——山東省第一刑務所の死刑囚が12人の法輪功学習者を殺害し、最高の功労賞を受賞
【明慧日本2021年3月7日】(明慧記者)中国はどのような国なのだろうか? 人類社会には幾つかの典型的な国家体制が存在する。
1、君主制:君主制とは、君主が最高権力を持ち、君主の意思が法律であり、君主は終身制であり、世襲制である。
2、立憲君主制:立憲君主制とは、君主制の継承を維持しつつ、国民の主権を確立し、憲法を制定することで君主の権力を制限する事実上の共和制、または民主制である。
3、法制:法制とは、法律制度の略称で、人類は憲法の以前に法制があったのである。
4、法治:法治とは、民意の授権を前提にした立法を基礎とし、法に基づき厳格に国家を治めることを核心とする。権力を抑制し、社会活動の形態や社会秩序の状態を法をもって管理する仕組みとなっている。「法治」と「憲政」は密接な関係があり、すべての国民が法を遵守することを求めるだけでなく、法による行政権力の統制と抑制に重点を置いている。 法治とは、立法者、執行官、裁判官など、すべての人が法に拘束されていることを意味している。
これらの概念に照らしてみると、中国共産党(以下、中共)の独裁政権はどれにも適合していないと思われるだろう。中共は、善良な個人と団体を暴力で残虐に迫害している。そして、迫害への加担者を功労者として表彰し、司法部門が学ぶべき模範としている。それでは、以下の実例を挙げる。
刑務所長らの指図で法輪功学習者12人を虐殺した死刑囚が特別功労賞を受賞する
山東省第一刑務所に綦(ギ)東興という死刑囚がいる。綦は山東省東営油田の出身で、多くの人を殺したため死刑を宣告された。 綦は刑務所長との良好な関係を利用して山東省第一刑務所に収容された。綦は第11区の区長・張磊光と、指導員・李偉に重用され、法輪功学習者を殺害する道具にされた。
法輪功学習者・邵承洛さんは、第11区の刑務官の目の前で刑務所管理部に、「転向」や虐待を強いられている実情を話したため、刑務所は邵さんへの報復を決めた。
2009年3月14日午前、第11区は邵さんを殺害することを計画し、邵さんに対して捜査を行い、邵さんが所持していた法輪功の経文を見つけた。このことを理由に、刑務所は邵さんを綦がいる死刑囚の監房に入れた。
2002年、区長・張はまず済南の反社会組織のメンバーで殺人犯・張殿龍、武装警察の出身で反社会組織のメンバ―許虎、東北の出身で反社会組織メンバーで殺人犯・胡鉄志を使い、残忍にも12人の法輪功学習者を殴り殺させた。
死刑囚・綦と東北出身の殺人犯・江学東らは、それぞれ一人の法輪功学習者を殺害し、複数の法輪功学習者を殺した死刑囚もいた。刑務所長・斉暁光、区長・張、指導員・李がゴーサインを出し、偽証資料を作成し、殴り殺しても罪を問われることなく、心臓病や正常死として扱い、警察医院も協力して遺体に点滴をつなぎ、心電図を撮る姿を写真に撮り、心臓病の治療をしたと偽装した。
事後、法輪功学習者を殺害した第11区の死刑囚らは最高の功労賞を受賞し、区長や指導員から度々、称賛を受けている。これは正に名実ともに「殺人賞」と言える。
このような実例は多く存在する。
どれだけ多くの例を挙げても、すべての例は一つの特徴から切り離すことができない。 それは「真・善・忍」を実践する法輪功学習者を拷問し、残虐にすればするほど、 悪くなればなるほど、冷酷であればあるほど、邪悪であればあるほど、悪辣であればあるほど、非人道であればあるほど、無法になればなるほど、恐ろしい拷問の手口を考えつく者は、中共から名誉を与えられ、信用され、奨励されるのである。
正常な人がこれらの例を見ると、中共が邪教であり、独裁者であり、ファシストであり、悪魔であると分かるだろう。邪悪な中共の江沢民の命令があって、多くの人の心に法律という概念がなく、善悪の報いという天理の概念もないため、中共の名誉と金銭の誘惑に騙されるのである。
中共はなぜ偽装までして悪人の悪行を褒め称えているのだろうか? それは中共に追随する者に誘惑の餌を与え、その行いが正か否かを考えさせないようにし、こうなれば中共が葬られる時、大量の道連れを得ることができるのである。
騙されて法輪功の迫害に加担した者はみな、佛法を迫害するという大罪を犯した。中共の虚言を聞き入れ、それに従った者は中共の共犯者となり、天が中共を滅ぼす時、この人たちは中共の道連れとなるのである。 これは中共が人類を滅ぼす方法の一つであり、究極の目的なのである。