4年間の冤罪による収監中、修煉を堅持し、正念と正行で百人余りを退党させる(2)
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 【明慧日本2025年5月17日】(前文に続く)

 六、行動で法を実証し、正念で病業の関を突破する

 1.4回の消業中に迫害を否定する

 4年間の冤罪生活の中で、私は4回の消業(業力を消す)を経験しましたが、いずれも高熱という形で現れました。最初に高熱が出たとき、私は師父にお願いして、「弟子を加持してください。私は法輪大法が素晴らしいことを証明するのだ」と正念を発しました。その結果、皆は私の症状に気づくことができず、2日も経たないうちに回復しました。

 2回目も同様に正念でこの関を突破しました。工場の作業を終えて宿舎に戻る途中、自分では何の異常も感じていませんでしたが、外見的には歩き方が少しおかしいように見えたようです。後ろを歩いていた人が私を支え、「このおばあさん、どうしたのだろう?」と言いました。その日当直していたのは、法輪功を最も厳しく迫害していた監区の小隊長でした。私は「邪悪がこの機会を利用して、私に薬を強制し、迫害することは許さない。私の体温を正常にし、熱を下げる」と正念を発しました。

 宿舎に戻ると、この小隊長は待ちきれない様子で私の体温を測ろうとしました。薬箱を背負った人を含め計5人が私の周りにいました。その間、小隊長が突然「恥知らずなやつ、誰が薬を飲めと強制したんだ?」と自分から言い出しました。

 私は「邪悪は私が考えていることを知っている。私が小隊長の頭にこの念を打ち込んだから、彼女はそれをそのまま口に出したのだ」と思いました。

 測定が終わり、体温は37.5度でした。すると小隊長はまた「ふん、37.5度を超えたら、薬を飲まなきゃいけないんだぜ!」

 こうして今回の正邪の対決は、邪悪の敗北という形で終わりました。

 2.大法の奇跡を見証し、50年以上の頑固な乾癬が治る

 私は14歳のときに乾癬を患いました。大法を修煉する前、頭はまるでヘルメットを被っているように覆われ、耐え難いほどの痒みがありました。毎晩、固いかさぶたを剥がし、血が滲み、黄色い体液が流れ出ました。そして夜には、また新たなかさぶたができ、それをまた剥がすという日々の繰り返しでした。このため、髪は束ごと抜けてしまい、全く眠れない状態でした。

 全国各地を巡り、あらゆる治療法を試しましたが、何一つ効果がありませんでした。医者は「この病気は睡眠不足でさらに悪化し、悪循環を引き起こします。他の病気もどんどん重くなり、まさに生きているのが苦しい状態になるでしょう」と言いました。しかし、大法を修煉し始めた後、師父が弟子の体を内側から外側へと浄化してくださり、症状が表面に押し出されました。その後、痒みは徐々に和らぎ、大きな改善が見られるようになりました。

 冤罪の4年間、私は乾癬のことを全く気にせず、毎日お風呂に入っていたため、知らないうちに治っていました。この過程を、同じ部屋の人や刑務官たちも見ていました。ある日、同室の人が私に言いました。「あなたの乾癬、治ったみたいね」

 私は「そうよ、大法を修煉するのは本当に素晴らしいわ。どんな治療も必要なく治ってしまったんだから。法輪大法は病気を癒し、健康をもたらす奇跡的な効果があるのよ」と答えました。

 その話を聞いた人が隊長に報告したようで、隊長が直接私を訪ねてきました。彼女は「あなたの乾癬が治ったって聞いたわ。どうやって治したの?」と聞きました。実際には、隊長は私が乾癬から回復する過程を監視カメラで既に見ていたようです。

 私は「法輪大法を修煉して治りました。法輪大法には病気を癒し健康をもたらす奇跡的な効果があります。修煉すれば誰でもその恩恵を受けられます」と答えました。

 隊長は「あなた、本当にすごいわね」と言いました。私は「私がすごいのではなく、私の師父がすごいのです」と答えました。すると彼女は「あなたがそんなにすごいなら、ここから飛んでいきなさい」と言いました。私は「私が飛ぶとしても、あなたには絶対に見せないわ」と心の中で思いました。

 この隊長は口には出しませんでしたが、内心では大法弟子を敬服していたことでしょう。

 このような環境の中で修煉するには、常に正念を保ち、師父と法を堅く信じることが必要です。一つひとつの念を正し、無私無我で他人のために尽くす正覚を修めることを目指します。そして、常に人を救うことを考え、三つのことをしっかり行うよう努めます。

