【国際ネット法会】ニュージャージー州の大法弟子の体験
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文/ニュージャージー州の大法弟子

 【明慧日本2021年10月13日】

 尊敬する師父、こんにちは。

 同修の皆さん、こんにちは。

  疑心から信じることへ、常人から修煉者への転換

 私は1995年に、幸運にも『轉法輪』に触れたことがありますが、本を手に取って少し読んだだけで閉じてしまいました。当時の私は金儲けのことばかり考えていたので、「皆は、いかにして金を稼ぐかを考えているのに、良い人になることを教えて、何になるというのか」と思ったからです。

 後に海外に来て、縁があってもう一度『轉法輪』と出会ったのですが、中国共産党に教育された悪い観念を持ったまま『轉法輪』を一通り読みました。その数日間は『轉法輪』をめくれば、すぐに極端な眠気に襲われてしまいました。それは座っても、正座しても、立っても、歩きながら読んでみても、どんな姿勢を取っても、なぜかすぐに眠り込んでしまうのです。しかしその後、2回目の『轉法輪』を読んだ時、師父は私の体を浄化してくださいました。10年以上も私を苦しませた胃病が完治しました。座禅した時に、天目で眩しい白い光が見えたことがあったので、「これは本物かもしれない」と思いました。

 当時は2004年の初めで、中国共産党の嘘の宣伝のせいで、海外においても当時の常人は法輪功に悪い印象を持っていました。周りの同僚や友人は、私が大法を修煉したことを知ると、異様な目で私を見るため、私の心は動揺してしまいました。信頼している古い同修に電話をして「師父のことをどのように思っていますか?」と尋ねてみました。同修は直接な答えをしませんでしたが、「ただ師父が言われたことが道理にかなっているかどうか、真善忍が正しいかどうかを見ればいいのです。もしあなたが、それを受け入れることができるなら、その法理に基づいて行えばいいのです」と答えてくれました。私は同修の言葉で目が覚めました。「真善忍は正しい! 真善忍をやり遂げることができれば、どんな状況に陥っても、心が落ち着いていられるはずだ。私はこの大法を修煉していきたい!」と心に決めたのでした。

 修煉して半年経ったある日、座禅をしていた時、下腹部に何かが回っているような感じがしました。その回る感じは、非常にはっきりとしていました。「師父がおっしゃったように法輪は本当に存在しているのだ! これは法輪! 師父が法輪を植え付けてくださったのだ!」と感無量で、涙が止まりませんでした。その時からしばらくは、座禅をするたびに法輪の回転を感じることができました。このような方法で私の疑心が消去され、大法を信じることを阻む多くの観念と要素を、取り除いてくださった師父に感謝いたします。

 修煉して1年ぐらい経って、私は大紀元新聞社に入りました。当時の編集長は、我々新しい学習者の学法をとても重視して、毎週1、2回のグループ方法を儲けてくれていました。学法の後は仕事のことを話さず、心性の交流だけをするのです。その学法と交流の環境のおかげで、私は徐々に修煉とは何かがわかってきました。

 修煉して3年が経った頃、大きな病気の関を経験しました。その日の明け方、耐えられないほどの腰痛で目が覚め、朝の4時頃から午後の4時頃まで、絶えず激痛が続きました。極度の痛みで意識が朦朧としました。旧勢力とは何であるかは、当時はよく分かっていませんでしたが、「朦朧としたら駄目だ」と分かっていましたので、家族を起こし、大紀元の同修たちにも電話して、私のために一緒に発正念をして貰うことにしました。

 激痛の中、「病院に行けば安全だ」という思いが頭を過り、痛みがひどくなればなるほど、その思いが強くなりました。一方、修煉者としての正念も強く存在していたので、「真に修煉する人には病気がない」と思いました。そうやって12時間、正念と人心が交錯して、午後4時頃になると、突然、一秒前までは死ぬほど痛かったのですが、一秒後には何事もなかったように、突然腰痛が消えたのです。

 今回の経験は私に旧勢力とは何かを、確実に体験させました。激痛で意識がなくなるほど、つまり、主元神が自分の思想を支配することさえできなくなるほど、私を苦しめたのは旧勢力しかありません。旧勢力は修煉者の業力を利用して、修煉者を死地に追い込んでいたのです。

 今回のことを通じて、全体の正念の力の強さを目のあたりにしました。大紀元の同修たちの発正念は、私の苦痛を軽減させ、完全に意識を失うことがないようにさせてくれたのだと思いました。そうすることによって、私の主元神がはっきりしている状態を維持することができ、正念が作用することができたのです。

 もちろん、今回の魔難から得た最大の収穫は、正しい信念とは何かが分かり、師父にはできないことはないということを実感した、ということです。正念の中で受けるべき苦痛を受けた後、師父は瞬時に、私の業力を取り除いてくださったのです。このような奇跡を今回確かに実感できたのです!

