他の次元での色欲心の現れの危害について
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文/中国の大法弟子

 【明慧日本2021年5月18日】私は天目を通して、色欲心が重い同修の身体の中に黒い大きな柱(旧勢力の機制)があり、身体全体を貫いているのを見ました。ミクロの次元から見ると、その柱は飴玉の串刺しのように、その修煉者が対応するすべての宇宙体系に貫いています。その宇宙体系の衆生から見れば、黒い柱は宇宙の中心に位置して、天まで届き、先端と下の底が全然見えません。宇宙の衆生はその柱を「怪物」と呼んで、どうすることも出来ません。旧勢力はこの柱(黒い機制)の運転を動かすことを通して、同修を色欲の心から抜け出せなくしており、目的は同修のすべての宇宙体系(衆生を含む)を滅ぼすことです。

 ある日、Aさん(同修)は後頭部がとても痛み、ある力の作用で真っ直ぐ座れず、イライラして落ち着かず、発正念もしたくなくなりました。実はそれは他の空間の邪悪要素が作用しているのです。この時、発正念がしたくなければ、さらに発正念をすべきです。

 Aさんは発正念を始めました。最初の1時間、後頭部に痛みを感じました。Aさんは引き続き痛みを感じるところに正念を発し、1時間を過ぎると後頭部に黒いものが見えました。その黒いものは、精神の部分で「悪い夫と離婚して、もっと良い人を探そう」という観念です。実は、常人の「夫が自分に良くしなければ、離婚してまた再婚する」という現代の堕落した観念が、体の中に形として存在しています。Aさんは決して離婚はしないと思っても、やはり心の深いところにこの考えがあります。今回の発正念を通して、この観念に気づきました。

 Aさんは発正念をしてこの次元の腐敗物質と関連する観念を取り除いた後、後頭部の痛みが軽くなりました。引き続き発正念をして、同じような黒い汚いものを見つけました。これらのものは、「人間の腐敗、淫乱などの行為」として精神に現れ、Aさんの身体についています。これらのものは常人のネットや新聞、あるいはテレビを見ることを通して身体に入りました。

 師父は、「人間は目で何を見ても大丈夫で、見たくなければ見なければいいと言っています。違います。目に入ってしまえば、身体に入ってしまいます。いかなるものもほかの空間で身体に入ることができます。長く見れば見るほど、たくさん入ってきます」[1]と説かれました。

 だから常人のネットは絶対に見てはいけません。見たら、見た内容が体の中に自分の空間を形成します。修煉者は常人のものを見ると、後のいつかに苦を嘗めてから、それらの物を取り除くことができます。そうでなければ、それらのものはずっと身体の中に存在して作用を果たし、さらにいつか邪悪の要素に利用されてあなたを迫害するかもしれません。

 これらの黒いものを解体した後、Aさんの身体の中にまた「男女の濃い情」が現れました。このものはAさんに男女の情に陥らせ、抜け出すことが出来なくさせています。この物質の真ん中に人と同じ大きさの穴があって、この穴は男性のBさん(同修)の形で現れ、身体や、目、髪の毛、すべてBさんと合致しており、さらに穴自体の色も人のイメージです。この物質が現れると、AさんはBさんに愛情が現れました。この時Aさんは突然先日の夢を思い出しました。「Bさんは私に愛を示したが、私は断りました」。目が覚めた後、Aさんはおかしいと思いました。普段の2人は全然このような感覚がないのに、なぜこの夢を見たのでしょう? 今回発正念を通してこの穴を見て、すぐ分かりました。これは旧勢力の按排です。旧勢力の按排が目の前に来た時、Bさんが現れました。AさんはBさんを見て、突然心から抑えられない気持ちが現れ、自分で抜け出すことが出来ない情の虚像に陥りました。もし、この情を自分の本当の思想だと思えば、旧勢力の按排を認めることになります。それを確固として否定し、旧勢力や旧勢力の按排、及び関連の迫害要素を解体して取り除き、同時に自分の執着心を見つけて取り除くことが正しいのです。

