最後の人心を放下する
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文/中国の大法弟子  

 【明慧日本2021年2月21日】神の按排は、人間の観点や正義を持って行動すると言う観点からではなく、包括的でなければならないのです。喪失感や失望感など、それらは修煉者の不安定な心となってしまっています。この心は放下しなければならないのです。師父は『轉法輪』の中で「佛家は空を強調し、何も考えずに…」、「道家は無を強調し、すべてが無なので…」と説かれています。

 この人間世界での善と悪との戦いの一回戦が、任期の変更で終わってしまい、私はかなり落ち込んでしまいました。師父が説かれた『大統領選』という経文を、私は数え切れないほど何度も何度も復唱しましたが、それでも鬱結(うっけつ:気がふさいで晴れ晴れしないこと)したままでした。そんな時私は、はっきりとした夢をみました。

 路上で自転車に乗ったのですが、自転車の高さといえば、空まで届くような高さでした。私の足は長くて頭を雲が支えていて、手で雲を掴むことができるほどでした。地上の信号が赤に点灯しましたが、ブレーキをかけることができず、50㎝ほど白線を越えてしまいました。向こう側は青信号で、多くの人々が、黒い塊の中を通過しているのが見えました。私は「これは私と同じ類の人ではなく、トランプ氏に反対してる人ではないだろうか? 私から見ると彼らは本当に小さすぎていました。私の足で一掃すると、それらの高い建物は平らになって、多くの人たちも消えてしまうのではないか」と思いました。

  目を覚ましてから、私は恥ずかしいと感じました。トランプ氏を反対する人を見かけても、修煉者の心は動じないはずですが、私の心は動じてしまいました。「天に選ばれた人が当選してくれればいいのに」と思ったことは「トランプ氏に踏み込んで紅魔を解体させて貰いたい」という最大の隠れた心ではないでしょうか? しかし、それは彼がやっているのではなく、神がやっているのであって、トランプ氏に依存してはならず、私心があってはいけないのです。

 法は、善意をもって世に伝えられますが、慈悲と威厳は同時に存在しています。時が来れば、法を正すことは容赦なく、救い済度することは大災難の前に現れています。大法弟子の修煉の心は堅固でなければならず、その意志は不変なのです。

 2019年にも夢を見たことがあります。夢の中で、私は2019階建てのビルに上がっていました。もう一階、そしてもう一階と、最上階まで上がろうと思いましたが、何があっても上に上がろうとする勇気がなくなってしまい、足が震え、全身が震えてきて怖くなっていきました。エレベーターのボダンを押せば、最後の最も上の2020階に上がることができるのですが、心は折れてしまい、あえて上に上がる勇気がどうしても出ませんでした。そのためエレベーターボタンを押して1階に下りて、ドアを開けると「残念だね、まだ最後尾の階があったのに、なんで上がらなかったの? 残念ですね」と様々な声が聞こえてきました。

 後から振り返ってみました。どのようにしたら上に行けるでしょうか? 2019年はもうすぐ終わりそうでしたが、2020年はまだ来ていませんでした。この三つのことを、どれだけやっていたのかは未知数でした。師父と大法を信じる心は、金剛のようにしっかりしていたのでしょうか? それは実際に試されてみなければいけません。

 さて、2020年がもうすぐ終わってしまう最終日を迎えましたが、今年の修煉は合格できるのでしょうか? 2020階建てビルの最上階に到達できるのでしょうか? 三つのことはちゃんとできたのでしょうか? 世界の善と悪の選択はほぼ終わって、大淘汰がごく近くにあり、ニュースは常に制御不能な突然変異ウイルスの広がりを放送しています。より多くの人を救えるように心から願っています。

 正義の心を捨てて、不平な心を捨てて、これらは私たちが望んでいることではないのです。修煉者の心は不動です。高い次元の神の視点に立って考えてみてください。法を正すことは終焉を迎え、新しい宇宙が創造され、大法弟子が帰っていきます、無数の神仏が天に帰っていきます。天下の人々が一緒に祝う日が来ます。紅魔は崩壊し、真理を理解した世人は、世界の次のステップと大法の神聖さを見届けることができます。師父は宇宙のすべての生命の無限の尊敬と敬う念を受けられるべきです。「天地を開闢する」という規模がすばらしく壮大であるドラマの幕が下りようとしています。それらの悪魔は、短い間だけ勝手気ままに演じてもいいのです。私たちはただ自分自身を修め、より多くの人々を救います。世人は私たちにとって無関係ではありませんが、彼らが救われるように助けるのが私たちの使命です。苦難を経験し尽くして、チャンスはただ一回だけで、残された時間は本当に少なくなりました。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/2/15/420827.html)
 
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