 修煉して6年経った頃、生死の関を経験しました。ある日の夜11時頃、道端に設置してある大紀元新聞を入れるためのボックスを修理しに行った時のことです。傍に車がいなかったので、車をボックスのそばに停めました。私が車から降りてドアを閉めた時、前方から一台の車がよろよろと私に向かっているように見えました。その時私は「これは誰かが私を驚かせるためのいたずらだろう」と思いました。その瞬間、車が目の前に迫って来ており、「あっ、これはいたずらじゃない! 私にぶつかってきたんだ」、「車にはねられたんだ」、「私は大法弟子で、きっと大丈夫だ!」と3段階になったように思いました。地面から起き上がろうとした時、腰に痛みを感じました。すぐ「私は修煉者なので、絶対大丈夫だ」と思いました。そして立ち上がりました。その時、私の心は恐れる気持ちはありませんでした。「大きな業力を消去したのだろう」と思うと嬉しく思いました。

 その過程はたったの2、3秒であり、細かく考える時間などはありませんでしたが、すべてはとっさの反応です。運転手は西洋人の男性で、車は20メートル進んで止まりました。男性が私の前に来た時、強い酒の匂いがしました。男性は私に、病院に行く必要があるかと聞いたので、私は大丈夫だと答えました。そして、「もし私が修煉者でなければ大変なことになるでしょう。もし通報されたら、あなたはすぐに逮捕されますよ」と言いました。男性に大法の真相を伝えると、「帰ったら法輪功をよく理解してみたいです」と話しました。

 自分の車を運転して、家に帰って足を見てみると、なんとズボンの臀部の位置に大きな穴が開いており、左側の太ももから足首までタイヤの跡がズボンにはっきりと付いていたのです。私は心の底から恐怖感が生じてきて、全身がひどく震えました。「今日の事故は命を取りに来たものだ」と、その時になってやっと気づきました。事故当時、自分の車が後ろにあったので、私の脱出ルートを遮りました。私ははねられて地面に打ち付けられ、男性の車は私の足を轢いたのです。常人から見ると、私はきっと大怪我をしていたに違いありませんが、私は無傷で済みました。今回は大きな業力を消したのではなく、「命一つ」を返したのです! その時の事故は、私に修煉者とは何か、揺るぎない信念とは何か、浩大な佛恩とは何かを、切実に悟らせてくれました。

 修煉者は疫病にどう立ち向かうのか

 2020年2月から、中国国内で新型コロナウイルスが大流行しました。その時、私は多くの同修と同じように、これは大淘汰の始まりかもしれない、私たち修煉者は、これらの疫病に攻撃される心配は無用と考えていました。

 3月になると新型コロナウイルスがアメリカでも流行し、わずか3週間で感染者が20万人以上に増えました。しかもニューヨークとニュージャージーは重篤地域となりました。まさに疫病がすぐそばで存在していることを切実に感じたのですが、その時もやはり、私たち修煉者とは関係がないと思っていました。

 3月20日に師父の新経文『理性』が発表されて、拝読したら、安心と不安が混じり込む複雑な気持ちになりました。安心したのは、師父が「今の『中共ウイルス』(武漢肺炎)のような疫病は目的と目標を定めています。中共ウイルスは邪党の党員、中共邪党の支持者を淘汰するためにやってきたのです」[1] とおっしゃったからです。しかし不安だったのは、師父は「精進していない大法弟子、極端に走る大法弟子は直ちに、自分自身を正し、誠心誠意に法を勉強し、修煉してください。なぜならば、このような弟子は最も危険だからです」[1] とおっしゃったからです。

 今の自分の修煉状態は、精進しているとは言えないと思っています。いろいろな執着心や、闘争心、嫉妬心、恨む心、色欲心、言われたくない心、そして安逸心など、数え切れないほどあるからです。それに最近は、学法する時に気が散ったり、眠くなったりすることがあります。『理性』は私に一撃を与え、自分の状態を正さなければならないと思いました。同修たちと一緒に毎晩家でグループ学法をすることを通じて、主元神がしっかりするようになり、気が散ったり、眠くなることがなくなり、以前より集中できるようになりました。

