【720評論】国の法律が逆になっても、神の正義は永遠に変わらない
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文/中国の法輪功学習者

 【明慧日本2021年7月24日】「あなたたちは皆人殺しだ、父さんにこんなに酷いことをするなんて、いつかあなた達はきっと報いに遭うだろう!」。留置場に拘束され迫害を受けて死亡した法輪功学習(以下、学習者)の娘が、警官に向けて怒りを込めて叫んだ言葉だ。

 これは2008年オリンピック期間中に発生したことだった。遼寧省遼中県の法輪功学習者・鄭守君さん(40代)は、瀋陽東陵刑務所に移送され2週間も経たないうちに、殴打され死亡した。鄭さんの家族の人達はこの悲報を聞いた後、急いで病院へ行った。「頭部が腫れて変形していて、顔は青あざだらけで、腹部も腫れて膨らんでおり、両手は曲がっていた。それは力いっぱい抵抗した状態で、明らかに異常な死だった」。説明を聞いて、鄭さんの遺体を見た鄭さんの娘は、「父は病気で死亡し、緊急措置をとったとあなたたちは言ったが、どうして体に注射の痕や、治療を受けた痕跡もないのか? 『鄭守君さんは19日午前中に入院する際、意識があり言葉もはっきりしていて、歩いて病室に入った』と資料に書かれていたが、あなたたち東陵刑務所は昨日の朝、もうすでに家族にもうだめになったと知らせていた。どうして前後が矛盾しているのか?」と、刑務所の警官に問い詰めた。しかし、警官らは皆黙っていた。これらの警官はまさに人殺しのようであり、今の中国は邪悪な人達が権力を握っていて、国の法律が逆になっているのだ。

 これは単なる一例ではない。1999年7.20に中国共産党(以下、中共)は法輪功を迫害し始めてから、まったく法律を守っておらず、中国全土で学習者を連行し、拘束したりして、悪事のかぎりを尽くし、彼らに対して非人道的な迫害を行い、たくさんの学習者は迫害で亡くなった。

 範学軍さんは、遼寧省瀋陽市の皇姑区渭河街に住んでおり、遼陽鏵子刑務所で迫害され死亡した。範学軍さんの遺体を見た人は、「頭が凹んでおり、腰に穴があり、足に傷口がありました。遺体は解剖されていました」と語った。情報を知っている親友は、「範学軍さんは、生きたまま臓器が摘出されたため死亡しました」と明かした。

 肖洪模さん(男性)は四川省アバ・チベット族チャン族自治州の若爾蓋県四〇五鉱場の元職員。2009年7月25日、肖さんは徳陽刑務所で不明薬物を注射され、その後重体になった。7月27日に成都囚人病院へ運ばれ、2010年3月中旬に同病院で苦しみながら亡くなった。

 迫害で亡くなった学習者は他に5000人もいる。「人命にかかわる事は何よりも重大である」ということわざがある。どの国の政府が好き勝手に人を殺すのを見たことがあるだろうか。このような善悪が逆行している現象は、江沢民の「殴打して死なせても良い」という命令による結末の現れである。

 明慧ネットの多くの迫害の案件に関する報道から、少なくとも下記のような問題があることが分かった。

 1.中共は法律を踏みにじり、人権を侵害し、人命を害している

 中共による法輪功への迫害は22年間も続いている。この迫害の中で、法輪功学習者に対する嫌がらせや、連行、拘束、判決などの迫害は、何の法的根拠もなく、すべて違法であり犯罪行為である。「私たちは政治を講じるが、法律は講じない」と堂々と公言した裁判官がいる。中共は人権を侵害し、人命を害し、全く罪のない人達を殺害している。

 2.拷問で学習者を迫害

 明慧ネットに学習者が受けている様々な拷問手段が記載されている。例えば、棒や鞭で打つ、電気ショック、吊り上げ、足枷、地下牢、水びたしにした牢屋、五馬分屍鉄椅子、紐で縛る、拘束衣を着せる、爪先に針で刺す、糞の湯の灌食、妊娠した女性に強制的に中絶手術を行う、レイプ、冷凍、熱い鉄で火傷させる、精神病院に入れられる、中枢神経を壊す薬物を注射される、生きたまま臓器摘出される、強制労働など100種以上の拷問があり、それぞれの配下にも数多くの手段がある。

