二つの「7.20」は人々に何を伝えているのか
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 【明慧日本2021年8月9日】(明慧記者)2021年7月20日から10日以上が経過したが「7.20」はますます注目される日となっている。

 インターネットで「7.20」と検索してみると、河南省鄭州での「7.20」洪水、南京での「7.20」突発疫病など「7.20」と直接関連するニュースが何千件も出てくる。

 一日に2つの衝撃的な出来事が起こったのは偶然だろうか?

 現在、河南省で発生した「7.20」洪水はすでに収束したが、多くの行方不明者がまだ見つかっておらず、最終的な死者数は未だに確認できていない。また、南京で発生した「7.20」疫病は全国に広がり、武漢にまで蔓延し市全体でのPCR検査が始まった。

 歴史上の天災と冤罪

 文字で記載されている確かな歴史から見ると、天地を崇め、神に祈り、冤罪を糺すことで、洪水や干ばつなどの災害が解消された例は少なくない。『二十四史』では「冤罪」という言葉が17の王朝で明確に記録されており「冤罪を是正する」事例が100件近くもあった。

 洪水などの災害が発生するたびに、皇帝は朝廷で大臣たちと話し合いをするが、その話題の中心になるのは、不当な拷問や冤罪があったかどうか、それを是正して国民を救済すべきかどうかということである。「天人合一」という理念は、2000年以上にわたって受け継がれ、中華民族全体の内在的で自然な文化理念になっていると言える。 

 唐の時代の貞観8年、山東や江淮地域の洪水が頻発していた。 唐の太宗皇帝が侍臣にその理由を尋ねたところ、秘書官の虞世南は「山東の雨があまりにも長く続いているので、これは冤罪があるのではないかと考えられます。天の意志かもしれませんが、懲罰する政策について反省すべきです。また、災いは徳に勝てず、徳を重んじることで災いをなくすことができます」と述べた。太宗皇帝はこれを重く受け止め、使者を派遣して飢饉を救済したり、不当案件の控訴を解決したり、さらに罪を赦したりした。

 古代の君主は、自分の権力が神から授かったものだと理解し、大きな災厄が起こると自ら過失を反省し、部下の官員に徳を積むように指示した。明の永楽9年、西暦1411年7月、陝西省で疫病があった。明成祖は、自分の政治上の過ちを真摯に反省し、災害の救済に全力を尽くす『罪己詔(ざいきのしょう)』を書いた。明朝の初期と中期には、人々の助け合う事例が多くあり、官員の高潔で善なる行いが歴史書にも記録されている。

 21世紀に起きている冤罪

 明慧ネットの報道によると、2021年上半期に少なくとも674人の法輪功学習者(以下、学習者)が不当な判決を受けた。 最も厳しい迫害を受けた地域は、河南省70人、遼寧省66人、黒龍江省65人、吉林省56人、山東省54人、広東省46人、四川省43人、河北省31人、天津市23人、安徽省23人、湖北省21人、江蘇省20人であった。

 迫害の最もひどい都市は、南陽41人、長春32人、ハルビン20人、大連20人、深圳18人、大慶15人、武漢14人、成都13人、佳木斯12人、銀川12人、周口11人、瀋陽10人、赤峰10人であった。

 不当な判決が最も深刻な河南省では、2021年上半期、河南省南陽市の政法委(治安・司法などを統括する機関)610弁公室、公安局、検察庁、裁判所、司法局が、41人の学習者に不当な判決を宣告した。最長刑期は13年で、科した罰金の総金額は63万9000元(約1086万円)である。うち、南陽市宛城区裁判所は、27人の学習者に対して実刑判決を下した。趙培元さんは懲役13年の実刑と5万元(約85万円)の罰金を科された。

 1、河南省南陽市の工商行政管理局の元局長・王鉄壮さんは懲役7年、罰金2万元の不当な判決 

 2021年3月、王鉄壮さんは身柄を拘束され、1年6カ月拘禁され懲役7年、罰金2万元(約34万円)の不当な判決を受けた。

 王さんは南陽市工商行政管理局の元局長である。法輪功を学んでから「真・善・忍」に従い、他人のことを優先に考え、しっかりと業務を行い、良い幹部であった。王さんは2000年に上京して陳情し、南陽市の書記、公安局長自らの「転向」勧告を受けた。しかし、王さんは法輪功の信念を貫き、無実を伝え、迫害を暴露し、理に合う言葉を堂々と述べた。中共の警官は怒り出し、王さんに許昌にある河南省第三労働教養所で3年の労働処分を科した。王さんは教養所でさまざまな迫害を受け、人格を辱められた。その期間「法輪大法は素晴らしい」と大声で叫び、迫害で死亡した李建さんの冤罪を晴らすために、連名で署名を集めたとの理由で、刑期が1年延期された。

