ワクチン接種に正しく対処
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文/中国の大法弟子

 【明慧日本2021年9月1日】先日、息子は担任の先生から、コロナウイルスの予防接種を受ける必要があると言われました。息子は先生に、予防接種を受けると体が拒否反応を起こすので避けていると答えました。すると先生は、ワクチンを受けなくてもいいと言いました。

 その2日後、先生は接種できなかった生徒全員に、接種場所に指定されていた学校に来るようにと言いました。そこでは医師が健診し、生徒が注射を受けるべきか否かを判断するとのことでした。私は息子と相談し、学校には行かないことにしました。

 その日の午後6時過ぎに先生から電話があり、「なぜ息子さんは学校に来て診察を受けないのですか」と聞かれました。私は、こう答えました。「息子は健康ですが、ワクチンを打てません。息子が幼稚園に通っていた頃、郡内の子供たちは皆、麻疹のワクチンを受けなければなりませんでした。しかし息子はその時も接種を受けなかったし、今も受けません。このワクチンが私の子供にとって安全であるかどうかを判断できる医学的システムはありません。ワクチンを打った後に重篤な病気になった子供がたくさんいます。私は自分の子供にそのリスクを負わせることはできません」

 先生は「何であっても、お子さんを学校に来させて、先生に診てもらうべきです 」と言いました。

 私は、「ワクチンを打っても大丈夫だという保証も、何かあったときの責任も、お医者さんにはありません。私がお医者さんに不安を訴えても意味がないし、望まない事態を引き起こしかねません。うちの子は健康だし、お医者さんには子供を診てもらわないことにしました」と答えました。

 先生は少し強引な口調で「お子さんが学校に行くのに影響が出るかもしれませんよ!」と言いました(夏休み中なのに)。

 私は「核酸検査をしましたが、子供は病気に感染していません。県庁の予防接種に関する通知を読んでいますが、強制的に接種するという記述はありませんね」と言いました。

 先生は「あなたは私に難癖をつけています!」と答えました。

 私は、「これは、先生の問題ではありません。先生は、上司の命令に従っているだけですよね。私の子供には、この話をしないでください。校長、教育部、規律検査委員会が何か気になることがあるなら、私に連絡してください」と言いました。

 先生は、私の連絡先を聞いて電話を切りました。

 電話の後、私は自分の修煉を振り返りました。これまでずっと、私は子供の先生に自分の考えを正直に伝えるのが怖くて、結果的に息子は中国共産党(以下、中共)の組織に参加せざるを得ませんでした。しかし今回、私は修煉の大切さを痛感し、正念で対応することを決め、その結果、自分の知慧が確固たるものとなったのです。

 その後、夫から聞いた話では、学校の別の先生から「なぜ息子さんは、予防接種を受けないのですか」と電話があったそうです。夫は修煉者ではありませんが、子供がワクチンを受けないことを支持しています。その先生は、いろいろと理由を述べた後、夫が翌日の午後に学校に行くことで了承していました。私は冷静になって考えてみました。

 私は「あなたは学校の先生と約束したけれど、そうしないでほしい」と言い、夫は「学校に行って、先生に説明する」と答えました。 私は「学生の勉強に関することなら先生に説明するべきだが、予防接種は先生とは関係ないし、先生に説明する必要もない。 今後、学校から電話がかかってきたら、私に任せてくれた方がいい。この件については気にしないで」と話しました。

 結果的には、息子を学校に行かせなかったのは正解でした。後日、行った人から聞いた話では、誰も接種を免除されず、全員が注射されたそうです。

 私は長年の修煉で、もし子供が予防接種に行けば、私たちは邪悪なものに屈服することになると感じました。そのため私は断固として行かないことにし、中共の罠にはまりませんでした。

 しかし、私たちはまだ自分の選択の結果に直面しなければなりませんでした。先生は夫にメッセージを送り、息子がワクチンを受けていないため、登校が禁止されたと伝えました。その先生は、学校の事務室の電話番号も教えてくれました。私は迷わずその方に電話をかけ、以下のような会話をしました。

