不法な法廷審問の過程で真相を知り心が変わる
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文/ 中国の大法弟子  

 【明慧日本2021年4月7日】3月中旬、暖かい春になり花が咲くはずだが、共産党による法輪功学習者(以下、学習者)に対する迫害で、天は曇り薄暗く、北風が吹き、春に肌寒さを感じ、心が苦しくなる。

 その日、共産党は3人の真・善・忍を修煉する良い人を不法に開廷した。これは各種の原因で5回延期された開廷である。しかし、その後延期は依然として発生した。

 開廷は午前9時30分開始予定で、弁護士と家族が入り、しばらく待っていると、午後2時に遅らせると知らされた。時間は一刻一刻と過ぎていき、午後2時になった。

 3人の学習者が法廷に現われたとき、傍聴席の親戚友人の目が輝いた。彼らは不当に560日も監禁されていた。3人は瘦せ細っていたが、精神は元気で、表情は落ち着いていた。刑務所の劣悪な環境で、監房内の34人が疥癬にかかったが、同じ監房内の学習者は一人だけ罹っておらず、これは奇跡ではないといえるだろうか?

 裁判長は副院長で、案件を引き継いただけだった。その前の裁判長は真相を知って、自主的に退出した。案件は別の県に送られ、一回りし、また戻ってきたこの事件は1年6カ月も長引き、誰にも相手にされなかった。副院長は仕方がないので、自分が引き受けたのだった。

 家族と弁護士が副院長を訪ねた時、彼の態度は荒く、「逮捕する時はする、監禁する時はする、私は開廷出来ないとは思っていない」と言った。法輪功の資料を受け取ってから、彼は変わった。開廷の時、穏やかな面持ちで聞いていた。ある人が弁護士の発言を邪魔した時、彼は「弁護士が言い終えるまで待つように」と指示した。真相を理解してから、彼は自分の未来を選択した。生命は皆、真相を必要としている。

 「真相は万能の鍵」で、家族が最初に前裁判長を訪ねた時、彼の態度は横暴で、家族に話をさせず、弁護士が行っても、弁護士を威嚇した。真相を理解してから、態度が180度変わり、同修の家族が再度行った時、とても熱心に、自発的に案件から退出し、また同僚にも受けないようにさせた。開廷前、弁護士を手伝って当事者を探して委任状にサインした。

 不当な法廷審問が終わって、弁護士が出てきて「痛快だ、とても痛快だった!」と口を揃えて言った。

 不当な法廷審問は6時間も続いたが、皆静かに聞いていた。検察官は起訴状を読みたくない様子で、ずっと顔を上げず、裁判長は静かに穏やかに聞いていた。

 弁護士の弁護はとても長く、ずっと最後まで読んだ。弁護士は「とても上手くいった」といった。法廷審問の過程は誰が誰の弁護士なのか、他の人も弁護士を補足していた。弁護士は検察官に「あなた達の良知はどこにありますか? 良心はどこにありますか? 公安が作り出した冤罪、たくさんの抜け穴、違法な捜査、あなた達はそれを法廷にもって行くのですか?」といった。

 法廷で、当事者と弁護士は皆、公安の違法な捜査事実を書記官に記録させ、検察側が法律に違法して起訴し、書記官に記録させたことを開示した。

 不当な法廷審問が終わりに近づいた時、審問に参与した大法弟子たちは、修煉者の正念が出したエネルギーが融合して金色に輝く大蓮華になり、回転する中で、邪悪の気が粒になり、消えていったのを見た。

 
(中国語: http://www.minghui.org/mh/articles/2021/3/27/422610.html)
 
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