 この時、Aさんは男性のCさん(同修)のことを思い出しました。AさんはそもそもCさんに対して、普通の関係でした。しかしある日、Cさんのイメージが突然Aさんの頭に入って、その時、AさんはCさんに対して抑えられない気持ちが現れました。Aさんはこの気持ちを執着心として取り除きました。しかしその気持ちがますます強くなり、ますます抵抗できなくなり、最後はその情から抜け出すことが出来なくなりました。AさんはCさんと会わないように、地元から逃げました。Aさんは乗り越えた後、なぜその時Cさんにそんなに重い情を持ったのか自分でも分からなかったそうです。今考えてみると、それは旧勢力がAさんに按排したCさんのイメージの機制が作用した結果だと分かりました。もし、Aさんが当時すぐ旧勢力の按排だと識別して否定すれば、この関を簡単に乗り越えられたでしょう。Aさんは天目でこの物質を見た後、発正念をして男女の情を取り除きました。

 このことについて、私は「夢の中に現れた迫害の状況は、恐らく師父の啓示かもしれない、私たちが旧勢力の按排を事前に分かるようにするためで、その時私たちは正念で旧勢力の按排を否定し、同時に発正念でそれらのものを解体し、自分の漏れを見つけて正すようにするためだ」と悟りました。私たちは恐れず、それらのものを認めてはいけません。もちろん、何もしないわけではありません。さもなければ旧勢力の迫害は恐らく現実になる可能性があります。

 Aさんは1時間半の発正念をして、また集団学法に参加しました。学法する時、師父はAさんに旧勢力の機制を示されました。Aさんが発正念をした時見た邪悪の物質は、旧勢力が按排した黒い柱のような全体の機制の僅かな部分です。Aさんの身体中のすべての色欲物質は、常人のネットで見た物が旧勢力に使われて、色欲の機制を構成し、Aさんを迫害しました。

 もし色欲の重い同修が、長時間学法をせず、長時間発正念をせず、心を修める環境がなければ、旧勢力が按排した機制を徹底的に解体することは出来ず、自分の色欲を取り除くことができず、最後は色欲の心に滅ぼされます。

 また、常人の中で多くのトラブルや迫害について、その背後の根本的な原因は、色欲が作用した結果だと私は気づきました。例えば、ある女性同修の家庭の関は非常に大きく、夫に常に殴られたり、男性同修は常に妻に罵られたりしています。表面上で同修はいくらしっかり行っても、その背後の根本的な原因は色欲がもたらしたものです。一部の同修は経済面で旧勢力に迫害されて、ずっと苦境に陥り、毎日家計のため忙しくしています。その背後の原因も色欲があるためで、旧勢力に迫害される口実を掴まれて形成した状況です。

 また、一部の同修は借金が多く、多くのお金を騙されていますが、それも色欲を取り除いていないため、旧勢力に利用されて迫害されたのです。さらに、一部の同修はデジタルキャッシュのウェルスの罠に陥って楽しんでいますが、その原因は色欲です。旧勢力はその同修が修煉する資格がないと思って、ウェルスの方式でその同修を淘汰するつもりです。その同修の現れは、他の同修がいくら注意しても、全然分からないのです。実は彼が分からないのではなく、旧勢力が彼を厚く包囲し、他の同修の話を分からなくさせているのです。

 また一部の同修が連行された原因も色欲と関係があります。連行された同修は、根本的な原因も分からず、迫害を解体できないので転向しました。刑務所から出て来て「厳正声明」をし出しましたが、その色欲があるため、また連行され、また厳正声明を出すことを、繰り返しています。どうやって修煉するか分からなくなり、本を読むことと仕事をすることを修煉としています。一部の同修は病業のため死亡しましたが、その原因は色欲と関係があります。

 色欲はいろいろな面で現れます。例えば、一部の同修は衣服の買い物が好きで、おしゃれが好きで、同修の夫が外で浮気をするのも色欲があったためもたらしたことです。自分の場が良くなければ、相手を正すことができず、さらに、相手が外で良くないことを起こさせたりさせます。同修はいつも相手を正したいのですが、相手はずっと変わらず、悪循環になっています。実は修煉者として、自分の周りに何かあったら、私たちは自分に向けて探すべきです。

