天津市の趙樹霞さんは不当裁判に直面
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 【明慧日本2021年9月24日】天津市濵海新区大港の法輪功学習者・趙樹霞さん(57)は、2021年9月23日、天津市南開裁判所に裁判を開廷される予定である。前回の裁判はおよそ2カ月前だった。

 2021年2月3日、趙さんは市内へ行った際、南開区国内安全保衛(法輪功迫害の実行機関)の警官に身柄を拘束され、拘禁された。警官らはさらに趙さんの母親の部屋の家財を押収した。5月の情報によると、趙さんは裁判所に起訴されたという。 

 趙さんは1997年に法輪功を学び始めた。以前、夫との相性が合わず、生活に希望が持てなかったが、法輪功を学んでから「真・善・忍」の教えに従い、先に他人のことを考え、夫と姑に優しく接し、苦労をいとわずに家事と子供の面倒を見ていた。趙さんは、家族に「変わったね」と言われた。下半身の腫れがなくなり、身体が軽やかになり、一気に10歳以上若く見えた。職場においても、名利を気にせず、責任を持って働いている。

 しかし、1999年の7.20以降、趙さんは法輪功を学んでいるとして、何度も迫害され、2回労働教養処分を科され、1回不当な判決を宣告され、合わせて7年以上刑務所に拘禁された。2回目労働教養された時、趙さんは1年以上断食で迫害に抗議し、身体は極めて衰弱した。その期間、強制的に灌食され、冬になると窓を閉めずに凍えさせた。そのため、重体に陥った趙さんは家に戻された。

 2016年の新年期間、趙さんはほかの学習者・王思栄さん、邢偉さんと一緒に、南開区王頂堤エリアで「法輪功学習者は天津市市民に新年のご挨拶を申し上げます。『法輪大法は素晴らしい。真・善・忍は素晴らしい』を覚えてください。法輪大法を大切にすれば、天から幸せと安穏を授かることができる」という横断幕をかけたとして身柄を拘束された。

 天津市公安局南開支局は3人にいわゆる罪名をでっち上げ、2016年5月18日に罪に陥れる資料を南開区検察庁に起訴し、検察庁はまた9月1日に区裁判所に提出した。

 2017年2月7日、南開区裁判所は3人に対して裁判を開廷した。3人の弁護士が出廷し、無罪弁護をした。邢さんの弁護士は「邢さんの行為は犯罪行為にはならない」と述べた。趙さんの弁護士は裁判官に3人が横断幕をかけたことに対する訴えは2月1日に実施された法律と筋が違うことを指摘した。裁判官は何も反論できず、休廷を宣告した。

 その後、弁護士は合議制法廷と起訴者機関に「樹霞さんは犯罪にならない、無罪解放されるべきの弁護士意見書」を出した。

 2017年8月30日、南開区裁判所は再び3人に対して裁判を行った。趙さんの弁護士・黄漢中さんは趙さんらに無罪弁護をした。

 違法な拘禁期間が650日間を超えた時期、趙さんと王さんはそれぞれ懲役2年6カ月、邢さんは懲役2年の不当な判決を宣告された。

 趙さんの親は趙さんのことを心配している。特に趙さんの父親(80代)は、糖尿病の合併症を患い、両目を失明、娘を心配するあまりに重体に陥り入院した。趙さんの兄弟は南開留置場へ衣服などを届けに行ったが、いろんな理由で受け入れを拒否された。趙さんの父親は娘を心配する中、2016年9月10日に死亡した。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/9/21/431523.html)
 
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