長春の法輪功学習者4人に対する裁判 わずか5分で終了
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 【明慧日本2021年6月25日】長春市朝陽区裁判所は2021年5月24日、現地の法輪功学習者・于春波さん(以下、学習者)と妻・李鳳霞さん、李桂玲さん(55歳女性)、尹君さん(40歳女性)の4人に対してオンラインビデオで裁判を開廷した。だが、開廷の日時などの情報は当事者4人の家族や弁護士には一切知らせておらず、弁護士の法的な手続きの履行の権利及び当事者のあるべき権利は剥奪された。

 当日、4人に対するオンラインビデオ裁判は、画面は真っ黒で、何の画像も映らず、声だけが聞こえた。裁判官・王亜南(女)は簡単に学習者たちに罪名をでっちあげた後、学習者たちの弁護を禁止して早々に裁判を終了させた。始まってから終わるまで5分も経たず、ままごと遊びをするようなものだった。

 最近、中国共産党は全国規模で「政法整頓」というイベントを行っており、市民は違法した共産党幹部を通報できるようになったという。なのに、裁判官らは依然として公然と法輪功学習者の権益を剥奪しており、これで、学習者が中国でまだ酷く迫害されていることが分かるだろう。

 于さん夫妻は、2020年11月12日、自宅に侵入してきた警官らに連行された。妻・李さんは法輪功を修煉していないにもかかわらず、連行されて留置場に入れられた。2021年4月23日、于さん家族は留置場から電話を受け、于さんは今現在あまり食事をせず、便がまったく出ていない状態だという。

 李桂玲さんは農民で、法輪功を学んだ後健康な身体を得た。2021年1月6日、李さんは自宅に押し入ってきた警官らに暴力を振るわれた後、連行され、留置場に入れられた。

 尹君さんは、1999年7.20、中国共産党が法輪功に対する迫害を開始したとき、当時19歳だったが学校の中退を余儀なくされた。その後7回にわたって連行され、労働教養2回と懲役3年の実刑判決を受けた。まだ若かったのに様々な拷問を受けた。スタンガンで電撃されたり、野蛮な灌食をされたり、冷蔵庫の中ような寒さにさらされ、狭い部屋に閉じ込められたり、立たされたり、殴られて蹴られたり、酷い重労働を強要された。2020年6月18日、さまざまな苦難を経験をしてきた尹さんは、再度連行され長春市第4看守所に入れられて、いまだに拘禁されている。

 于さん夫妻は迫害を多く受けただけではなく、于さんの弟及び于さんの唯一の子供も迫害されて死亡した。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/6/20/427195.html)
 
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