【明慧日本2021年8月3日】(吉林省=明慧記者)長春市の法輪功学習者・付貴華さん(以下、学習者)と娘・于健莉さん、および2人の婿・王東吉さん、孟祥岐さんなどの14人が、2021年2月26日、四平市梨樹県の裁判所に懲役7年~9年の実刑判決を言い渡された。5月27日、付さんと娘は吉林省女子刑務所に拘禁され、7月25日、付さん(55歳)は迫害により死亡した。
7月25日夜、家族は刑務所から「付貴華は危篤で、吉林大学第一病院二部に運ばれ、緊急措置を取っている」との連絡を受けた。家族が病院に到着すると、吉林女子刑務所の隊長・高陽は「救助している」を口実に付さんとの面会を拒否したが、最終的には「肝硬変で死亡した」と告げた。
家族が遺体を見たいと言うと、吉林大学第一病院二部の医師は「血を拭いてきれいにしてから(遺体を)見せますから、待ってください」と言った。しかし、警官は「遺体を見るためには証明書が必要だ」と言い、様々な言い訳をして家族を阻止しようとした。
家族は、警官の行動を見て不審に感じ、朝陽溝葬儀場に行ったところ「遺体は葬儀場に置かれている。証明書は必要ないが、刑務所関係者の同行なしでは、遺体を見せることができない」と言われた。
家族は、刑務所や刑務所管理局を訪ねて働きかけた結果、刑務所側は「遺体を見せることには同意しているが、携帯電話の持ち込みや写真撮影は禁止されている」と言った。
付さんは1996年6月に法輪功を学び始めた。法輪功を学んでから、かつて患っていた多くの病気が完治した。しかし、1999年7.20、江沢民集団による法輪功への迫害が始まって以来、付さん一家は迫害され、一家離散となった。
2001年、付さんは迫害から逃れるため、2人の幼い子供を残して、夫と10年間放浪生活を余儀なくされた。
2013年、付さんは身柄を拘束され、懲役3年の不当な判決を宣告された。法輪功を諦めないため、残酷な拷問を受けた付さんは、長い間全身の筋肉、骨、肩、膝の痛みが消えず、触るとさらに激痛が走っていた。
付さんは吉林女子刑務所で迫害され、肝病を罹って、165センチの身長は155センチに縮み、両足がひどく腫れ上がり、歩くことも困難だった。娘・于健萍さんと于健莉さんは、母の迫害に加担した農安県国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)の隊長・唐克などを控訴した。その結果、逆に仕返しされ、10日間拘束された。
2019年8月15日、四平市公安局と梨樹県公安局は、管轄する地域の数100人の警官を動員し、長春市の地元警察の協力を得て、長春市と他の地域に住む学習者や家族を連行した。
今回の連行で30人以上の学習者が不当に連行された。付さんと夫・姚德意さん、孟祥岐さんと親・孟凡軍さん、王桂珍さんはそれぞれ自宅とアルバイト先のレストランで身柄を拘束された。長女・于健莉さんと夫・王東吉さん、王さんの親・王克民さん、王鳳芝さんも同日、自宅で身柄を拘束された。
そして、付さんを含めて14人の学習者は2021年2月26日、四平市梨樹県裁判所に懲役7~9年の実刑判決を宣告され、3000元(約5万1000円)~5000元(約8万5000円)の罰金を科された。学習者らは控訴したが、四平市高等裁判所は4月30日、元の判決を維持した。
拷問の再現:長時間小さな腰掛に座らされる |
5月27日、付さん、于健莉さん、王鳳芝さん、劉冬英さん、崔桂賢さん、張紹萍さんは吉林省女子刑務所に拘禁されて毎日小さな腰掛に座らされ、家族に電話をかけることも許されず、家族や弁護士との面会も許されなかった。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)