生命存在のあり方について
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文/中国の大法弟子

 【明慧日本2021年4月17日】師父は「宇宙におけるいかなる物質も、宇宙に立ち込めるあらゆる物質も含めて、みな霊的なものであり、みな思想を持っており、みな宇宙の法の異なる次元における存在の形態です」[1]とおっしゃいました。ですから、私たち修煉者は肉眼で見える生命の存在形式だけを認識していてはいけません。例えば、神はみな蓮の上に座っているとか、道士はみな拂塵(ぶっさ)持っていると思ってはいけません。宇宙には常人が認識できない様々な生命の存在のあり方があるのです。

 私は1年半前から体調が良くない状態が続いていますが、生死に関わるものではなく、生活にも支障はありません。正しい状態ではないとわかっており、その状態から抜け出そうとしても、なかなか変化がありませんでした。

 師父は私たちに「他の空間では、すべてのものに生命があり、業も例外ではありません」[1]と、はっきりと教えてくださいました。

 しかし、私は常人の観念が強く、考え方が狭かったのです。万事万物はすべて霊的なものですが、私の観念では、それらのものは善悪の現れで、無視できるほど小さいものだと思っていました。凝り固まった私の認識は、業力はバクテリアや微生物の類だと思っており、業力の生命の形式を狭い範囲に留めてしまい、十分に法を理解していませんでした。

 邪悪な生命たちはどこが安全でどこが危険なのか人間よりわかっており、直ちに逃げることができる一方、人間だけが分かっていないのです。しかし、常人の観念を突き破ることができれば、法の威力は瞬時に現れます。

 つまり修煉者が常人の思想観念から抜け出せなければとても危険です。先日、同修と交流した際、地元の大法弟子が亡くなった件について話しました。「亡くなった大法弟子は1999年以前に大法を得た古い弟子ですが、なぜ、こんなことになったのでしょうか? 特にあの方はまだ若いし、とても残念です。彼女と仲良くしていたあなたはどう思いますか」と同修に聞くと、同修は「私の理解では、法網が収め始められているので、邪悪が滞在できる場所が少なくなり、大法弟子の様々な執着心や人心に隠れていると思っています」と答えました。私は「そのような考え方は私にはありませんでした。私もよく考えなければなりませんね。あなたの考え方によれば、我々修煉者は自分自身をよく修めなければいけません、それは非常に重要なことです」と話すと、同修は「魔難の中でよく修めれば、魔難から抜け出すことが出来ますが、そう簡単にはいきません。特に最後の時期はより難しいと思います。しかし本当に師父の法に従って行動すれば、そんなに難しいことではありません。確実に修煉しなければなりません」と言いました。

 よく考えて見ると、私たち修煉者にとって執着心と業力は邪悪生命の現れで、そんなものが必要ですか? いち早く取り除くべきものではありませんか? 師父の教えの通り「観念転ず 腐敗物は滅され」[2]とすべきです。

 私は以前、師父が説かれた「旧勢力は実質上、法を正す中で大法弟子が出てこられるかどうかに対して、いつも皆さんのそばにある巨大な関と難です」[3]が理解できませんでした。

 「関と難は生命? 旧勢力?」と理解できなかったのですが、今日、師父が言われる私の固定観念を打破し、抽象的な名詞を具体的な形がある概念に変え、宇宙には多くの生命の存在形態があると認識できるようになりました。修煉というのはソファーに腰掛けて、お茶を飲みながらのんびり生活することではなく、魔難の中で修めなければならないのです。魔難が多ければ、向上が速いと私たちはわかっています。紅魔を焼き、金剛を煉り、法を正す時期の大法弟子に師父は前へ進む道を教えてくださいました。大法弟子が旧勢力を根本から否定すれば、巨大な難や関も大したことではありません。実際に旧勢力を否定すれば、大法の威力は真修弟子の前に現れます。私がこれらのことを今まで認識できなかったのも、業力と旧勢力による妨害だと思います。師父にご心配をおかけしました。常人のあらゆる観念を突破してこそ、神への道にたどり着くのです。

 多くの同修の交流文章に、「恨みや憎しみを放下し、自分の観念が変わった瞬間、長い間連絡していなかった知人や友人からメールがきて、以前の怨恨やわだかまりがとけた」といったことが書かれています。これらのメッセージはどのように相手に伝わったのでしょうか? 私たちの凝り固まった考え方を溶かし、神の考えに導かれれば、自ずと神の一面を復活することができると思います。

 注:
 [1] 李洪志師父の著作:『轉法輪
 [2] 李洪志師父の詩:『洪吟』「新生」
 [3] 李洪志師父の著作:『精進要旨三』「考えをはっきりせよ」

 【編集者注:この文章は筆者の個人的な観点を代表しているものであり、正しいか否かについては筆者個人が責任を負うものとし、読者は自身で判断してください。】

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/4/6/422977.html)
 
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