 3.薬物による迫害

 本来、薬物は人を救うために使い、病気を治療するためのものだ。しかし中共はこれを利用して人に害を与えている。精神病院も学習者に対して薬物投与や灌食、電気ショックなど様々な手段で迫害に加担しており、薬物と病院の存在価値を完全に潰した。

 湖南省の白馬壟女子労働教養所は、学習者に対してひどい薬物迫害を実施している教養所の一つだ。数多くの転向しない学習者を直接医務室の医者に任せ、強制的に法輪功の学習者へ「冬眠一号」とほかに中枢神経を壊す不明薬物を大量に注射させた。この迫害により、拘束された数百人の学習者は記憶喪失になり、全身が痺れ、知覚も失ってしまった。一回注射を受けた後、すぐに精神異常になってしまった人もおり、家に帰る途中で死亡した人もいた。

 4.生きたまま臓器狩り

 生体臓器狩りは「人類史上最も邪悪」だと言われている。江沢民はこの悲劇の首謀者で、2006年3月に中共による生体臓器狩りの事実が国際社会に明かされた後、全世界の正義の人々及び政府が制止の呼びかけをしてきたが、この罪悪行為はいまだに続いている。

 中共が完全に人間性を失い、善良な人を残酷に迫害している行為について、以上の事実を踏まえてはっきり見分けることができる。

 神の正義は永遠に変わらない

 中共は政権を利用して、悪事の限りを尽くしてきた。しかし、善悪に報いがあるというのは天の理であり、誰もが逃げられない。法輪功への迫害に加担したことによって悪報を得た人が2万人いると明慧ネットで報道されたが、実際にさらに多くの悪報の事例が、中共のネット封鎖によって報道されなかった。積極的に法輪功を迫害しているのは610弁公室だ。検査機関、裁判所、政法委員会などの共犯者らはひどい悪報に遭っているという。

 山東省の沂水県高橋鎮の610弁公室主任・門振亮は、積極的に高橋鎮の学習者の連行と家財押収に加担した。2021年5月16日に、門振亮は脳幹出血により、5月27日午後、悪報に遭い、亡くなった。

 杜鳳祥は、内モンゴル開魯県裁判所所長である。彼は在任中、「法輪功には重い判決をくだし、何年の判決をくだしても構わない」と公言したことがある。彼はその後、癌になって、2018年に自宅で急死の悪報に遭った。

 遼寧省建昌県公安局反テロ大隊教導員、一級警察長・陳愛党は、金と昇進のために、良知を失い、積極的に法輪功への迫害に加担した。彼は建昌県頭道営子郷派出所の所長に在任中、何人もの学習者を連行する行動を指揮した。2021年5月24日に、陳愛党は心臓病が突発し、救急車の救助が間に合わず、悪報に遭い死亡した。 

 以上あげたのは、悪報に遭った僅かな例である。悪報の形式は様々であり、よく見られる難病のほか、交通事故や、取り調べられ逮捕されるなどの形式もある。天の網は張り巡らされており、漏れることはない。報いに遭わないのではなく、タイミングがまだ来ていないだけである。

 2019年5月、明慧ネットに『通告』が掲載された後、「悪人リスト」に載せられた人は10万人を超えた。欧州連合、イギリス、米国やカナダなどは現在、法輪功への迫害に加担した悪人の制裁に協力している。四川省成都市610弁公室主任・余輝と彼の直系親族はアメリカへの入国資格を取り消された。他にも悪人リストに挙げられた人はこれから制裁を受けるだろう。

 中共による学習者への残酷な迫害は、人類に危害を及ぼす罪と、ジェノサイド(大量虐殺)の罪を犯した。最後の裁判は近づいている。中共から離れない人は影響され同じく悪報に遭うだろう。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/7/22/428314.html)
 
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