【明慧日本2024年8月8日】(スイス=明慧記者・高思羽)「これは善良な人々によって開催されたとても良い集会で、何が起きているかを人々に伝えています。これによって人々の苦しみが少なくなると思いますし、もっとこうした活動が行われるべきです」。7月27日、スイスのベルンにあるコーンハウス広場で開催された集会に立ち寄ったダニエルさんは、法輪功学習者(以下、学習者)を支持するために署名した後に語った。
穏やかで平静な法輪功の功法の実演 |
27日午後、ダニエルさんと多くの通行人は、コーンハウス広場でさまざまな展示パネルや横断幕を目にした。 鮮やかな黄色のTシャツを着た学習者が、優美な音楽に合わせて伸びやかで緩やかな動作で煉功していた。集会が始まると、学習者は足を組んで坐禅をし、交通量の多い周囲から隔離されたかのように静かで穏やかな場面だった。
集会で法輪功について紹介し、迫害を止めるための協力を呼びかける学習者 |
この日の集会で学習者は、スピーチを通してより多くの人に法輪功の素晴らしさを知ってもらい、「真・善・忍」の理念に基づいて善い人になることを伝え、心身に受けた恩恵を紹介し、同時に中国で起きている法輪功への迫害の制止の協力を呼びかけた。
学習者はスピーチの中で、「過去25年間、中国共産党(以下、中共)は1億人以上の学習者を迫害しています。なぜ迫害するのか、それは、学習者は何が善で何が悪かを自分で判断でき、精神的にコントロールできないことを恐れたからです。中国では、警察が学習者の家に押し入り、家宅捜索を行い、私有物を持ち去り、不当に拘留、拷問、さらには莫大な利益を得るために生体臓器収奪を行っています。25年が経ち、どれだけの人が命を失ったのか、その数は計り知れないのです」と語った。
中国駐ベルン領事館前で、大使館員が正しい選択をするように、善を勧めるメッセージを読み上げる学習者 |
この日の午前、ベルンの中国大使館前で読み上げられた善を勧めるメッセージが、この集会で紹介された。「大法はまさに素晴らしいがために、30年以上にわたって世界百カ国以上に伝わっています。迫害によって、この25年間に多くの家族が一家が離散し肉親を失いました。あなたがどこにいても、どの国から来ていても、中国、スイス、および世界の法輪功学習者は、あなたが心を開き、法輪功迫害の事実を知り、あなた自身のためにも、あなたの家族のためにも、より良い未来を選択されることを望んでいます」
法輪功の詳細を尋ねる多くの通行人 |
迫害を制止するため署名する通行人 |
ダニエルさんは初めて法輪功のことを聞き、署名を集める学習者と話をした後、法輪功は「とても素晴らしい」と思い、そして法輪功が教える真・善・忍は「とても重要であり、人々を仲良くさせ、人間性を保させ、肌の色などに関係なく、あらゆる人にとても役立ちます」と言って、 彼は迫害に反対する法輪功を支持して署名をした。
政界要人、人権団体が学習者を支持
政界要人や人権団体からの学習者への支持書簡を読み上げられ、通行人はそれに耳を傾けた。
NGO「拷問廃止のためのキリスト教者行動(ACAT)」は、学習者への支持書簡の中で、「私たちは中国と世界中の学習者に声援を送り、彼らの支払った代償を支持します。彼らには真・善・忍を信仰する自由があります」と述べた。
書簡の中で中共による学習者への違法な迫害、学習者からの生体臓器収奪の犯罪を暴露し、迫害で命を落とした学習者を悼み、その家族に哀悼の意を表した。同時に、「この残酷で不当な迫害を断固として非難する」と表明した。そして、学習者とともに、「中国(中共)政権に迫害の停止を求める。 また、中国(中共)政権の犯罪について独立した調査を行い、その責任者を法の下で裁かれることを求める」ことを約束した。
「国連、欧州議会、スイス政府、そしてすべての国は、この国際法違反の重大な犯罪を非難すべき」
ザンクトガレン州議会議員エヴァ・B・ケラー博士 |
ザンクトガレン州議会議員ベルンハルト・ハウザー博士 |
ザンクトガレン州議会議員ベルンハルト・ハウザー博士と元ザンクトガレン州議会議員エヴァ・B・ケラー博士も書簡の中で、中共による学習者への迫害に抵抗するために、もっと声を上げ、公に非難し、行動を起こす必要性を強調し、同時に、法輪功を支持し、この目的のために尽力しているすべての人々に感謝の意を表した。
ドイツ軍人「こんなに素晴らしい功法をもっと多くの人に知ってほしい」
ドイツから訪れた職業軍人のアレクサンダー・ローテンシュレーガーさんは、ベルンでの休暇中に法輪功の活動に出会いとても喜んだ。数年前、彼はインターネットで法輪功を知ったという。「この信仰が伝えるメッセージと導いている方向は人々を惹きつけ、このように穏やかで素晴らしいのです。法輪功は、特に人類や社会にとって非常に重要な点を提起しており、非常にポジティブな印象を持ち、とても好きです」と語った。
