妨害に直面する時
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文/中国の大法弟子 一念

 【明慧日本2021年8月6日】2021年4月のある日、上司に呼ばれて、「君にとって、すごくいい話があるんだよ。君は公安機関で名前を登録されているじゃないか。今、君の名前を消すいいチャンスが来たんだ。何もする必要はないし、どうだ?」と聞かれました。

 そこで私は、上司に「それは全国規模の『ゼロ行動』のことですね。本当に何の必要条件もなく、本当に何もしなくていいのなら、喜んで感謝します。これはもともと不法にリストアップされたことですから、何らかの書類に署名しなくても良いのなら、もちろん感謝します」と答えました。すると上司は「署名はしてもらうことになる。それ以外のことはしなくてもいい」と言ったので、「やはりそうだと思っていました」と答えました。

 普段は街に出て、人を探して真相を伝えなければならないのですが、今、目の前に真相を伝えるべき人がいるので、この機会に上司に伝えなければなりません。これは師父の按排だと思いました。そこで、私はこのように伝えました。「私たち修煉者は20年余り迫害されてきました。20年以上ですよ。今さら署名して、法輪功と無関係だと証明すれば自由になれると言われても、これまで20年余りの時間はどうしてくれるのですか?」

 「一つだけ明白にしたいことがあります。法輪功への迫害はもう20年以上続いてきました。我が国が定めた14の邪教に法輪功の名前は載っていません。2011年第28期の『国務院広報』に柳斌氏が署名した『中華人民共和国新聞出版条例第50号』が載っていますが、この条例は法輪功の書籍を出版禁止令の中から直接除去しました。ですので、法輪功の書籍は合法です」

 「これまで長年にわたって、たった一つの司法解釈によって無数の善良な一般国民を迫害し、不法に家を差し押さえ、仕事を奪い、命を奪い、妻を家族から離し、家族を壊してきました。中には強制的に精神病院に監禁し、いまだに迫害し続けており、この瞬間にも命を失った修煉者がいます。これまで私の身の回りにいる法輪功修煉者が誰かに危害を加えたり、社会に危害を及ぼしたりなどの悪事を行った人は誰一人いません。それなのに私に署名を強要し、法輪功と無関係であることを証明しろというのですか? それなら私は、人間としての良知と正義がまだ残っているといえるのですか?」

 私の話を聞いた上司は「でも、今はまだ(法輪功を修煉することを)許されていないのだよ」と言いました。私は続けて、「法輪功に対する誹謗中傷と、修煉者たちへの迫害はいつか必ず終わることを信じています。だから私は署名しません。これが私の決定です」と自分の気持ちを伝え、その後も、上司に法輪功が迫害されている真相や、天安門焼身自殺事件が捏造であることなどを伝えました。

 今回の「ゼロ行動」について、修煉者はいかなることに遭っても、自分への試練であることを悟りました。私たちは師父が説かれた「皆さんがこれから先の修煉において、自分を煉功者としてあつかい、本当に修煉し続けてほしいということです」[1]ということを肝に銘じるべきです。師父に感謝いたします。

 注:
 [1] 李洪志師父の著作:『轉法輪

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/5/9/423970.html)
 
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