 師父は、「以前既に話しましたが、実は常人社会で起きた全ては今日においても、皆大法弟子の心によって促成されたのです」[2]と説かれました。

 かつて、ある女性の同修はどのようにして色欲を取り除いたのかを話してくれました。「私の色欲が重い時、会社の男女関係がとても混乱していました。私が色欲を修めて取り除いたら、会社の男女関係も正常になりました」。彼女は、「私は自分が彼らの王だと認識しました。私の念が正しくなければ、衆生が混乱することになります」と話しました。

 邪に悟った人も同じです。表面上は邪悪のネットに毒害されて邪悟し、あるいは他の邪悟した人に引きずられて邪悟したのですが、実は背後の原因は色欲です。また一部の同修が長い間、修めることが出来ないのは修煉の最初に色欲の関を乗り越えていないからです。

 師父は、「歴史においても、あるいは高次元空間においても、人が修煉できるかどうかを判断するのに、人の欲望、特に色欲のことが重視されてきました」[3]と説かれました。

 色欲に執着すれば、修煉が出来ず、どうやって修煉するかも分かりません。80歳の同修にしても同じです。一部の年配の同修は色欲を取り除かず、さらに重く反映しています。上記で述べた迫害を受けたり、家庭の関が大きくなったり、病業の関が大きくなったりしたのは、このような関がすべて色欲に関わるとは限りません。一部の同修は他の執着によって、旧勢力に口実を掴まれています。例えば、「自分が偉いと思う」ことが引き起こした関もあります。しかし関があった時、必ず自分に色欲があるかどうかを私たちは探す必要があります。

 師父は、「煉功の時にあれこれと妨害が現われてきた場合、まず自分自身から原因を捜し、まだ何か捨てなければならないものがあるのではないかと考えるべきです」[3]と説かれました。これは師父が色欲について説法した時に説かれた法です。

 多くの同修は色欲を取り除いておらず、夢の中の関も乗り越えられないのは、色欲があることを示しています。一部の人は「自分にはその執着がない」と言い、また「夫婦の間にそのような夫婦生活がない」と言いますが、それは表面形式でしかありません。夢の中の関を乗り越えられなければ、色欲を取り除いていないということです。一部の同修はずっと色欲の関を乗り越えられず、回数が多くなると自分も鈍感になり、何とも思わなくなりました。一部の修煉者は、夢の中の関を乗り越えられず、目覚めたら後悔しますが、しかし普段しっかり修めてこの執着心を取り除かなければ、次の夢の中でも同じように関を乗り越えることが出来ません。だから後悔しても役に立ちません。

 もちろん、一部の人はこの心を修めたいのですが、要領が分からず、普段この執着心がどれほど重いのか感じられません。実はそれは旧勢力に裏で仕事をされたからです。旧勢力は色欲とその要素を身体の各次元のもっとミクロの所に隠して、あなたに気づかせないように、修められないようにさせており、その一方で「色欲を取り除いていない」という口実であなたを迫害しています。そして私たちは修煉することが出来ないまま迫害されます。

 色欲を修めて、色欲の葉や枝だけでなく、根も掘り出す必要があります。例えば、「おしゃれが好き」、「きれいな異性を見るともっと見たい」などは、すべて色欲の表れです。私たちは普段正しい思想や行為によって、自分の色欲を認識でき、色欲の根を掘り出すことが出来ます。しかし、極端に走って身なりを構わない、異性を見ないなど、単純に表面上の行為を正して、色欲自体を心から取り除いていないのではいけません。私個人の理解として、色欲は雑草の根で、その表れは葉であり、葉を取り除いても根があれば、いつかまた出て来ます。今多くの男性は自分の妻に興味がないから色欲がないのではなく、色心によって、自分の妻をすでに見飽きたから、外で他の女を探しています。表面の行為だけを正しても、色欲の根は取り除かれたことにはなりません。修煉者も同じで、夫婦間に欲望がないことは何の証明にもなりません。夢の中の関も乗り越えられなければ、それは厳粛なことです。ですから夫婦の間に欲望がないと言って、自分の色欲を取り除かないことをしてはいけません。

