魔難を経験し怨恨心を取り除いた
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文/中国の大法弟子口述 同修が整理

 【明慧日本2021年11月29日】私は東北の農村で育ち、生まれも育ちも東北の田舎で貧しく、幼少期、少年期、青年期は辛くて苦労しました。それから法輪大法に巡り会えて、私の人生は徹底的に変わりました。

 私の父は心臓病があり、僧帽弁狭窄で、仕事が出来ませんでした。母は盲腸炎、乳腺炎、リューマチ性関節症,腎結核Ⅲを患っていました。私は9カ月の時から大葉性肺炎を患い、この病で私は毎日咳をして痰を吐き、また喘息もありました。

 家に労働力が無いため、家庭の負担が全て私1人にのしかかり、どんな仕事でもやり、十代で腰椎の椎間板ヘルニア、リューマチ性関節炎になりました。家が非常に貧しいため、薬を買うお金も、治療するお金もありませんでした。

 悲しくて苦しい中で、ついに転機を迎えました。1997年、祖父から法輪功が病気治療に良い効果があると聞き、私は希望が見えてきました。家から10キロ以上離れた祖父の家に行って、煉功点で煉功を学びました。私は法輪功の五式の功法が出来るようになり、一冊の宝の本『轉法輪』を持ち帰りました。帰ってから、母に法輪功を紹介し、とても早くに母は私と法輪功の五式の功法が出来るようになり、煉功してからわずか1~2カ月で、母の身体が良くなり、全ての疾病が消え、私の身体の病も知らず知らずのうちに良くなりました。

 しかし、1999年に江沢民の邪悪集団による迫害が始まってから、私たちのこのグループ環境は無くなりました。2015年、母が私の所へ来て、同修に出会い、同修の励ましによって私は新たに修煉の道に戻りました。母親と共に江沢民を訴訟して、それから私は正式に修煉に戻りました。

 2019年、私はまた新たにビジネスを始めました。自分で商売をすれば時間が掌握できると思ったからです。長期にわたって学法をしっかりしておらず、事を行うだけで心性が向上していなかったため、知らず知らずのうちに各種の人心の執着を養い、その結果旧勢力に隙に着け入られ、2020年から2021年、身体に多くの深刻な病業の状態が出現しました。

 2020年4月のある日、私は夫に電話をしましたが彼は取らず、私は焦りイライラして、彼が帰って来てから大声で問い詰めました。「どうして電話を取らないの?」夫は「もうすぐ家につくから取らなかった」と言いました。

 それを聞いて、私は怒りがこみ上げてきて、心の中で怒り狂いました。ちょうどこのとき兄からも電話がきて、電話の中で気分が良くないことを言われたので、これで一気に火に油を注ぎ、我慢が出来なくなって、魔性が爆発し、怒り狂い、わーわーと大泣きをしてしまいました。そのとき私は修煉者の、トラブルに遭ったら忍をして、内に向けて探すことを全く思い出せず、完全に魔性に動かされ、心の中は怨恨に満ちて、不満で、闘争心、不平、怒って怨み、最後はベットに倒れました。

 私は起き上がってシャワーに行ったとき、下腹部が痛みだし、それからますます痛くなり、歩くことも出来なくなりました。強烈な痛みで、まるで多くの釘をお腹の中に打たれたように感じ、お腹の中は何かに引っ張られているようで、腸がまるで刀で切断されたようでした。お腹も膨らんできて、表皮も少しでも触れるとまるで針で刺されたように痛みました。胃は膨らんで下に落ちるように痛み、締め付けが強いと堪えきれず、異物を排出してしまいます。この痛みはどうしょうもなく我慢できず、私はただベットに倒れるだけでした。私は夫に同修を呼んでくれるように頼み、一緒に発正念をしてもらい、それから痛みは軽減しました。

