魔難の大きさは心性に関連ある
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文/中国の大法弟子

 【明慧日本2021年5月30日】ここ数日、地元の同修数人に病状が現れました。彼らはいずれも迫害が始まる前に修煉を始めた古い弟子で、現地の修煉環境に比較的に大きい影響を出しています。また、皆は似たような症状を呈して、足または全身の浮腫、時には意識を失い、常人からみると重篤状態です。彼らに接触すると、修煉状態もそれぞれ違うことが分かりました。

 事例1:

 同修Aさんは師父のそばにいて働いていた大法弟子で、師父が大法を伝え出された当初、数々の奇跡を身をもって体験したので、法を信じる心は確固たるものです。今回の病気は外見がひどくて、全身が浮腫んでいて、病院では体内から10キロ余りの液体を抽出しました。交流をすると我々が共通して気づいたのは、Aさんが重ねて語ったことの多くは師父が伝法された時の奇跡や物語や、弟子たちに対する優しさなどで、Aさんはまだ個人修煉の時期に無限に師父に感謝する状態に留まっており、法を正す修煉の進展についてきていません。

 Aさんは天目を通じて複数の魔に殴られていた光景を見ました。「魔は本当に怖かった、怖かった」と言いました。その時に師父に助けを願ったか、発正念をしたか、師父の言葉を暗唱したのかと聞いたら、「怖くて師父のことや、発正念のことを忘れた」と答えました。「自分の寿命が来たので、ここ数日の入院は一つの関を乗り越えただけでなく、死から逃れた気がする。今の命は師父によって延長されたものだ」と語りました。見舞いに行った同修は彼に「あなたに恐れ有らば 它は直に抓む 念を正にすれば 悪は直に崩れる 修煉の人 法を持っており 正念を発すれば 爛鬼炸く 神が世に在りて 法を実証す」[1]、「大覚は苦を畏れず 意志は金剛より鋳られる 生死に執着無く 坦坦たり正法の路」[2]、「風雨雷電を撃破し、九霄に上る 極めて強い威力を持ち、天よりも高い 蒼穹を一掃し、尽きることがなく 腐敗した者と異物を、一斉に消滅させる」[3]などを暗唱して聞かせました。Aさんは静かになり、大法の力を感じて、すぐに学法したいと言いました。我々は彼に「多く学法して、早く次元を高めて、着実に修めよう」と励ましました。

 そこに居合わせた同修は、大法に根ざしていないのであれば、どんな魔物も常人より強くて、人の命を取ることはいとも簡単なことだと共感しました。

 事例2:

 同修Bさんはふだん、大法の書籍や真相資料を製作しています。当時、Bさんはリンパ癌と診断され、体のあちこちに大きな吹き出物ができました。入院中、Bさんは内に向けて探して、大法に泥を塗ることを絶対したくないと思ったので、回復が早くて、十数日間で退院して家に帰りました。

 彼が退院した後、私を含めて数人の同修は見舞いに行きました。居間に入ると、彼が見舞いに来た常人の友達と話している光景を見ました。私の天目が開いたため、他の空間の光景が見えます。天目を通じて、Bさんは低い山の頂上に座っているのが見えました。その空間は正法の場ではなく、様々な魔物がいますが、Bさん本人はその空間の険悪さを知りません。

 その後、私たちはBさんの寝室に入り、寝室の壁に「佛光普照(佛光はあまねく照らすの意)」と書かれた額を掛けています。天目を通じて、その額に大法の力を備えていないことが分かって、Bさんに聞くと、あれは市場で買ったものだということです。何より、額は師父の肖像画の上方に掛けていることです(当時、肖像画はすでに警察に押収されたのですが)。これは明らかに師父と大法を尊敬しない作法で、Bさんの修煉状態は危険です。Bさん自身もふだんの言動に師父と大法への不敬が多いことを認めて、また、易経や八卦に興味があって、修煉を専一にしていないことも自ら気づきました。