ドイツから訪れた職業軍人のアレクサンダー・ローテンシュレーガーさん |
法輪功が教えている「真・善・忍」の準則について、彼は「私たちの社会において、これらの価値観が失われつつあり、人々は互いに無関心になっていくと思います。しかし、これらの価値観はとても重要であり、(法輪功が)これを重点としていることは、人々の心を奮い立たせていると思います」と述べた。
「とても美しい光景で、平和が感じられます」、「彼らが静かに座禅をしているのは非常に穏やかで、私もすぐに溶け込めると感じました」と、ローテンシュレーガーさんは話した。
法輪大法の平和で穏やかな第五式の功法を煉功する学習者 |
このような人々が中共の迫害を受けており、しかも、その迫害が25年も続いていることを考えると、彼は「ヨーロッパ人として、私たちにとって言論と信仰の自由は非常に重要です。中国ではそのような自由がないというのは本当に残念なことです。人々の行いがポジティブな影響を与えている時、それを続けさせるべきです。彼ら(学習者)は社会に無害で、むしろポジティブな影響をもたらしています。それにもかかわらず迫害を受けているのは本当に嘆かわしいことです。さらに、警察に逮捕までされているなんて、これは本当に恐ろしいことで、世界のどこでもあってはならないことです」と語った。
だから署名することによって、彼は、「より多くの人々がこのような素晴らしい功法について知るようになり、生体臓器収奪やその他の迫害犯罪が止められ、(中共)政府が正気に戻ることを望んでいます」と述べた。
アメリカ人旅行者「中共に真・善・忍を学ばせ、理不尽な迫害を停止すべき」
アメリカ人の旅行者ローレンさんは、ニューヨークとワシントンで学習者による反迫害活動を見たことがあり、中共による法輪功への迫害や生体臓器収奪の犯罪を暴露する記事を新聞で読んだことがあるという。
法輪功の功法を実演する学習者 |
ローレンさんは、「真・善・忍は、今日の世界にとって素晴らしいメッセージです。 特に忍は、私自身、より寛容で寛大な心を持つようにしています。 中共も真・善・忍を学ぶべきです」と言った。
また、ローレンさんは、「中共は、彼らと異なる考えを持つ人々を恐れており、自由に坐禅することさえできず、家族までもが巻き込まれ、やりすぎです」。「信仰の自由は人権であり、信仰を理由に人々を迫害するのは間違っています。彼ら(学習者)の信仰は政府にとって脅威ではなく、彼らは自分たちの精神的な信仰を持っており、非常に平和的な功法であり、全く問題はありません」と語った。
ローレンさんは、中共の生体臓器収奪の犯罪についても知っているという。「初めて生体臓器収奪に関する情報を読んだときは、あまりに恐ろしいことだと思い、信じるべきかどうかも分からなかったのです。 しかし、その後、さらに多くの情報を読み、それが本当に起こっていることだと確信しました」と述べた。
ローレンさんは、中共による学習者への迫害を止める署名用紙にサインし、学習者に「私はこの署名が中共に対して圧力となり、迫害が停止することを願っています。皆さんが心の願いを叶えられ、中国で自由に煉功できるようになることを希望します」と話した。
「25年間の堅持、心の底から支持したい」
パトリック・ヴォズナク・ストラッサーさんは、学習者の活動現場に立ち寄った。彼は学習者に、「私は大きな鼓舞を受けており、皆さんの決心と全力で協力しているように感じます。私は心の底からあなたたちを支持し、手助けがしたいのです」と言った。
学習者たちとの対話の中で、彼は過去25年間、世界中の学習者が法輪功のことをより多くの人に知ってもらうために、また迫害を止めさせるために、さまざまな活動をしていることを知っているという。ストラッサーさんは、「私がここに立ち寄ったのは、皆さんの活動に出会えてとても嬉しく、そして私の支持を表明したいからです」と語った。
軍人であるラウテンシュレーガーさんは、「彼ら(学習者)がこれほど努力しているということは、この問題がいかに重要であるかを示しています。 私はこのことに非常に感銘を受けており、その背後にある動機についてもっと知りたいと思っていました」と話す。
学習者が日夜迫害と闘っていると聞いた、アメリカ人旅行者ローレンさんも、「すごい、法輪功学習者の迫害と闘う努力は素晴らしい。彼らは固い信仰を持っているのだから、どうか堅持し続けてください」と話した。
法輪功についてもっと知りたいと言い、法輪功迫害を止めるために手助けをしたいと話す人々 |
活動中、ある母親は自閉症の娘の首に学習者から渡された、「法輪大法は素晴らしい、真善忍は素晴らしい」と書かれた小さなプレゼントをかけた。彼女は、怖がりな娘に信頼感と希望を与えることができると話した。
活動終了の前夜、90代の老婦人は、学習者と話した後、法輪功についてもっと知りたい思い、法輪功の資料を手に取り、帰ったら学びたいと言った。