法を暗唱することにより、母が精進する
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文/中国の大法弟子

 【明慧日本2021年5月17日】母は三つのことをすべて行なっていますが、少し苦を舐めることを恐れていて、1時間の静功が最後まで堅持できません。実は母には1時間を全うする能力があります。ただこの方面での修煉が足りず、人にも少し老けて見えているため、時には「そろそろ90歳になるのでは?」と聞かれることもあります。

 同時に、母は恨む心と嫉妬心がしばしば現れ、煉功する時も、昔のことがよく脳裏に浮かんで来ます。残念なことに、母は内に向けて探し、心性を向上すべきであることを悟らず、いつも他人が悪くて自分に申し訳がないと思い、人を恨み、不満に思っています。

 一度、私は母と一緒に同修の書いた恨む心に関する交流文章を読みました。そして深く交流しました。母は自分に恨む心と嫉妬心があることを認識でき、法を暗唱したくなり、私に「この方面に関する師父の説法を探してくれ」と頼みました。私は『境界』など師父の経文を探し出しました。その時、母はまた何度も読めばいい、必ずしも暗唱する必要はないと言い出しました。私はすぐに母にこう伝えました。「この言葉を言ったのはあなた自身の主元神ではありません、あなたの思想業力が話しています。なぜなら、それはあなたが法を暗唱することを恐れているからです。法を暗唱すれば、それらを消滅することが出来ます。それらは死にたくないのです。ですから、先ほどあなたを制御して『読めばいい、必ずしも暗唱する必要はない』と言わせました」というと、母は笑いました。

 私は、母から先に経文『境界』を暗唱してもいいかと聞かれました。母は経文を読んでみて「この経文なら暗唱できる」と言いました。そして、数日の時間を費やして、やっとこの経文を暗唱できました。そして思いもよらなかったことに、母の修煉状態に突然非常に大きな変化が起きました。母は私にこう告げました。あなたが見つけてくれたこの数編の経文と関連する説法を読んだ後、心の中がとても広く、明るくなった。朝座禅をする時、最後の数分間に脚が痛み出した時「忍ばないとならない」と経文『境界』の中の「苦をもって楽とするのです」 [1]を黙読し、そして最後まで堅持できた、とても嬉しかったと母は言いました。

 母はまた「この数編の経文と関連する説法をすべて暗唱するだけではなく、法に照らして行動し、恨む心と嫉妬心を修める」と言いました。母が向上出来ているのを見て、私もとても嬉しくなりました。法を暗唱することの威力は本当に大きいのです。母はこれほど長年、恨む心を取り除くことができず、悟れなかったのですが、なんと短期間で根本的な変化が発生しました。

 ここで師父の経文『境界』を尊敬の念を込めて転写します。恨む心が取り除き難い同修は暗唱してみてください、必ず驚きの喜びが待っています。

 「悪者は嫉妬心によって、私のため、怒りのために、自分が不公平だと言います。善人は慈悲心が常にあり、憎むことなく、恨むことなく、苦をもって楽とするのです。覚者は執着心がまったくなく、幻のために迷っている世人を静かに観ています」 [1]

 注:
 [1] 李洪志師父の著作:『精進要旨』「境界」

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/5/11/424863.html)
 
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