トリビューン・ド・ジュネーブ紙 「中国は依然として臓器狩りを行っている」
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 【明慧日本2021年8月19日】スイスのフランス語圏の一部の法輪功学習者(以下、学習者)は、2021年7月15日、雨の中、ジュネーブ国連人権高等弁務官事務所のパレ・ウィルソン前で、7.20迫害停止の呼びかけ開始から22年目を迎えるイベントを開催した。ジュネーブ最大の新聞社『トリビューン・ド・ジュネーブ』の記者アンドレ・アレマンド・スモール氏は、学習者を取材をした。

 当日の夜6時過ぎ、スモール氏は、同紙のウェブサイトに、「人権」というタイトルのレポート「中国は依然として法輪功学習者に対する生体臓器狩りを行っている」をテーマとする報道を公開した。

'图:《人权 “中国继续活摘法轮功学员器官”》在《日内瓦论坛报》网站上的报道截图'

「中国は依然として法輪功学習者の生体臓器狩りを行っている」のレポートの写真

 「学習者が生体臓器狩りの主な被害者となっている」

 スモール氏は報道の中で、「毎年、学習者たちは必ずここにやって来て、1999年7月20日以来、学習者に対する弾圧を厳しく非難している」と語っており、生体臓器狩りの主な被害者は学習者であると述べている。

 報道は、ジュネーブの学習者の代表であるマイ・バックティヤさんの話を引用している。「中国の元国家主席・江沢民は、中国共産党(以下、中共)より、法輪功があまりにも人気があり、共産党員数よりも多くなったため、心身と精神の修煉を根絶するように決定した。法輪功は気功であり、政府の高官でさえ修煉していた。それ以来、迫害は続き数百万人もの学習者が重い代価を払った。拘留されたり、残虐な拷問、洗脳、そして死に至り、学習者は、系統的で強制的な臓器狩りの主な被害者となった」

 国連の人権専門家は臓器狩りに驚く

 報道は、「十数人の国連の人権専門家は、6月14日に発表した共同声明の中で、『中国で拘留された少数民族(法輪功学習者、ウイグル族、チベット族、イスラム教徒とキリスト教徒を含む)が、臓器狩りの対象にされた情報は、きわめて驚くべきことである』と述べている。これらの良心の囚人は情報もなく同意もない状況のまま、強行的に血液検査、臓器の検査、超音波やX線撮影をされている。これらの結果は生体臓器出所のデータベースに記録され、臓器の供給源になっている」と述べている。

 また報道の中で、国連の専門家の声明を引用し、「受け取った告発によると、最も一般的に収奪された臓器は、心臓、腎臓、肝臓、角膜、そしてまれに肝臓の一部もある」、「中共の指示の下で、数万人の臓器を移植することができるが、その出所は確認できていない」と述べている。

 スイスの170人以上の議員が法輪功を支持

 国連の専門家について、学習者のバックティヤさんは、「彼らはついに、私たちの叫び声を耳にしました! 12人の国連の専門家が、迫害された少数民族、及び良心の囚人に対して行なった強制的臓器摘出の行為を、釈明するように北京に呼びかけました。その対象は、まず法輪功学習者です」と言った。

 バックティヤさんは、記者のスモ―ル氏に語った。「スイスでは今年、170人を上回る議員が、宗教の自由という名義で法輪功を支持しました。この情報は心温まるものです」

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/7/20/428437.html)
 
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