南昌市の謝春媚さんら3人が不当な判決を受ける
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 【明慧日本2021年9月1日】(江西省=明慧記者)江西省南昌市の西湖区裁判所は8月25日、法輪功学習者・謝春媚さん(57)、梁美華さん(73)、熊泉妹さん(69)に不当な判決を下した。謝さんは懲役1年2カ月の実刑と罰金5000元、梁さんは懲役2年8カ月の実刑と罰金5000元、熊さんは懲役1年10カ月の実刑と罰金3000元を科された。

 謝さんは元南昌市中学校の教師で、 梁さんは元南昌市華僑友誼会社管理者事務室の主任だった。また熊さんは江西省新建県の老同興会社の元職員である。3人の女性はみな法輪功を学んで心身ともに健康になったが、1999年7月に江沢民集団が法輪功に対して狂気じみた迫害を開始した後、何度も迫害され、留置場、労働教養所、刑務所で様々な拷問を受けた。

 2020年7月18日午後5時頃、謝さんが1階に降りてゴミを出そうとドアを開けた瞬間、南昌西湖区の国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)の隊長・万俊(音)ら20人近くの警官が、突然入ってきた。

 侵入してきた警官らは、すぐに部屋の中をひっくり返した。万俊は謝さんに鍵がかけてあるタンスの扉を開けるように命令したが、謝さんはそれを拒否したため、万俊は小柄な謝さんの両手を後ろへ激しくねじり、地面に押し付けた。痛みで謝さんは悲鳴を上げた。当時、謝さんの自宅にいた梁さんと熊さんは、暴行を阻止するため大声で抗議したが、同じく地面に押さえつけられた。約2時間の家宅捜索の後、謝さんの自宅はめちゃくちゃになり、大量の私有物が押収された。その後、警官らは梁さんと熊さんの自宅に行き、それぞれに家宅捜索を行い、さらに家財を押収した。

 謝さんら3人は、南昌西湖区公安支局で二十数時間の取り調べを受けた後、翌日の夜に南昌第一留置場に拘禁された。2020年8月18日、3人に対する逮捕状が発付された。同年10月12日、熊さんは体調不良のため、「保証人を立てて尋問を待つ」という条件付きで解放され、帰宅した。

 2021年6月3日、3人に対する不当な裁判が南昌西湖区裁判所で行われたが、法廷には熊さんしかいなかった。梁さんと謝さんは疫病の影響で法廷に出席できず、南昌第一留置場でオンラインビデオを通して裁判を受けた。裁判所は梁さんと謝さんの家族に通知せず、傍聴させなかった。熊さんの家族も法廷に入ることができなかった。

 現在、謝さんと梁さんは南昌第一留置場に拘禁されており、熊さんは健康上の理由で自宅にいる。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/8/28/430127.html)
 
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