 師父は、弟子が行動で大法の素晴らしさを証明したいという願いを持ち、心性が向上し、その層次の基準に達したのを見て、弟子の負担を取り除いてくださるのです。実際には、すべて師父が弟子のために背負ってくださったのです。

 3.どのような状況でも真相を伝え人を救うことを忘れてはならない

 出所の日、ちょうど私が所属していた小隊の隊長が当直していました。この若い女性警察官は心優しく、人柄も良く、さらに容姿端麗で、大法弟子にもとても親切に接してくれました。私が服を着替えているとき、セーターのボタンがとても小さく、何度試しても留めることができませんでした。彼女は「焦らないで、私が留めてあげる」と言ってくれました。私は感動し、「こんなに素晴らしい人がいるなんて、千人に一人の逸材だわ」と言いました。

 ここにいる警察官はみな邪党(中国共産党)の党員なので、この機会を利用して彼女に真相を伝えました。そして「三退」をすれば平安が守られることを教えました。共産党はこれまでの運動で多くの人を殺し、悪事を働き続けてきたため、天が必ず滅ぼそうとしています。三退していない党員は、共産党と一緒に災難に巻き込まれてしまうのです。ではどうすれば良いのか? 神様には方法があります。善良な人を救い、悪い人を滅ぼすのです。救われるためには、かつて加入した党・団・隊の組織から脱退するだけで命を守り、平安を得ることができます。彼女はこれを聞いて脱退に同意しました。さらに私は、「『法輪大法は素晴らしい』『真・善・忍は素晴らしい』という九文字を覚えて、心を込めて唱えると、福報がもたらされます」と伝えました。

 刑務所の門を出ると5、6人の警察官が引き渡しの手続きをしていました。彼らを見て、私は善意を込めて合掌し、「皆さん、こんにちは。お疲れ様です」と挨拶しました。警察官たちは嬉しそうに笑い、その中の一人が笑顔で私の前に歩み寄り、「このおばあさん、こんなに元気そうだね」と言いました。彼女は笑いながら、「まだ修煉を続けるの? 続けるなら家でしっかりやってね。外には出ないで」と言いました。

 私は「あなたが私のことを心配して、傷つかないように気遣ってくれているのを分かっています。大法弟子に親切にしてくれて、ありがとうございます!」と返事しました。

 4.4年間で150人を救うと決意し、毎日救った人の名前を暗記する

 黒巣(刑務所)に入ったばかりのとき、私は心の中で「この環境の中でしっかりと自分を正し、不正なものすべて正し、三つのことをしっかり行う。ここに来たからには、真相を伝え人を救うためだ」と決めました。4年間で150人を救おうと決意しました。

 真相を伝える前には、毎回丁寧に正念を発し、自分の空間を清め、周囲の環境を清め、背後で人を操る邪悪な力を解体しました。そして「すべての生命は、法を得るために修煉をしに来たのです。『法輪大法は素晴らしい! 真・善・忍は素晴らしい』の言葉を覚えてください。どうか自分の生命のために最良の未来を選んでください。大法を迫害する邪悪な警官や悪人たちが私に近づくことがないように、彼らが近づく前に解体されますように」と心の中で思いました。このようにして、正念をもって正しく行動し、真相を伝えて衆生を救うことを続けました。そして出所するまでに、合計146人を説得し、三退をしました。目標の150人にはあと4人届きませんでしたが、その心願を持ち続けました。

 最初の人に真相を伝える時、私は心の中で一念を発しました。「私は必ず三退した人々の名前をしっかりと記憶しなければならない。出所後には、必ず明慧ネットで声明を発表しなければならないので、名前をしっかりと覚えなくてはならない!」そう思って、師父に弟子の記憶力を強化してくださるようにお願いしました。師父のご加持がなければ、弟子は全くできません。毎日、何度も三退した人々の名前を繰り返し暗記しました。1人を救うたびに、最初から最後まで1人も漏らさず、すべての名前を1回暗誦しました。三退した時間が早い人々は、その名前をしっかり覚えることができ、忘れにくくなります。

 しかし、残念ながら出所前の1カ月間で、救った人々の名前は時間が足りなかったため、最後には2、3人の名前を思い出せなくなりました。

 弟子はまだ大法の修煉基準に遠く及ばず、今後は必ず精進、精進、さらに精進し、師父と共に新しい宇宙の生命として修成し、師父の元に帰りたいと思っています。

 (完)

 
翻訳原文(中国語):https://www.minghui.org/mh/articles/2025/4/18/492724.html
 
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