 私は、「私は張浩(仮名)の母親です。担任の先生から、息子が予防接種を受けなかったので登校させてもらえないと言われました。誰がそのようにご判断されたのでしょうか。もしそれが本当なら、関連書類や手続きを見せて説明してほしいのです」と言いました。

 事務室の職員は「市の教育課から電話で言われました」と答えました。

 私は「電話通知は法的効力を持ちません。ワクチンを打っていない生徒は学校に行けないと誰が言ったのか教えてください。その人たちと話がしたいのです。国家衛生委員会に電話して問い合わせてみます」と言いました。

 職員は「現在、みんなワクチンを打っていますが…」と答えました。

 私は「ワクチンを打っていないのに、私があなたの家に行ったとします。あなたは私を追い返す権利がありますが、これは個人の行動です。学校は国家に管理されるところなのに、どうしてそんなことができるのでしょうか? 私の子供が学校に行くのを禁止されて、私はとても怒っています(実際はとても冷静でした)。私の息子の登校を禁止した人と話したいです。説明してほしいのです。その人が誰なのか教えてください。国は予防接種の義務化を言っていません。息子の登校を拒否したのは誰ですか? これは個人的な行動であり、権力の乱用です。ここは法治国家です。誰がこの決定をしたのかを知りたいのです!」と言いました。

 職員は「あなたの気持ちはわかります。私にはあなたのお子さんが学校に通うのを止める権限はありません。私はあなたに通知しているだけです」と言いました。

 私は「自分の立場をはっきりさせておきたいのです。まず第一に、息子は学校に行かなければなりません。第二に、息子はワクチンを受けられません。第三に、誰がその決定をしたのか、説明してください!」と言いました。

 職員は「村の農家が豚を扱うように、ワクチンの摂取を強制することはできません。自分の子供に注射を打たせたくないのであれば、それで結構です。まだ学校が始まっていないので、休みが終わってから方針を確認してください」と言いました。

 私は「それならいいですよ。私の気持ちを理解していただきたいのです。それで結構です」と言いました。

 電話を切った後、私は全く別人のようでした。何もかもが空虚に思えました。過去に起こったことも、今起こったことも、これから起こるであろう予防接種に関することも、すべてが消えてしまったかのようでした。私の心は何事もなかったかのように穏やかになりました。すべてを捨てて、堂々とした態度で事にあたったのだと思いました。我が子も笑顔になりました。

 全ての過程を振り返ってみると、私は一つの考えに固執していたことに気がつきました。私は自分の息子にワクチンを打たせないのです。この考えに基づいて、予防接種をしなくても息子が学校に通えるように学校を説得しました。

 師の説法の一節が頭に浮かびました。

 「なぜでしょうか? 学習者は最大限に常人に符合して修煉しているのではありませんか? 中共邪党は自らが『偉大、光栄、正確』だと標榜しており、全世界に対して法治を行なっていると言っているのではありませんか? それなら、弁護士にお願いします。法輪功、大法弟子のために弁護をした弁護士の言ったことは、すべて理に適っており、とても良い効果を得ました」[1]

 今回の予防接種問題では、人間の理や法律を用いて、一般人の思考の中にある中共の要素を排除していたのだと理解しました。人権は天から与えられたものです。修煉者である私たちは、人間社会で与えられたあらゆる権利を享受すべきであり、中共による迫害のために普通の人々の論理を捻じ曲げるべきではありません。そうでなければ、私たちはどうやって法を正すために師を助けることができるでしょうか。師のご加護と他の修煉者からの励ましに感謝しています。おかげ様で、私は正念で対処することができました。

 以上が予防接種についての私の考えです。皆さんの修煉の道はそれぞれ異なりますので、自分の状況に合理的に対処して、法を師としてください。

 注:
 [1] 李洪志師父の著作:『各地での説法十』「明慧ネット十周年法会での説法」

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/8/8/429243.html)
 
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