迫害反対25周年 スイスの議員42人が声援を表明
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 【明慧日本2024年8月14日】(フランスとスイス=明慧記者)中共による法輪功への迫害に反対する活動が25周年を迎え、スイスとフランスの一部の法輪功学習者(以下、学習者)は7月11日、ジュネーブのウィルソン宮殿(パレ・ウィルソン)前で大規模な集会を開き、中国共産党(以下、中共)による法輪功への大量虐殺による迫害を暴いた。この日、合計42人のスイス議員と地方自治体の長が、迫害に反対する学習者を支持する書簡を送り、または集会に駆け付け応援のスピーチをした。ウィルソンには国連人権高等弁務官事務所が置かれている。

 25年にわたる中共が法輪功に対して行っている迫害の停止を求める活動に対して、180人以上のスイスの議員が、法輪功とその核心的価値観である「真・善・忍」に対する支持を表明した。

 スイス連邦議会議員・州議会議員、法輪功の迫害反対を公に支持

'图1'

 上段左から右の順

 スイス連邦上院議員マウロ・ポッジャ氏、スイス連邦上院議員カルロ・ソンマルガ氏、スイス連邦議会議員ニコラ・ワルダー氏、スイス連邦議会議員ダニエル・ソルマン 氏、元スイス連邦上院議員(スイス緑の党代表)リサ・マッツォーネ氏、スイス連邦国民議会議員クリスチャン・ダンドレス氏。

 下段左から右の順

 スイス連邦上院議員ラファエル・マハイム氏、ヴァンサン・メートル、スイス連邦上院議員ラファエル・マハイム氏、スイス連邦上院議員、兼ヴォー州サン・クロワ市副市長イヴァン・パホー氏、元スイス連邦上院議員、欧州理事会メンバーのジャン=ピエール・グリン氏、元連邦専門家委員会委員パオロ・ベルナスコーニ氏。

 スイス連邦上院議員のマウロ・ポッジア氏は集会に駆け付け、スピーチで、「25年もの間、非常に多くの親族や友人が、無意味な迫害の中でこの世を去りました。ここジュネーブは人権の首都であり、ジュネーブ条約の寄託地でもあるのです。私たちは注意を払い、この(中共)政府に、有害なことを何もしていない人々に自由を返すよう求め続けています。私たちはいつかここで会い、『迫害はついに終わり、正義が実現した』と一緒に言いたいのです」と語った。

'图2:瑞士联邦参议院议员莫罗·波贾(Mauro Poggia )在集会上发言'

集会で応援のスピーチをするスイス連邦上院議員のマウロ・ポッジア氏

 スイス連邦上院議員のカルロ・ソマルガ氏は、書簡の中で次のように述べている。「中共による法輪功への迫害に反対して25周年を迎えるにあたり、私はここにて寛容と慈しみ深い価値感を推進する法輪功への声援と支持を表明します。これらの価値観は、中国であろうとスイスであろうと、いかなる社会にとっても不可欠なものです」

 「さらに、これらの価値観は私たちスイス人が政治的、社会的な領域で推進しているものでもあります。 非常に重要なことです。 しかし、中国で起きていること、すなわち法輪功団体への弾圧、最終的には謀殺へと発展し、非常に大きな問題を引き起こしています」

 スイス連邦議会議員ニコラ・ワルダー氏は書簡の中で次のように述べている。「人権には宗教の自由、行動の自由、政治的反対の自由、そして文化的多様性の中で自分の文化を享受する自由が含まれます。法輪功グループが求めている宗教の自由は、完全に正当なものです」

 「スイス・ジュネーブの代表として、私はこれらの価値を守ることに尽力しています。これらの価値は世界的に認識され、実践されるべきものであり、特に国連安全保障理事会のメンバーの国はこれらを受け入れ、遵守すべきです」

 「北京の現状を考慮すると、私たち西側諸国には、このメッセージを伝える責任があります。今日、法輪功のメンバーのように、ただ自由に信仰を実践し、自分の人生を歩み、望むように生活し、他者に害を及ぼすことなく過ごそうとしている人々が、その権利を禁止され、さらには迫害されていることを、世界に訴えなければなりません。これは2024年において絶対に容認できないことです」

 スイス連邦議会議員のヴァンサン・メートル氏は、集会で次のように述べている。「中国で迫害されている法輪功学習者への支持を示すため、この活動に参加しました。法輪功学習者は25年近くにわたり、非常に残酷な迫害を受け続けており、特に生きたまま臓器を強制摘出するという衝撃的なことが行われています。中国における自由への基本的権利を求める闘いは、国際社会の広範な支持を受け続けなければならず、スイスもこの闘いにおいて正当な役割を果たすべきです」

 スイス連邦議会議員のラファエル・マハイム氏は、書簡の中で「ただ単に思想や信仰が異なることを理由に、それを禁止するのは、最も独裁的で恣意的な政権のやり方であり、そのような行為は存在してはならない。法輪功への迫害は極悪非道であり、あらゆる手段を使って強く非難しなければならない。スイスは、中国における基本的自由のための闘争において、正当な役割を果たすべきです」と述べている。

 ロマンド・ドイツ語圏の各州議会議員や自治体関係者、法輪功の迫害反対に公に支持

'图3'

