文/中国の大法弟子
【明慧日本2021年5月20日】私は中国の青年弟子です。二十数年の修煉の中で、家族は何度も中国共産党(以下、中共)の迫害を経験しただけでなく、私自身もとても大きな家庭の魔難を経験しました。師父のご加護の下で、私は大法を堅く修めて今に至りましたが、しかしこの数年いつも強大な抵抗力を感じ、私の修煉を阻害しています。
同修の文章「結婚についての幾つかの認識」を読んで、私はとても心を動かされました。ここで自分の経験を書き出して、まだ情欲の海に陥り自ら抜け出せずにいる青年同修を呼び覚ましたいと思います。修煉は非常に厳粛で、早く自分を正し、純潔を守って悪に染まらないようにしましょう。
小さい頃から私はテレビの普及と共に成長しました。父母は恋愛と結婚のことをずっと教育し、大学前の早い恋は許さなかったので、それを守っていました。しかし、父母は私がどのテレビを見ているのかはほとんど干渉しなかったので、恋愛小説や恋愛映画、ドラマを見て成長しました。中国の伝統文化が破壊されたため、私たちは伝統的な女性がどのようにすべきかを知りません。私たちは一生懸命本を読み、個性の解放を追求し、女性の権利と自由を求めており、頭の中に形成された色欲や思想業力が非常に重いのです。
大法の修煉に入ったばかりの時、青春真っ盛りで、常人社会の巨大な誘惑の下、私は長い間修煉しているかどうかわからない状態にありました。師父が説かれた色欲についての説法を見ても、自分は出来ないかもしれないと感じ、それが自分の修煉の道に何をもたらすのか考えても見ませんでした。精進しない状態が長く続く中で、私は常人と結婚しました。頭の中に現代の変異した観念がいっぱいある私は、結婚前に自分の純潔を守らず、結婚してからますます断欲出来ず、依然として恋愛ドラマを見るのが好きで、情欲の海の中で心を悩ませました。全く色欲の問題を取り除いていないのは言うまでもありませんでした。
ここ数年、師父はかつて色欲の問題で間違いを犯した全ての大法弟子に、間違いを認めて公開するよう要求されました。それから再び間違いを犯さなければ、師父は大法弟子を助けてこの方面の大部分の業力を消去してくださいます。同修達もこの問題を交流したことがありましたが、私は、まだ自分の問題を暴露しませんでした。一つは口に出すのが恥ずかしいと思い、二つは自分はとても取り除けないと思っていたからです。私はただ1人の人と付き合い、結婚しました。それは常人から言うと、すでにとても良く出来ています。今考えてみると、修煉の基準に達していない自分のために心の慰めを探していたのです。婚前交渉は、その人と結婚するかどうかとは全く別の問題です。私は神が人間に定めた順序を守らなかったので、大きな漏れになりました。
父母(同修)は、私にこの方面の問題を指摘したことがありますが、しかし私の修煉状態をどうすることも出来ませんでした。私に対する情を放下できないため、私が結婚前、彼を家に住まわせたとき、同じ部屋にいないというだけで父母は黙認しました。今見ると、これは父母(同修)としての責任を果たさず、法に則っておらず、神が人間に定めた基準を守っていません。伝統から言うと、女性は結婚する前、両親は必ず厳格に教育し、結婚していない恋人の気の向くままにさせて良いのですか? 今思うのは、色欲の問題を家族で二十年来深く交流したことがなく、私が色欲の関で正しく行わなかったことで、直接父母に影響を与えてしまいました。
同修の文章の中で、離婚する大法弟子の大多数は、婚前交渉があったか、或いは結婚後に苦難の状況があると書いています。確かに、私の結婚は夫が浮気をして、離婚を求めて終わりました。その魔難の中、私はまだ情に悩まされ、ずっと復縁を望み、また間違いを犯し、最後に夫はやはり去って行きました。きちんと修煉していなかったので、当時の私は全くどこに問題があるのか悟れず、二十年来、家族は何度も迫害に遭い、真相を伝え人を救う道にも魔難が重なりました。今私は悟りました。私たち家族の修煉にまだ他の執着もありますが、しかし私は色欲の問題で正しく歩まず、父母も、私の恋愛問題に正しく対処せず、旧勢力に隙に付け入られ迫害されたのです。これは私たち家族が、長期に魔難の中にある主要な原因です。
離婚してからの数年間、私は着実に修めて精進し、色欲を修めて無くしていきました。かつて身体に生理の障害が出たり、下半身の具合が悪く、さらに主意識が弱くなって異常な状態になり、坐禅も長期にふらふらしていました。正念を堅くし、絶えず法を暗記し、内に向けて探す中で、長い時間をかけてやっとゆっくり突破しました。
師父は説かれました。「煉功の時にあれこれと妨害が現われてきた場合、まず自分自身から原因を捜し、まだ何か捨てなければならないものがあるのではないかと考えるべきです」[1]
慈悲なる師父は私を見放さず、助けてくださり、巨大な罪業を引き受けてくださいました。あの数年間、自分は厳粛に修めず、家族の修煉の道に多くの余計な魔難をもたらし、大法を修めることの素晴らしさを現わすことができず、多くの親戚友人を救うことができませんでした。教訓は本当に重すぎました。
同修は文章の中で、「父母が子供を教育することについて」提起しましたが、私は非常に重要だと思います。今の社会は本当に道德が堕落し、ポルノだけでなく、同性愛や乱れたものも直接小中学生に注ぎ込まれています。もし、小さい頃からこの方面の伝統教育を行わず、厳格に子供を管理せず、子供に常人の映画やテレビをそのまま見せていると、知らず知らずのうちに変異した文化により、巨大な思想業を形成し、それが子供の頭に満ち溢れて、さらには子供の一生を左右します。つまり私が子供の頃に好きで鑑賞していたのと同じように、小さな頃から伝統教育がなく、適齢期になってから父母が指摘しても、作用はとても小さいのです。大法修煉にすでに入ったとしても、真面目に自分を修めず、思想の中の色欲を放棄せず、常人社会の誘惑の中でとても容易に正念を喪失し、色欲の関を乗り越えるのは本当に非常に難しいのです。
当然ながら、もし修煉者が結婚後に気をつけなければ、魔難はさらに大きくなります。身近にいるこのような青年同修は重大な交通事故で肉体を失いました。ある人は厳重に主意識がはっきりしない状態で、修煉を放棄してしまいました。ある人は巨大な家庭の難に遭遇し、同修の両親も同時に邪悪の迫害を受け、大法弟子が三つのことを行なうことに大きな妨害をもたらしました。現在、変異した色情文化が溢れる社会で、色欲の関は若い弟子から言うと、巨大で長期に考えなければならない事で、私たちは必ず伝統に回帰し、自分を純潔にしましょう。またそれらの長期にわたる魔難にいる同修は、色欲の問題をまだ認識出来ていないか、回帰しなければならないところがあるのではないでしょうか。
間違いがあれば、同修からの慈悲なる指摘をお願い致します。
注:
[1] 李洪志師父の著作:『轉法輪』
【編集者注:この文章は筆者の個人的な観点を代表しているものであり、正しいか否かについては筆者個人が責任を負うものとし、読者は自身で判断してください】