情から抜け出し 師父に命を救われる
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文/中国の大法弟子  

 【明慧日本2021年6月20日】夫は私にとても優しいと、勤務先の同僚からも評判でした。かつて、私は中国共産党当局の裁判所に実刑判決を宣告され、刑務所に収容されている間、夫はどんなに仕事が忙しくても、必ず、毎週、私に会いに来てくれました。我が家から刑務所までは400キロも離れていました。

 夫は始終、私の修煉を支持していたので、私は修煉の道のりで、この情という関門がなかなか乗り越えられませんでした。その後、夫は病気で5カ月ほど病床に伏せ、自立生活ができませんでした。その間、私の修煉と「三つのこと」に大きな影響を与えました。

 夫が亡くなった時、私は修煉者の状態ではありませんでした。これは情だと知りながら、自分を抑えることができず、誰の言うことも聞かず、泣いてばかりでした。その後、夫の写真や服を見るたびに涙が溢れました。娘が実家に帰ってきて、私の様子を見て心配しました。それで、娘は私を娘の上海の家に連れて行き、気晴らしに環境を変えようとしました。

 しかし、娘の家に行くと、良い修煉環境がなくなり、学法しても頭に入らず、落ち着かず、心性を守れず、三つのことをやることができませんでした。時々、私は退屈しのぎに携帯電話を見たりしていました。4カ月が過ぎ去ったところで、間違ったことをしていると気づかない私は、魔に隙に乗じられました。

 ある日の夜中、私はトイレへ行こうとしたのですが、眩暈がして立ち上がれず、頭を裂くような頭痛がし、動悸で息が荒れました。そのとき、娘も目が覚め「お母さん、どうしたの」と聞きながら、血圧計を持ってきました。血圧を測ってみたら、最高血圧が248mmHgまでになっているのを見て、私は怖くなりました。そして、娘はすぐ婿を呼び「早く、松江病院へ行こう」と言いました。

 そのとき、私は師父の説法を思い出しました。師父は「あなたの体に現れた病業は、関を乗り越えるためのものであり、見た目は、必ず病業の状態になり、決して神が病気にかかるような現れではありません。それなら、正念で対処すべきです。あなたは修煉者だからです。ですから、それは決して本当の病気ではありません。しかし、その現れ方は単純なものではありません」[1]、「神がどうして、常人に病気を診てもらうのでしょうか? 常人がなぜ神の病気を治すことができるのでしょうか?」[1]とおっしゃいました。

 私は「これは病気ではない。私の修煉がよくできていないからだ」とわかっています。それで「私は家に帰りたい」と言いました。そして、婿は少し怒って、大声で「お母さん、血圧が高すぎます。実家の東北地方には良い病院がないでしょう。危ないじゃないですか」と言いました。娘は婿に「急いで車を出して、病院へ行こう」と言いました。私は娘の手を掴んで「病院へは行かない」と言うと「どうして」と婿に聞かれ「これは病気ではないの。私が間違をしてしまったからです。私は自宅に帰って人を救うことをやるべきです」と言いました。その途端、眩暈が治り、呼吸も整ってきて、動悸も無くなり、娘夫婦と普通に会話ができました。

 娘夫婦はよくなった私を見て、また、血圧計を持ってきて測ってみると、最高血圧が198mmHgに下がりました。「これは、正しく悟ったことで、師父が私の業力を取り除いてくださったのだ」と私は悟りました。師父が私の命を救ってくださった! これは夜中の3時頃のことでした。それから、私は娘に航空チケットを予約するようにと頼みました。

 私は、当日の午後4時過ぎに帰宅しました。同修たちが私に会いに来ました。みんなが私を抱きしめて「よく帰ってきました」と言ってくれました。私も生き返った気がして、同修たちに「当時、私の血圧は248になったの!」と言うと「あなたがまだ、帰らなければ、250まで上がっていたかも知れませんね」と冗談を言って、みんなで笑いました。

 私は同修に「私は病気ではありません。法をあまり勉強してしいなかっただけです。学法をあまりしないと、正念が足りなくなり、4カ月ほど情に溺れて、三つのことを良く行えなかった。修煉は本当に厳粛なものですね。私の生命が延ばされたので、怠けてはいけません。今後、本当に良く学法をし、三つのことも頑張ります」と言いました。

 師父は「法は一切の執着を打破することができ、一切の邪悪を打破することができ、一切の虚言を排除することができ、法は正念を固めることができるのです」[2]とおっしゃいました。師父のご加護の下、同修の助けを通して、私は多く学法をして回復し、大法の修煉の道に戻って歩むことができました。

 私を見捨てられなかった、慈悲なる偉大な師父に感謝いたします!

 善良な同修たちに感謝いたします!

 注:
 [1]李洪志師父の経文:『ロサンゼルス市法会での説法』
 [2]李洪志師父の著作:『精進要旨二』「妨害を排除せよ」

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/6/12/422737.html)
 
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