 上段左から右の順

 ジュネーヴ州議会議員セドリック・ジャンヌレ氏、ジュネーヴ州議会議員、ジュネーヴ社会党党首トマ・ヴェンゲル氏、ジュネーブ州議会議員フィリップ・ド・ルージュモン氏、マーシャ・アリミ、ジュネーブ州議会議員マーシャ・アリミ氏、前ジュネーブ市長、現同市顧問アルフォンソ・ゴメス氏、アマンダ・オハルボジュネーブ市議会顧問アマンダ・オハルボ氏、フリブール州市議会議員ユベール・ダフロン氏、フリブール州市議会議員クリステル・ベルセ氏、ジュラ州議会議員ニコラ・ジラール氏。

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 ジュラ州市議会議員ニコラ・メートル氏、ヴォー州市議会議員、ヴォー州市議会外交委員会副委員長ピエール・ズワーレン氏、ヴォー州市議会議員ハドリアン・ブクラン氏、ヴォー州市議会議員イザベル・フライモン氏、ヴァレー州議会議員ロベール・ブリ、ヴァリス氏、ヴァレー州議会議員代理マキシム・モワ、ヴァリス氏、ティチーノ州議会議員テッサ・プラーティ氏、ティチーノ州議会議員マッテオ・クアドランティ氏、フランス語圏グレーター・ジュネーブ地域レイニエ・エセリ市長ルーカス・プーギン氏。

 スイス法輪大法学会は、ジュネーブ、ヴォー、ヴァレー、フリブール、ジュラ、ヌーシャテルのロマンス語圏の6つの州、およびイタリア語圏ティチーノ(テッサン)州議員から、多くの支持メッセージを受け取った。また、フランスのグレーター・ジュネーブ地方にあるレニエ・エセリ市長からも支持のメッセージが届いた。これらのメッセージには、州レベルの行政・立法機関からの声援のメッセージが含まれる。

 ジュネーブ州議会議員フィリップ・ドゥ・ルージュモン氏は、書簡の中で「政府の第一の責務は、国民の生命の安全を守ることが何よりも重要です。 しかし、中国政府は囚人から強制的に臓器を摘出し、および 単なる哲学、あるいは(法輪功のように)宗教を信仰するだけで、人々を再教育キャンプに収容し、これらの行為は、国際社会において自らの評価を貶めることになります。このような行為によって犠牲者とその家族が受けた苦しみは、同様にスイス人の私たちの心にも影響を及ぼしています。 私たちの思いは彼ら(学習者)と共にあり、そして地元の人々が、宗教や哲学に関係なく、すべての人の権利を尊重するよう、政府に強制することを願っています」述べている。

 ジュラ州議会議員ニコラ・メートル氏は、書簡の中で「もうたくさんだ! 西側諸国の政府はいつまで沈黙を守り続けているのか、いつになったら、ダチョウのように砂の中から頭を出して現実を直視するようになるのだろうか?(訳注:ダチョウは危機が迫ると土の中に頭を突っ込み現実逃避をすると言われる) 彼らは、法輪功学習者やその他の少数民族に対する迫害を、いつまで見て見ぬふりをするのか? 中共指導部による残虐行為を強く無条件に非難するには、現存する証拠で十分ではないだろうか?  このことが四半世紀も続いている! 今こそ私たちは立ち上がり、回避することなく中共の残酷で非人間的な弾圧をはっきりと非難すべき時だ。 私たちは団結し、苦しんでいる人々への断固とした支持を表明しよう!」と述べている。

 スイスの州議会議員 中共の法輪功への迫害を強く非難

'图4'

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 ヌーシャテル州議会議長マリー=クロード・ファレ氏、ヌーシャテル州議会議員サラ・ピアソン・ペレ氏、ヌーシャテル州議会議員ローズ・アサモワ・リーヴル氏、ヌーシャテル州議会議員ブリジット・ライテンベルク氏、ヌーシャテル州議会議員コリンヌ・シャフナー氏。

 下段左から右の順

 ヌーシャテル州議会議員リシャール・ジゴン氏、ヌーシャテル州議会議員ディディエ・ジェルマン氏、ヌーシャテル州議会議員ブレーズ・フィヴァズ氏、ヌーシャテル州議会議員アルノー・デュリーニ氏、ヌーシャテル州議会議員ブレーズ・クルヴォワジエ氏、ヌーシャテル州議会議員ダニエル・ベルジェ氏。

 「法輪功学習者が受ている四半世紀にわたる迫害は、極めて言語道断であり、容認できない!」。ヌーシャテル州議会議長のマリー=クロード・ファレ氏は、「迫害との闘い25年目に際し、私は特に、恐怖の中で愛する人を失った被害者とその家族に最も大きな支持を送りしたいと思います」と述べた。

 ヌーシャテル州議会議員ダニエル・ベルガー氏は、書簡の中でこのように述べている。「私は、中国における25年間の迫害に反対する法輪功学習者の活動を心から支持します。私はスイスと世界の平和を求めるこの訴えが大きな成功を収められ、法輪功が世界的によく知られていること、その核心的な理念である真・善・忍が破壊されるべきでない普遍的な価値であることを中国当局が理解することを心から願っています」

 「迫害によって死亡した法輪功学習者を悼むにあたって、ご家族を亡くされたご遺族に対し、断固とした支持と希望を表明します。私たちは、良心の自由、信仰の自由、そして法輪功が提唱し、世界百数十カ国で修煉されている真・善・忍という人類の価値感を守らなければなりません。これらは人権の礎であり、人間の尊厳を象徴するものです! 私は中国政府の人権侵害を強く非難します。 中国における25年にわたる虐殺、拷問、苦しみは、人間が耐えうる限度を超えています! 中国における法輪功学習者やその他の少数民族への迫害を直ちに止めなければならない! これらの犯罪を暴露し続けることは、私たちの責任です!」

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2024/8/10/480695.html)
 
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