに知恵が必要です。

 それに対して、前の夫とその家族は迫害を恐れ、夫の父親は私を通報し、2人の姉夫婦も私の修煉に反対しました。私が離婚してから1、2年後、前の夫の家の13頭の牛が一晩で全部死んでしまい、それからしばらくして火事で家を失いました。その後、前の夫の父親が亡くなり、上の姉が離婚し、2番目の姉の夫が交通事故に遭い、十数万元を損失したそうです。子どもたちも皆話を聞かず、とても苦しんでいるそうです。このようなことは私が望んでいるものではありません。彼らは利益を失うことを恐れていましたが、結局やはり失い、それも選択した結果でしょう。「善には善の報いがあり、悪には悪の報いがある」、誰でも天理から逃げることはできません。

 法輪大法は世の中で伝わってすでに28年になり、世界中に広まり、人々に福をもたらしました。現在、中共ウイルスが世界中で蔓延している中、世界中の大法弟子は巨大な圧力の中で人々に「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい」と伝えています。これこそ命を救う効き目のある処方であり、疫病から逃れる宝物です。

 中共による法輪功への迫害はすでに21年になりましたが、大法弟子は依然として世の人々に法輪大法は高徳な佛法であることと、中共が嘘偽りの宣伝で世間を騙し、人を害していること、それに迫害の実態を伝えています。これは大きな善の行いです。これらの真相を知らない人や、真相を拒否しつつ迫害を続ける公安と司法部門の人が是非と善悪をはっきりし、正しい選択することを望みます。これは生と死を決める選択です。一日でも早く中共の党、団、隊組織から脱退し、真・善・忍を守り、大法弟子を大切にし、法輪大法を支持することによって災難から身を守り、素晴らしい未来が保障されます。

 師父の慈悲たる済度に感謝いたします! 同時に、修煉の道で私を手助けしてくれた同修や家族、親友に感謝いたします!

 注:
 [1]李洪志師父の著作:『精進要旨』「佛性に漏れなし」
 [2]李洪志師父の著作:『精進要旨』「はっきりと目覚めよ」

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/1/12/418272.html)
 
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