酷刑演示:上绳

拷問の再現:縄できつく縛り付けられる

 2、河南省新郷市の鄭家金さん(81)に、懲役9年、罰金1万元を科した

 河南省新郷市の鄭家金さん(81)は、新郷市鉄道トンネル局の元エンジニアで、かつて黄疸を患い、全身黄色だったが、法輪功を学んでから完治した。2021年2月23日、鄭さんは懲役9年、罰金1万元(約17万円)の不当な判決を宣告された。

 3、河南省安陽市の李現習さんは、拘禁後1カ月で死亡

 河南省安陽市の学習者・李現習さんは、とても優しくて人助けが好きで、安陽市文峰のインターチェンジの下にある新興街で店を経営し、コツコツと働き一家の大黒柱であった。2021年5月21日、李さんは警官に身柄を拘束されて拘禁された。6月13日、家族は李さんが12日に迫害により死亡したことが分かった。

 4、河南省鄭州市の郭保軍さんは、迫害されて死亡 

 河南省鄭州市の学習者・郭保軍さんは、2019年11月10日に法輪功の資料を配った際、連行され、懲役2年の実刑判決を言い渡された。2021年3月14日未明、鄭州市第三留置場はショートメールで、郭さんが亡くなったことを家族に知らせた。

 目に見えない迫害が人々を毒害している 

 目に見える迫害は、学習者に冤罪を着せ、刑務所で拷問を加えているが、目に見えない迫害は、目に見えない形で人々を害している。それは、ウィルスが体を蝕むように精神と思想を洗脳し、人々を惑わしている。

 一部の地域では、少数の学習者が不当な判決を受けたように見えているが、現地の政法委は依然として、江沢民集団の迫害政策である「全国民に対する洗脳」を実施している。

 南京もその一つである。学習者たちが江沢民を告訴して以来「南京反邪教協会」は、江沢民を告訴する運動の初期、2015年の1年間だけで、南京で「告訴運動」を中傷する3万通以上のショットメールを送信した。また、多額の資金を投入して、中傷するための文化ツアーを市内で350回実施したり、さまざまな中傷宣伝ビラや手紙を20万部以上印刷して配布したりした。

 誹謗中傷宣伝用のディスプレイボードやバナーが400枚以上、ポーカーや紙コップ、扇子、バッグ、傘などの誹謗中傷宣伝用アイテムが6万点以上生産された。科学普及、民族宗教、体育、法律宣伝、住民委員会、大学などの部門が、宣伝に加担し、地下鉄や広場で行い、不慣れな小中学生も参加させた。

 「南京反邪教協会」は数年来、このように「毒素」を流布し続け、多くの人が虚言に騙され、法輪功への憎しみを抱くようになった。

 中共は虚言を広める一方で、法輪功への残酷な迫害を隠蔽している。

 「7.20」について「0件」と「41267件」

 中国のインターネットで「7.20」と検索すれば、河南省の洪水や南京での疫病など何百ないし何千件の情報を見つけることができるが、一つだけ見つけられない情報がある。それは、1999年7月20日に中国で起きた出来事である。

 明慧ネットでは「7.20」と検索すると、23014件の情報が出てきた。「七二〇」と検索すると、さらに18253件が出た。この2つの検索結果の合計は41267件である。

 1999年7月20日から現在までの22年間、明慧ネットの一つ一つの「7.20」情報の背後には「真・善・忍」を貫き、世界中の人々のために、迫害の実態を伝え続けていた学習者の記録がある。

 1999年7月20日、江沢民集団は約1億人の学習者への残酷な迫害を開始した。この22年間、数百万人が連坐、嫌がらせ、連行、監禁、労働教養など様々な形の迫害を受けた。明慧ネットでは、迫害により死亡した学習者のうち、名前と身元が確認できるのは4000人以上記録されている。また、死亡した学習者の中には、名前や身元が確認できない人たちが多くいる。

 中共は、善良な人々を迫害し、道義に反しており、嘘を宣伝して世界を欺き、人々を毒害している。22年が過ぎ去った現在、この迫害は中国本土で未だに毎日のように起きている。

 2021年の上半期に、河南省は学習者に対して最も多くの判決を下した省となり、力を惜しまず国民に対して洗脳を行った南京市で、7月20日当日、衝撃的な災難が発生した。天災なのか? それとも人禍なのか?

 慈悲深い天上は「邪悪に追随し、道義を無視して善良な人を迫害しないように」と、人々に警告しているのかもしれない。佛法は慈悲であると同時に、荘厳なものでもある。虚言から抜け出し、真相を知ることで、人々は災難から救われ、乱世に希望を見出すことができる。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/8/4/429096.html)
 
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