 しかし、一つの関を乗り越えたら、次の関がまたすぐにやってきました。4月に入って、私たちは新型コロナウイルス特別号と雑誌を大量に印刷し始め、同修たちは残業で対応していました。4月の最初の2週間は、毎週120万部以上の特別号を印刷しました。

 このような肝心な時期に、数人の同修に次々と新型コロナウイルスに似たような症状が現れました。私たちは何回も緊急交流をしました。交流の中で大半の同修は、これは新型コロナウイルスを患ったのではなく、旧勢力からの妨害であると認識しています。そのため、強制的に症状のある同修に外出を禁止させてはおらず、社内でマスクの着用と消毒液の使用も強要せず、入り口に消毒液を用意しただけでした。

 しかし、状況は好転せず、かえって多くの同修にその症状が現れたのです。その時、役所も突然、印刷工場に視察にやって来て、マスクを着用するようにと勧告しました。同時に、同修からの様々な意見も私のところに寄せられました。これらの症状は妨害であり、修煉者に正念があるかどうかを試している、正念を強く持てばすぐ症状が消えるはず、常人の措置を取ったらかえって悪化すると言った同修(彼の症状は確かに1~2日で消えた)もいました。皆の修煉状態はそれぞれ異なっており、正念が弱い人もいるので、皆の安全を保つため常人の措置を取るべきと主張する同修もいたり、なんと工場を閉鎖して2週間の全面消毒を提案した同修もいました。

 その場合、迅速に意思決定をしなければならないということもあり、私は『理性』読み返して、十分に理解するようにしました。皆の修煉状態はそれぞれ違っており、対策を取らないと確かにリスクがあり、政府もそれを勧告しているわけなので、協調人に指示を仰いでから、「症状のある人は帰宅して休養する。工場に入る時にはマスクの着用と手の消毒を徹底する」と人事部に通達を出させました。

 通達が出た直後、ある同修が私に、「通達が出てすぐに何人かの同修が倒れた」と言ってきました。直接言葉には出しませんが「通達は間違った決定だ」と匂わせていました。症状のある同修の中には、帰宅をせず勤務を続ける人もおり、症状は旧勢力による妨害なので帰宅すれば、つまりその妨害を認めることになると思っていたようでした。

 一方、マスクをつけず、消毒もせず、体調を崩していても勤務を続けている同修を見て憤りを覚え、経営陣の無能を叱る同修もいました。「死人が出て、はじめて対策を取るのか」と問い詰めてきた同修もいました。

 数々の争いに大きなストレスを感じ、長時間労働に加えて、ある日私も微熱が出ました。夜、『轉法輪』を2講読み続けたところ、微熱が下がりました。翌日の午後、また微熱が出て、夜、『轉法輪』を1講読みましたが、微熱はまだ続いていました。急に「私も罹ったのではないだろうか」との思いが浮かんできました。その時はとても眠気があり、もう1講を読む気力がありませんでした。ぐっすり寝よう、明日、目が覚めたらきっと治っていると思いました。しかし翌日目を覚ますと、微熱が下がらないばかりか、何を食べても吐き出し下痢もして、この状態が1週間続き、とても衰弱してしまいました。

 その中で「私は李洪志師父の弟子であり、他の按排をいっさい認めない」の一念をしっかり守って、「法輪大法は素晴らしい、真善忍は素晴らしい」を繰り返して暗唱しました。そして『轉法輪』の中の言葉、思い出せるものなら一句二言でもいい、心の中で繰り返し暗唱しました。少し良くなると発正念と学法をし、このようにして2週間後に回復しました。

 今回の魔難から、修煉の厳粛さがよく分かり、師父が説かれた「なぜならば、このような弟子は最も危険だからです」[1]の法理をより深く理解できました。今回の魔難を招いた自分の執着心は何なのかは、今でも見つかりませんが、一応乗り越えてきました。それはきっと、自分の執着心の隙に旧勢力に乗じられたのだと思いました。

 師父、ありがとうございました。

 同修の皆さん、ありがとうございました。

 注:
 [1] 李洪志師父の経文:『理性』

 (2021年国際ネット法会)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/6/16/427052.html)
 
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