 私個人の悟りとして、夢の中で色欲の関を乗り越えられないことを重視すべきです。多くこの方面の法を読んで、暗記できるまで繰り返して読んで、読む時、身体の中に隠された色欲のものが掘り出されて、識別することが出来、それを排除して取り除くことが出来ます。普段、長時間発正念をして、色欲の要素を取り除き、たとえ最初に色欲の要素を感じられなくても、それに向けて発正念をすべきです。私たちはしっかり、理性的に、色欲がまだあることを知り、発正念してその心を排除するのです。色欲を感じないという口実で発正念しないことはいけません。私たちは感覚に基づいて修煉することはいけません。

 色欲を修める時、排除すればするほど、色欲が強くなると感じることがあります。私個人の理解として、色欲を修めることは、色欲が強くなくなることではなく、逆にそのミクロの色欲の要素を表面上に押し出したから、色欲が強いと感じました。この時絶えず排除して、徐々にその物を取り除くのです。

 この色欲の要素をすべて取り除いたら、普段の考えや、社会が進歩し、素晴らしいと思ったことがすべて色欲によって引き起こされたことだと気づくことになります。例えば、年配の女性が流行のおしゃれが好きで華やかに着飾る、更に赤いズボンが好きな年配者がいるなど、これは道徳が堕落した表れで、根本的な原因は色欲の心です。常人の中でも正統な年配の女性は人情に厚く、身なりが質素で、人に端正な感じを与え、用が無ければあまり外出せず、倹約を旨として家事を切り盛りし、あるいは子孫への教育に主に時間を使っています。しかし、現代の人は、家でじっとしていることができず、大勢の前で広場でダンスをしています。もちろん、大法弟子が外に出て真相を伝えることは別のことで、大法弟子として、何が正しく何が正しくないか区別できるのです。

 法にはすべてがあり、もちろん人としての基準もあります。修煉者に色欲がなければ、法の中から自然に人としての基準を現わしてきます。私はこのことを悟った時、師父が説かれた「宇宙の演化の過程において、特にいま商品経済の大波に巻き込まれてから、多くの人の道徳がかなり退廃してきて、真・善・忍という宇宙の特性からますます遠ざかっています。常人の中で時流に従ってきた人々には、人類の道徳がどれほど退廃したのか、その程度を感じとることができないので、良いことだと思っている人すらいます。心性が修煉によって高まってきた人だけが、後ろ向きに振り返ってみた時、人類の道徳が恐ろしいほどにまで退廃していることを認識できるのです」[3]を突然理解しました。

 普段、旧勢力に対して時々刻々に否定するべきです。旧勢力への否定は少しも揺るがせないことです。また多く法を勉強するべきです。私たちが色欲を取り除くことに対して、確固とした信念を持っていれば、師父は私たちのこの物質を取り除いてくださいます。ある日、私は大法の本を読んでいた時、天目で本のすべての文字が法輪と師父の法身で、文字を読んでいると、法輪は私の身体の中に飛んできて、廃物を取り除いてくださり、同時に師父の法身はその法の背後の意義を私に示してくださいました。そして一つの文字は一つの次元で、読んだら一つの次元に向上します。法はこんな大きな威力があります。ですから学法することは非常に重要です。発正念も色欲の心が重い同修に対して非常に重要です。

 以上は自分の次元で天目で見たこと、及び自身の悟りです。同修は法に基づいて判断し、もし法に合わない所があれば、是非慈悲なる指摘をお願い致します。

 注:
 [1] 李洪志師父の著作:『各地での説法十一』「二〇一〇年ニューヨーク法会での説法」
 [2] 李洪志師父の著作:『各地での説法二』「二〇〇二年米国フィラデルフィア法会での説法」
 [3] 李洪志師父の著作:『轉法輪

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2018/12/15/378442.html)
 
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