文／中国の大法弟子
【明慧日本2021年９月23日】明慧ネットにドイツ人修煉者の体験談で「自我を手放す：根本的な執着をなくす」が紹介されていましたが、これがとても役に立ちました。
その修煉者は、自分のことをよく知っているなと感心しました。私の場合、葛藤しているときは内観していましたが、問題が解決したらやめていました。そのため、自分の根源的な執着を見つけようとしたことはありませんでした。
私は法輪大法を修煉する前は仏教徒で、仏教に関する本をたくさん読んでいました。仏教の本をたくさん読みましたが、真剣に考えずに仏教に改宗しました。しかし、富や利益を求める人たちと付き合うのは好きではなかったので、1人で修行していました。
しかし、仏教の本を読めば読むほど、私は成仏できないという絶望感に襲われました。なぜ修行には人間の体が必要なのか、過去の仏陀がどのように修行を終えたのか、説明してくれる人がいなかったのです。
師父はそんな私の願いを察して、近所の人に近くの公園で法輪大法を修煉している人たちがいることを教えてくださったのだと思います。半月探した後、私はついに彼らを見つけました。私は許可を得ずに、法輪功のグループの輪に入りました。1997年のその日以来、私は20年以上にわたって法輪大法を修煉してきました。
残念なことに、私は大法を十分に修煉していなかったので、法への理解が不十分でした。私は修煉の道で回り道をしたり、迫害を受けたりしました。しかし、このドイツの修煉者の体験談を読むまでは、自分の根本的な執着を見つけようと考えたことはありませんでした。彼は次のように書いています。「...私はなぜ修煉を始めたのかと自問しました。どんな思いで法輪大法に出会ったのか。それは、『悩みのない、この世のすべてから解放される瞬間を探していた』ということです。それは、『快適で楽な生活を送りたい』ということでした。
この記事に触発されて、私は自分の根本的な執着を見つけるために内観し、仏教書に記載されている「大自在」の状態を思い出しました。私の修煉の目的は、仏陀になって正果を得て、「大自在」の状態に到達することだと感じました。
私は、大法の修煉者になった後、ずっと前に仏教にあるものを手放したと思っていましたが、実際には一度も手放していませんでした。仏教からの脱却を怠っていたために、知らず知らずのうちに「不二法門」の問題に巻き込まれていたのです。
旧勢力は、私の「大自在」という漠然とした仏教の概念を捉えて、私の安逸の執着を隠していたのです。
師父はこう説かれました。「魔はこれを利用して尽きることのない妨害と破壊を行ない…」[1]
安逸の執着をなくすために正念を発し続けているにもかかわらず、ほとんど成果がありませんでした。憂鬱になったり、眠くなったりして、熱心に修煉できないこともありました。
修煉とは、執着を取り除き、自分の心性を向上させるプロセスです。人間の感情に代わって慈悲の心を持つべきです。大法の修煉者として、私は師父の説かれた法に基づいて修煉すべきです。師父は「まず他の人のことを配慮して無私無我で、なおかつ他人を先に、自分をあとにするという正覚にまで修め遂げなければならないのです」[2]と説かれました。
私は、自分の根本的な執着を見つけて取り除くことができなかったために、自分の慈悲の心が向上せず、自分自身を優しさの状態以上に高めることができなかったことが明らかになりました。
そして、自分の中に深く隠されていた根本的な執着が、安らぎや快適さを求めることに関連していることに気がつきました。なんてひどい執着なのでしょう。
師父はこう説かれました。
「私は李洪志の弟子であり、他の按排は要らない、認めないと思えば、それらは恐れ怯えて手を下すことはできず、何でも解決することができます」[3]
私は、自分の頭の中に残っている仏教に関する考え方、要素、情報を徹底的に取り除きます。安逸の執着に関連するすべての要素を排除し、旧勢力が私の修煉を妨害しないように抜け道を縛ります。私は大法に属しており、他の誰も私のために手配することはできません。
法に基づいていないところがあれば、慈悲なるご指摘をお願いします。
注：
[1] 李洪志師父の著作：『精進要旨』「道法」
[2] 李洪志師父の著作：『精進要旨』「佛性に漏れなし」
[3] 李洪志師父の著作：『二〇〇三年元宵節での説法』
【編集者注：この文章は筆者の現時点での個人的な認識を代表しているものであり、同修の皆さんと切磋琢磨し、「比して学び比して修す」のためのものです】
