強い正念があれば、どんな難関も乗り越えられる
■ 印刷版
 

文/吉林省の大法弟子

 【明慧日本2021年2月20日】私は1996年末から修煉を始めた年配の大法弟子です。二十数年間の修煉の中で、師父の慈悲なるご加護、諭しと加持を頼りに、大法の威力および大法から与えられた正念を以って、様々な難関と魔難を乗り越え、奇跡を体験しました。

 以下は、自分が体験した一部ですが、大法の無限の超常を皆さんと共有したいと思います。

 一、法を実証するため連行され、正念で派出所から抜け出す

 2001年11月、同修の姉と一緒に法を実証するために北京に行きましたが、その過程で不当に連行されました。1週間拘束された後、20日の朝には地元の派出所に戻されました。警官らは私を暖房設備の管に手錠をかけ、会議に参加したので、部屋の中に私だけが残っていました。私は連行された時から、「師父が管理して下さるので、自分は師が法を正すことに手伝い衆生を救わなければならない」と、ずっとこの邪悪な迫害を否定していました。その時、師父にお願いすると、簡単に手錠が外れ、師父の加持をお願いしながら堂々と部屋から出て行きました。廊下の突き当たりの会議室の前を通った時、ドアが大きく開いており、中にぎっしりと座っている警官たちは無反応で呆れたように私を見ていました。朝、入所した時に、彼らが順番に私を見に来ましたが、今は「固定」されたようになり、私は慌てることなく彼らの前で扉を開けて出て行き、新たに師が法を正すことに手伝う流れに加わりました。

 二、放浪生活の時に正念で泥棒を追い払う

 派出所から抜け出した私は、家に帰ることができず、人里離れた場所で放浪生活をしていました。親戚の野菜畑に質素な道具小屋があり、極貧な環境とは言え、何と言っても休息と自由な修煉の場所がありました。しかし、孤独感と寂寥感が生じ、また恐怖心もだんだんと強まっていたのですが、その時には気づかずに、旧勢力の隙に乗じられました。

 冬のある日の夜(大晦日の前)、骨を刺すような冷たい風が悲鳴を上げながら電線を吹き、耳障りで不気味な声がしたので、非常に怖く感じました。夜中になると、扉をこじ開ける音がしたので、私は玄関に立ちガラスにもたれかかって、僅かな月明かりに照らされて外を眺めたところ、庭の扉がこじ開けられ、周りをキョロキョロ見ながら、袋を手にした泥棒が入ってきました。自分の「恐怖心」が泥棒を招いてしまったことに気づきました。他の空間の邪悪がこの泥棒を操って、私を脅しに来たのだと思い、すぐに正念でこの迫害を否定しました。私は心の中で、師父の助けを求めて、泥棒に罪を犯させないように、それを追い払おうと決心しました。そして、私はスコップを持って前のコンクリートの地面を2回ほど叩いてから、大声を出しました。その声が師父に何倍にも拡大されてガラスを振動させたほど響いたので、泥棒は袋を捨て慌てて逃げました。

 自分に存在している「恐怖の物質」を見つけ、適時に正したからこそ、師父の法身が助けて下さり、知恵を与えられて泥棒を追い払いました。その瞬間に正念の威力を実感すると同時に、多くの「恐れる物質」と人心を取り除きました。

 三、神通力を使用し尾行者を釘付けにする

 2003年夏のある日、私は多くの法輪功の資料を持って住宅地で配布したり、縁のある人に真相を伝えたりしました。当時は今ほどの経験もなく、用心していましたが、安全の意識が薄かったので、周りを無視して住居ごとに配り、頻繁に出入りしていました。誰に狙われたのか知りませんが、どこに行っても尾行されていました。人に法輪功への迫害の実態を伝える時、彼は少し離れたところに立って聞いていました。私が彼を見ると、彼はまた何事もなかったかのように振る舞いました。年齢、服装、様子から見て、彼は普通の人には見えなかったので、厄介なことに遭遇したことが分かり、この不審者を振り切ろうと思いました。

 まだ多くの資料が残っているので、全部配布してから彼を振り切ろうと思って、遠く離れた住宅地で配布することにしました。振り払ったと思って、また大胆に配布したり、出会った人々に真相を伝えたりしました。配布し終えて帰ろうとした時、また不審者が現れて、一定の距離を保ち、私が足を止めると彼もストップし、私が歩くと彼もついてきました。どうしましょうか? 突然頭の中で悟ったのですが、「振り払う」というのは常人の方法ではないでしょうか? 私は修煉者だ、そうだ、どうして思い出さなかったのだろうか? 師父がおられ大法があるから、何も怖くないのだと、師父に知恵を授けて下さるよう、師父の加持をお願いして、その人が罪を犯さないよう、神通力で不審者を釘付けにしようと思いました。

 大法弟子が資料を配布するのは、人々に真相を理解させ、善悪をわきまえて救われるためであり、最も神聖なことです。江沢民集団はこれを恐れているので、様々な虚言と罪名をでっちあげ、残酷に弾圧し、迫害の真相が分からない国民を騙し、人々をコントロールし彼らに協力させ、悪事を働かせ迫害に参与しています。 特に、公安局・検察庁・裁判所・司法局の関連部門の人たちは最も深く毒害され、強力な共犯者になっていました。この人たちの未来が一番可哀想で悲惨なのです。「世人よ、どんな仕事をしていても、悪に協力すれば大きな罪を犯してしまい、遅かれ早かれ天からの罰を受けることになり、悪運が待っているのです。もちろん、その悲惨な結果を大法弟子は見たくないので、師が法を正すことに手伝い、重大な歴史的使命である衆生を救うことをやっているのです。今、大法の神通力を使って彼を釘付けにすることは、彼が悪事を働くのを止めるためであり、一方では彼に警告して悪い行為を抑止し、もっと重要なのは彼が罪を犯さないようにすることだ」と思いながら、男を見て師父に加持をお願いし、「動くな」という言葉を出した途端、男は束ねた草のような状態でそこで立ったまま動かなくなり、両手は相変わらず電話を出してダイヤルしようとする動作のまま固まりました。

