学習者・蒋有容さん 重慶女子刑務所で迫害されて死亡
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 【明慧日本2021年7月10日】(重慶市=明慧記者)最近、重慶市の法輪功学習者・蒋有容さん(以下、学習者)が重慶女子刑務所で迫害され、2020年12月に死亡したことが分かった。享年73歳。この事件について詳しいことは調査する必要がある。

 蒋さんは2018年8月14日、渝中区の国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)、渝中区石油路派出所の警官らにより連行された後、九龍坡区裁判所に不当な判決を下された。2019年6月、蒋さんは重慶市九龍坡区走馬鎮楽園村に位置する重慶女子刑務所に拘禁された。

 蒋さんが重慶女子刑務所に拘禁されている間、蒋さんの家族は何度も刑務所へ面会に行ったが、まだ「転向」していない、つまり法輪功を放棄していないという理由で、刑務所側は面会を許可しなかった。

 蒋さんはどのように迫害されたか分からないが、重慶女子刑務所は残忍、陰湿な手段で意志の固い学習者を迫害してきたことで、有名になった。

 重慶市潼南区の学習者・譚昌蓉さん(当時69歳)は、2015年3月27日、自宅の前に立っている男性を見て「人を待っている」と言ったので、椅子を持ってきて男性に座ってもらい、法輪功の資料を渡し迫害の実態を伝えた。その男性はすぐに譚さんを警察に通報した。譚さんは連行されて懲役3年の実刑判決を言い渡された。

 重慶女子刑務所で、譚さんは電気棒で長時間電気ショックを加えられ、長時間しゃがんだままの姿勢を強制され、トイレに行くことも許されず、乳首をつねられ、殴られ蹴られるなどの残虐な迫害を受けた。

 丁紅梅さんは2015年7月16日の朝、潼南西市場で身柄を拘束され、懲役3年の実刑判決を宣告された。そして、重慶市女子刑務所で殴打され、長時間にわたる体罰、食事の禁止、睡眠の剥奪、トイレに行かせない、性的嫌がらせ、平手打ち、左手を骨折するなどの虐待を受けた。丁さんの胸の骨は現在に至っても膨らんだまま治っていない。

 2020年12月、刑務所は蒋さんの家族に電話をかけ「蒋有容が呼吸不全で、今救急措置をとっている。サインをして欲しい」と伝えた。蒋さんの夫は刑務所に行ったが、蒋さんに会えなかった。しばらくして、訃報が届いた。家族は刑務所に駆けつけた時、目の前にはシーツが被せられた蒋さんの遺体があった。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/7/8/427894.html)
 
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