新型コロナウイルスに感染してから
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文/中国の大法弟子

 【明慧日本2022年8月1日】私は大学の講師で、2012年にネットから法輪功の情報を見かけて、それで修煉を決意しました。周囲に大法弟子がいなくて、自分も怠けているので、あまり精進していません。次に、新型コロナウイルスに感染してから、どのように生死の関門を突破したかについて話したいと思います。

 2020年1月19日、私は実家に帰省しました。1月23日、武漢では疫病の流行が制御不能になったためロックダウンを始めました。24日から当局は市民に毎日体温を測るように呼びかけました。ちょうど検温の3、4時間前から私は気分が悪くなり、喉が痛くて、体温も上がりました。今振り返ってみると、当時、観念に動かされて行ってしまい、旧勢力の妨害をすぐに否定していなかったせいで、その状態が呈したと思います。

 24日、体温は37.6度になって、医師は慌てて防疫センターに電話をかけました。私自身は気にしていなくて、大法弟子は感染しない、問題ないと思っていました。しかし、家族全員は、私は感染した可能性が高いと思い、その直後、私は病院に運ばれて隔離され、検査結果は陽性でした。

 その前日(23日)、私はまだ大丈夫だと思っていました。「大法を学んでいるので、かかっても心配は要らない」と思いました。その不正な一念は、20日余りの隔離を招きました。今振り返ってみると、反省しなければならない二つの考えがあります。一つ目は、大法を学んでいるからきっとウイルスにかからないという考え方に問題があります。大法を学んだらまるで保険をかけたかのように思っています。二つ目は、かかっても心配要らないというのは、旧勢力の按排を認めたのではありませんか。

 『二〇〇三年元宵節での説法』にこのような質疑応答があります。

弟子:どうして旧勢力に大法弟子を死なせるまで迫害する勇気があるのでしょうか?
師:これに二通りの情況があります。一つは、大法弟子の中で一種の考えが現れたと旧勢力は思ったのです。つまり、大法を修めれば保険をかけたかのように、何も恐れることなく、死ぬことも病気になることもなく、あれこれになることがなく、しかも皆福のある人だという考えです。しかし、この心が生じると厄介なことが起こります。旧勢力は自分がやろうとすることをするので、無意識のうちにそれらの按排を認めれば、あなたを管理する口実を持つようになり、あなたに各種の危険をもたらします。[1]

 今、私が新型コロナウイルスにかかっているのは、まさに自分の人心が旧勢力の口実に使われた結果でしょうか。

 1月25日、私はICUに入って隔離され、すべての医者、看護婦は防護服を着て、言葉と行為にはウイルスに対する恐怖と憎悪を表しています。私の感染を知った親戚や友人たちは様々な反応をして、全体的に怖がっている雰囲気でした。

 私の肺のレントゲン写真に影があり、入院後、体温が38度以上の日が十数日続いていました。ふつう、高熱は3~5日で下がりますが、私はずっと下がっていません。それにしても私は薬を使わない、氷を使わないことを固守しました。医者は焦って、薬を飲むように私を脅かしました。「熱を下げるのは簡単で、1時間の動功をやればいい」と私は医者に説明して、1時間やれば本当に体温が下がりました。しかし30分後にまた上がりました。

 そのため、体温を測る前に私は動功をやって、体温がすぐに下がります。医者らはみな驚いています。発熱という正しくない状態がこれほど長く続いたのは、旧勢力の按排を否定しなかったからだと悟った時、私は発正念して旧勢力の按排を否定しました。それで、翌日に体温が下がりました。「念を正にすれば 悪は直に崩れる」[2]のとおりです。私の状態は医者、看護婦に大法の不思議さと超常さを示しました......

 入院した後、私自身は、健康上まったく心配ないと思っていましたが、周りの人はそうは思いません。当時、感染は本当に命をとるものなので、周囲の人は極度に緊張していました。医者や専門家や、医療以外の方法によって新型コロナウイルス感染を治癒できることは信じ難いです。体が苦しくても、彼らがどんな態度をとっても、私は微笑んで対応して、彼らが私を救ってくれるのではなく、私が彼らを救うのだ、と思っていたからです。その後、親族、友人、カウンセラー医師、ないし警察まで、治療に協力するようにと私にプレッシャーをかけました。彼らは私を試練するために按排されたのだ、と私は分かっています。私は大法と師父を信じて、旧勢力の按排を正念で否定しました。

 私はあまり精進していませんが、隔離期間中、「三つのこと」をするのを忘れていません。携帯電話を持っているので、安全かどうかを配慮する余裕もなく、以前私から真相を聞いたが「三退」していなかった人に、直接1人ずつに電話をかけて「三退」を勧めました。特殊な環境に身を置いて私の正念はとても強くて、順調に十数人に「三退」をしてもらいました。

 感染している間、私は薬を1錠も飲まず、注射もせず、正々堂々と病院を出ました。その後、防疫センターから電話がかかってきて、「感心した。あなたは治療せずに自力で回復した唯一の人だ」と言われました。師父のご加護と自分の正念のおかげで、関を突破できたと思います。

 注:
 [1] 李洪志師父の著作:『二〇〇三年元宵節での説法』
 [2] 李洪志師父の著作:『洪吟二』「恐れ無し」

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/1/28/437378.html)
 
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