【明慧日本2023年7月27日】スイスのフランス語圏の法輪功学習者(以下、学習者)は7月20日、レマン湖畔にある国連人権高等弁務官事務所前で集会を開き、中国共産党(以下、中共)による24年間続いている法輪功への迫害停止を呼びかけた。ジュネーブ州州務委員会の前議長であるマウロ・ポッジア氏と5人の異なる州の国会議員が出席して支持を表明し、拷問に反対するスイスのキリスト教徒組織も支持の書簡を送った。
反迫害24周年を記念して、レマン湖畔の国連人権高等弁務官事務所前で開催された集会 |
スイス法輪功学会の代表はスピーチの中で、中共当局が長年にわたり学習者に対して行ってきた残酷な迫害を厳しく譴責し、絶大な支持を寄せてくれたスイスのフランス語圏各州の国会議員に感謝の意を表した。
「例年通り、私たちが今日ここに来たのは、中国で長年にわたって不当に投獄されている学習者たちを忘れていないことを示すためです。彼らは罪を犯していません。彼らは法輪大法の『真・善・忍』の原則に従い、善良と慈悲を信じているだけです。これは何の罪でしょうか? 彼らは善人になろうとしているだけなのに、中共は彼らを刑務所や労働収容所に入れ、利益を得るために生きたまま彼らの臓器を医師に摘出させているのです。その邪悪さはすでにこの程度にまで達しているのです! 従って、この恐ろしい迫害が終わるまで、私たちはこれらの罪悪を絶えず非難し続けていかなければなりません」
ジュネーブ州前議長「皆さんは私たちの良知を目覚めさせている」
スピーチを行う元ジュネーブ州議長で、スイス連邦議会議員候補のマウロ・ポッジア氏 |
長年学習者を支持してきた元ジュネーブ州議長で、スイス連邦議会議員候補のマウロ・ポッジア氏は、スピーチで「私たちは正義が取り戻されるまで、毎年この場に立ち続けます」と声援を送った。
クリスト議員「皆さんの闘いを全面的に支持する」
発言中のジュネーブ州議会議員クリストフ・イワノフ氏 |
ジュネーブ州議会議員のクリストフ・イワノフ氏は次のように述べた。「私は皆さんの闘いを全面的に支持します。そしてこのすべてが一日も早く終わり、人々がこれまで通り平和的に法輪功を修煉できることを願っています」
声援のために集会に駆けつけた、ジュネーブ州議会議員のアンドレ・ペフェール氏(右)。左はクリストフ・イワノフ氏 |
クレマンス・ユゴー議員「法輪功は愛、優しさ、寛容に満ちている」
集会でスピーチをするヌーシャテル州議会議員のクレマンス・ユゴー氏 |
集会に出席するため、ヌーシャテル州議会議員のクレマンス・ユゴー氏は、列車で2時間近くかけてジュネーブに駆けつけた。議員は次のように発言した。「私がようやく気づいたのは、今日のような集会が、こうした悲劇に対する集団的な認識を啓発できるということです。しかし、国際的な圧力があるにもかかわらず、こうした悲劇はまだ続いています」
「私の立場は明確です。迫害されている少数派と一緒にいて、団結することです。団結しかありません!」とユゴー議員は締めくくった。
ジュネーブ市のドニ・リュシャヒト議員(左)と、ジュネーブ市の補欠議員のシャハロット・メイオフル氏 |
スイスのキリスト教徒組織、法輪功の反迫害を支持する書簡を送る
拷問に反対するスイスのキリスト教徒組織の事務局長であるベティナ・ライザー・ンデアイ氏は、書簡の中でこのように記した。「2023年7月20日という日に、私たちは中国の誤った法輪功迫害政策により、多くの犠牲者が出たことを追憶します。24年前から今日に至るまで、学習者は法輪功を信じたことを理由に迫害され、投獄され、拷問され、強制労働させられ、あるいは殺害されました。私たちは、学習者の人体臓器が盗まれ、人体臓器移植産業で売買されるに至った、この残酷な弾圧とその他の濫用手段を非難します」
書簡はまた、「2023年7月20日という日に、私たちはすべての犠牲者の遺族に哀悼の意を表します。何百万人もの人々が両親、子供、パートナー、親戚、友人を失い、自分の親戚や友人について知らないか断片的な情報しか知らず、迫害を恐れて哀悼の意を表することができずにいます」と述べた。
書簡は最後に、「2023年7月20日という日に、私たちは中国に対し、法輪功への弾圧を停止し、残虐行為を調査し、責任者を裁判にかけるよう求めます」と締めくくった。