 横断歩道を渡って遠く離れた所で振り返ってみると、動かずに固まっている男がまだそこにいました。「解く」と考えたら、男が身体を動かして、向きを変えてゆっくりと反対方向に歩いて行きました。神通力を与えられ、大きな関をのり越えられるよう助けて下さった師父に感謝します。

 上記の数例は、正念で関を乗り越えた体験ですが、正念で病業の魔難を突破し、旧勢力の命を奪う按排を打ち破ることや、弟を操って妨害する異なる空間の霊体を取り除くなど沢山の事例があります。要するに、二十数年来、真相を伝え衆生を救い、正念を持って歩んできた一歩一歩、多くの関を乗り越える中で、奇跡的な話はあまりにも多く、新奇をてらうためではなく、そこから悟りを得るために語るのです。

 外在的な束縛(手錠や足かせ)は、正念で取り外すことができますが、内在的な束縛(現代の変異した観念)は、簡単には認識し、取り除くことができません。 大法弟子がそれを認識して取り除かなければ、その束縛から永遠に人の中から出てくることができません。

 近年、悪党があちこちに設置している監視装置ですが、それを見て怖がり、怯えていれば、あなたはそれに束縛されるようになり、人を救い、歴史の重要な使命を果たすことができないのです。私はまずこの変異した観念を心から完全に否定しました。監視装置は悪い人を監視するためのものであり、神を監視するためのものではありません。大法弟子は、大法の大いなる神通力と超常を備えており、師父に見守られ加持を得て神の道を歩んでいる人です。大法弟子が正念を発すると、それらは廃物になり、ただの飾り物になるのです。

 例えば、疫病がひどい時期に、市街、住宅地、村、道路がすべて封鎖されることは、歴史上でもなかったことです。しかし、それは大法弟子を封鎖することはできません。 修煉者は常に衆生を一番大事に思っているので、正念があって正しく行動すれば、どんな困難も突破できるはずです。すべての真の修煉者は、困難を乗り越えると共に次元の昇華を得られます。「泥棒」は心細く、ちょっとした音で怖がり逃げてしまいました。江沢民の邪悪集団は、大法弟子たちが真相を伝えることを恐れています。なぜ恐れているのでしょうか? 虚言と欺瞞に頼って権力を盗み、血まみれの虐殺で権力を維持しているからです。人々が真相を知れば、その迫害は維持できず、政権も一緒に崩壊してしまうからです。真相が分からず、彼らに従う者も彼らに操られ、悪党の指示通りに罪を犯し、将来は最も哀れな結末になります。

 4年前のある日の正午、連れ合いと昼食をしていたところ、切迫した足音と激しくドアをノックする音がして、気が弱い連れ合いは顔が真っ青になりました(長年にわたり頻繁な嫌がらせで、健康だった連れ合いは心臓病を引き起こし、昨年亡くなった)。 その時、私は「怖がらずにご飯を食べなさい、私が対処するから」と言い、ドアを開けました。その人たちが中へ入ろうとしたので、「私の個人宅で、私の同意がなければ誰も入れないし、不法侵入は法律違反です。ご存知ですね?」と言いました。その時、コミュニティの主任と自称する人が「江沢民を告訴したことについて聞きに来た」と話したので、私は「そうです。江沢民を告訴しました。すべての中国人が訴えるべきです。見て下さい、この国は江沢民によって凄まじい程にめちゃくちゃになっています!」と答え、そして、江沢民の犯した罪をいちいち列挙し、彼に追随する人が悲惨な結末になること、中国共産党(以下、中共)がどのような組織か、この政権が世界の人々、特に中華民族に災難をもたらしたこと、なぜ大法弟子が真相を伝え、「三退」を勧めるかを説明しました。4時間30分に及び外で話しました。最後には、その主任は共産党の組織から脱退し、二度と嫌がらせをしなくなりました。連れ合いは家の中で聞いていて、親指を立てて、真相を伝えることを全力で支持するようになりました。

 自分の悟りですが、邪悪は真相を最も恐れており、大法弟子は十分な正念を持っている限り、師父の加護の下で、真相を伝える知恵がどんどん湧いてくるはずで、世人を操る背後の邪悪が解体し、その人が正しい選択をすることができるようになり、命が救われるのです。そうすれば、この突然に現れた一見乗り越えられないような大きな難関も解消されます。師父はこのように説かれています。「あなたの正念が十分で、誰かが何かをやろうとすれば、私たちが理に則っているので、師父は何でも解決することができます」[1]、「弟子正念足りれば 師は回天の力有り」[2]

 大法弟子には大きな歴史的使命があります。 師を信じ法を信じ、正念があれば、すべての大法弟子には能力があります。この法を正す修煉の最終段階で、修煉者として、十分な正念を持つべきで、一刻も早く成熟に向かうべきです。師父はそれを切に待ち望んでおられます。

 注:
 [1] 李洪志師父の著作:『各地での説法十一』「二十年説法」
 [2] 李洪志師父の詩:『洪吟二』「師徒の恩」

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/2/11/418688.html)
 
関連文章