67歳の「トライアスロン」入賞者の実話
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 【明慧日本2021年5月15日】(明慧記者・伊蓮)2018年8月4日、アメリカ・ニュージャージー州で毎年開催されるトライアスロンの競技の中で、注目すべき選手がいました。彼女はジェニー・ミッチェルと言い、「法輪大法の自由のために(Freedom for Falun Dafa)」と書かれたユニフォームを着ており、65~69歳の部門で3位に入賞しました。それは彼女が67歳の時のことでした。

图1:珍妮·米切尔(Jeanne Mitchell)在“泽西女子铁人三项”比赛的起点。

試合のスタート地点にいるジェニー・ミッチェルさん

 定年を過ぎた多くの人々は、ゆったりとした生活を楽しんでいますが、なぜジェニーさんは、意志と体力が問われるトライアスロンの競技に参加したのでしょうか。

 人生の二度の挫折

 ジェニーさんはニューヨーク市の富裕層の家庭に生まれ、父親は「市府証券」関連の弁護士でした。大学で彼女は美術を専攻し、その後、ソーシャルワークの修士号を取得しました。その後、ジェニーさんは絵を描くことを職業にし、ニューヨーク市チェルシー地区にあるギャラリーで個展を開いたことがあります。

 1981年、息子を出産したジェニーさんは、産後うつに悩まされましたが、徐々に改善しました。1992年、ジェニーさんに待望の娘が生まれました。収入も仕事も、愛する夫も、そして娘と息子もいて、すべてがうまくいっていました。残念ながら、ジェニーさんはその時に再び産後うつになってしまい、ますます深刻になったので、入院せざるを得ませんでした。医者も、完璧な人生を送っているのに、なぜこれほど深刻なうつ病に悩まされているのか理解できず、「人生の落ち着く居場所を見つける必要がある 」とアドバイスしました。 実はジェニーさんは18歳の頃から精神的な世界を探求したことがあり、医者のアドバイスを受けてヨガや太極拳を試していました。

 轉法輪』を読んで憂鬱が消えた

 2003年、太極拳を練習している友人が、ジェニーさんに法輪功を紹介しました。 ジェニーさんの夫がインターネットで調べてみると、中国共産党の法輪大法に対する誹謗中傷の内容を目にし、困惑しながらもジェニーさんの変化に注目していたそうです。

 『轉法輪』を読み始めてから、ジェニーさんは今まで感じたことのない心の安らぎを感じ、それまでの憂鬱や不安感がなくなりました。若い頃から患っていた「慢性疲労症候群」もなくなり、それ以来、信じられないほどの健康を得られました。

 彼女が最も感服したのは、人生の真の意義を見つけたことでした。「法輪大法に出会って初めて、私はずっと探していたものが見つかりました。自分はより良い人間になれた気がします」とジェニーさんは話しました。

 子供の頃、ジェニーさんは兄弟の中の3番目で、いつも存在感のない子供だと感じていました。そのため、内心では傷つきやすく、常に認められたい、重視されたいと思っていました。姉との摩擦は、自分が不当な扱いを受け、心のバランスを崩したから生じたのです。法輪大法を修煉した後、彼女は自分の感じたことを考え直し、納得できるようになりました。

 ジェニーさんは修煉してまもなく、夫から「君は付き合いやすくなったね」と言われたそうです。それ以来、夫はジェニーさんの修煉にとても協力的で、支持しているそうです。

图2:珍妮·米切尔(Jeanne Mitchell,左)在台湾平溪燃放写着“法轮大法好”的天灯。

台湾で「法輪大法は素晴らしい」と書かれた点灯を灯すジェニーさん

 修煉後、ジェニーさんは西洋人が中国語を学んでいる話を聞き、自分にとって夢のような話だと思っていました。自分は中国語の4声の発音を覚えられない「音痴」だと思っていたそうです。法輪功を学んでから2年後、彼女は中国語を学びたいと強く思うようになりました。

 そして、ジェニーさんは子どもたちと一緒に中国語学校に通い、その後コロンビア大学で中国語の授業を受けました。数年前から、ジェニーさんはすでに中国語の『轉法輪』を通読することができています。授業以外の時間には、彼女は教授やクラスメートに法輪功を学んだ体験や中国で迫害されている事について話しました。

 法輪大法の自由のために走る

 退職後、ジェニーさんと夫はニュージャージー州の北にある景色が美しい、広い海岸が見える場所に引っ越しました。彼女は多くの新しい友達ができました。

 法輪功が迫害されている事実をより多くの人々に知ってもらうために、2018年初め、ジェニーさんはトライアスロンの競技に参加することを思いつきました。アイデアは良かったのですが、陸上競技をしたことがない67歳のジェニーさんにとって非常に難しく、ましてや意志と体力が必要である競技だからです。

 ジェニーさんは長い距離を走ったことがなく、まさに体力の勝負です。ジェニーさんの願いは、「法輪大法」と書かれたTシャツを着て、最後まで走ることでした。

 ジェニーさんは2018年1月から、体系的なトレーニングに参加しました。ランニングは三種目の中で最も苦手だったので、春から夏にかけてトレーニングを行いました。

 様々な年齢層の1000人の選手と多くの観客が集まりました。 ジェニーさんは、「法輪大法の自由のため」をユニフォームの前後にプリントし、背中にはウェブサイト「Faluninfo.net」がプリントされました。

 スタッフ、コーチ、各メーカー関係者、アスリートやその家族の人たちが、ジェニーさんのユニフォームに興味津々になり、ジェニーさんは自分が法輪大法の中で恩恵を受けた体験談や中国で起きている迫害について話しました。

 ある日、ジェニーさんは水泳の練習をするためにサンディフック国立海浜センターに行きました。 流れが強すぎたため、長く泳がずに陸に上がり、当時、「法輪大法の自由のため」と書かれたユニフォームを着ていました。そして、2人の中年男性が近くにきて、「あんなに速い水の中をどうやって泳ぐのか、自分たちにはまったく想像できない」と話しかけました。ジェニーさんは法輪大法を学ばなければ、自分もできないと法輪功を紹介しました。翌週、中の1人の男性は法輪功を学び始めました。

图3:珍妮·米切尔(Jeanne Mitchell,左二)在比赛终点与家人合影。

ゴールで家族と写真を撮ったジェニーさん(左2)

 2018年8月4日、ジェニーさんは「トライアスロン」に出場し、「65-69歳」の部門で3位を獲得しました。応援に来たジェニーさんの夫、娘さん、娘さんの彼氏も誇りに思いました。ジェニーさんは家族の写真や動画をイベント主催者のウェブサイトに掲載し、SNSでも紹介していました。

 ジェニーさんの家族が協力する姿は、ソーシャルメディアの読者を感動させ、ジェニーさんは多くの「いいね!」やメッセージを受け取りました。

 彼女が受け取った最初のメッセージは、「法輪大法の自由のためとは、どういう意味ですか」という質問でした。これも法輪功迫害の実態を伝える良い機会となりました。

 終わりに

 ジェニーさんはかつて、「法輪大法に出会えなければ、私の生命はすでに存在しなかったかもしれないし、ましてや67歳で『トライアスロン』を完走することなど想像もできません。これは奇跡です。大法の威徳でもあります。すべての中国人と全世界の人々が法輪大法が良いものであることを知り、これを大切にし、尊重することで、法輪大法に見守られることを願っています」と語ったことがあります。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2021/3/27/422598.html)
 
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