 家に帰って翌朝、「あの額は、実は旧勢力がこの空間に入るための窓であり、その窓を通してBさんの寝室に邪悪な物質を撒き散らしている」と師父は私に悟らせてくださいました。Bさんに執着があるため、正と邪、善と悪の分別ができなくて、次第に修煉の道から離れました。長期にわたり発正念を重視しなくて、したりしなかったりです。彼が作った大法書籍は字がぼやけて、製本も雑です。同修に注意されても改めていません。旧勢力はBさんの妻と娘にもBさんの修煉を邪魔するように細密な手配をし、二人はBさんの修煉を大きく阻んでいます。

 事例3:

 同修Cさんは現地の協調人の中の一人で、何回も逮捕されたことがあります。この前、糖尿病の症状が現れて、足が大きく腫れて、十数日我慢してから呼吸困難になり、人事不省の中で家族に病院に運ばれて応急処置を受けました。私は天目を通じてCさんの空間場が真っ暗になっているのが見えました。

 同修たちは緊急に集まって、十数日かけて病院周辺で発正念を続けて、Cさんと交流したりして、Cさんは次第に意識を取り戻し、人と交流することができ、思考反応も明晰になりました。病院側は、今はだいぶ良くなったため退院できると言っていますが、Cさんはいつも正念を持たなくて、師父の言葉「新しい学習者または長い間修煉しても向上できない学習者に病業が現れた場合、病院に行ってもよいのです。治療を受けてよいのです」[4]を執拗に理解して、常人の医者に期待して、もう少し入院して治療を強化することを望みました。そのような考えが出るたびに、翌日に発熱、浮腫み、全身に倦怠感が出て退院できなくなります。

 皆はCさんの修煉状態に驚いて、彼女の正念を持つことのできない理由が分かりません。後日、皆はCさんの家族および彼女とよく接触していた同修と交流して、Cさんは長い間心性を着実に修めていなくて、特に昨年の年末から一連の難関に遭遇した時に外に向けて人の不足だけを探して、恨む心が大きかったようです。家の中での言動も修煉者らしくなくて、家族に悪影響を与えていたことが、やっと分かりました。

 事例4:

 私自身も一度、病による生死の関を経験しました。2015年までの長い間、仕事に追われて「三つのこと」をまともにできていなくて、とうとう2015年に入ってから深刻な高血圧に襲われて、動悸、呼吸困難、いつでも呼吸が止まりそうな感じだったようで、顔色が真っ黒で、とても辛かったのです。

 不安になって怖くなり、薬を飲んで病院で検査を受けましたが、症状が改善されませんでした。天目が開いた同修は、私の体にある業力はがん患者よりずっと多いのが見えました。

 ある日、同修(その当時、私は同修たちと一緒にいる機会がめったになかった)が来て、私と切磋琢磨して、「生死の関に遭遇した時、生死を放下しないといけません」と言ってくれました。私は少しずつ目が覚めてきて、「死んでも修煉者らしく振る舞おう」と決心しました。そして、薬、血圧を測る器具などを捨てました。

 本当に「人間なのか、神なのか、一念の違いです」[5]の通りです。その日から体は軽やかになり、いつ死んでもおかしくないという状態から抜け出しました。私はとても嬉しくて、毎日熱心に「三つのこと」をこなし、大量に真相資料を印刷し配布し、ますます元気になりました。一日2、3時間だけ寝ても眠くなく、顔色も白くて赤みがさして、階段を上る時いつも走って上り、体に使いきれない力があるようです。それから天目を通じて、以前病気だと思った体のある種の状態は、実はエネルギーと功能の現れだと師父は啓示してくれました。例えば、私は息切れと息が苦しい時は、実は入定、動きを止める功能の現れで、とても玄妙です。

 結び

 人心がまだ残っている修煉者の皆さん(私自身も含めて)、修煉の縁を大切にし、すべての欲望を捨てて、悔いが残らないように本当の大法弟子のように振る舞い、着実に修煉しましょう。

 注:
 [1] 李洪志師父の著作:『洪吟二』「恐れ無し」
 [2] 李洪志師父の著作:『洪吟二』「正念正行」
 [3] 李洪志師父の著作:『洪吟四』「正念」
 [4] 李洪志師父の経文:『二〇一八年ワシントンDC法会での説法』
 [5] 李洪志師父の著作:『各地での説法十一』二「〇一〇年ニューヨーク法会での説法」

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2018/8/30/373088.html)
 
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