 学法と同修たちと法理上で交流すると、私は病業が生じた主要な原因が分かりました。怨恨心で、特に夫に対する怨恨です。夫はとても真面目で、勤勉ですが、しかし性格は比較的内向的で、言葉足らずです。私はせっかちで、気性が荒く、よく喋って、夫が一言話せば、私は十にして返し、筋が通っていなくても争いをすると、負けません。性格上の差異があり、ずっと夫に対して不満があり、彼の性格が好きではなく、夫のすることはいつも私の足を引っ張っているように感じていました。また話すことも、することも私の心意に沿わず、結婚してから今までずっと彼を気に入りませんでした。彼の行いが私の心に合わなかったら腹を立て、彼に対して少しも理解と包容力が無く、気に入らないどころか彼を怨み始めました。

 長期的に心性を重視せず、何かがあったときも内に向けて探さず、外に向けて探し、それでこのような非常に強い怨恨心が形成され、この怒りの気が私の体内でますます多くなり、私はそれを養ってますます大きくして、それにより理智を失い左右され、最終的に深刻な病業の状態が出現したのです。私はこの怨恨心に向けて大量に学法し、発正念をし、2カ月近くの時間をかけてようやく腹痛の症状が消えました。

 同年の11月、息子が仕事を辞めたと聞くと、息子に仕事が無くなったので、私の人心がまた出てきて、私は息子の前途と未来を心配しました。このとき母親も故郷の田舎に帰ったので、1人で孤独なことを心配し、肉親の情、子供への情が皆出てきました。

 このとき、私の身体にまた病業の状態が出現し、また腹痛になり、前回より更に厳重でした。子宮に2つのこぶし大の物ができ、お腹が張って大きくなってテカり、下腹部と腸管が痛くてたまらず、下半身から絶えず流血し、子宮癌と同じような症状でした。夫は恐ろしくてたまらず、何度も泣いて、私を連れて病院へ行こうとしましたが、私は堅く拒んで行きませんでした。夫は私を説得できず、それで兄を連れてきて、兄も修煉しているので、私に法理から理解させてくれ、向上したら良くなると思ったのです。

 私は内に向けて探し、肉親の情を取り除き、再び怨恨心を見つけました。前回の病業のときは、夫に対する怨恨を見つけたのですが、しかし徹底的にそれを取り除けていませんでした。この怨恨心の由来は古く、小さな頃から私の心の中で生まれ、それを意識できていませんでした。実際私はまだ父母に対する怨恨もありました。

 私は小さな頃に病気を患い、家にお金がなく病院に行けず、仕事でへとへとになったため、15歳で腰をひどく痛め、腰椎椎間板ヘルニアと診断されました。医者が言うには「18歳未満でこの病になったら必ず休養しなければならない」。母親は医者に「家には労働力が無く、彼女に働いてもらわないといけない」と言いました。私は父母の愛を得られず、ただ家の仕事をするだけの子供で、腰痛で働けなくても堪えて働き、私に薬を買ってくれる人は誰もおらず、それで私の心の中で父母に対してとても深い怨恨が生じたのです。

 私はかつてずっと問いました。どうして彼らは私にこのようにするの? どうして運命は私に対して不公平なの? 

 師父は説かれました。「一つはおそらく前世にその人に対して何か悪いことをしたのかも知れません。あなたは、『どうしてわたしにこんなひどいことをするのだろう?』と言って心のバランスをくずすかも知れませんが、しかし、あなたはなぜ前世でその人にあんなことをしたのですか? 『あの時のことは知らない。現世は前世と関係ない』とあなたは言うかも知れませんが、そういうわけにはいきません」 [1]

 「さて、どうしてこういうことにぶつかるのでしょうか? それらはみな自分自身の業力によるものです。われわれはすでに数え切れないほど多くの業力を消してあげました」 [1]

  実際師父はすでに夢を通して私にたくさんの啓示をしてくださり、私に自分と夫や家族との前世の因縁を分からせて下さったのですが、私はまだ悟りませんでした。

 師父は説かれました。「これにはみな因縁関係が潜んでいるのであり、理由もなく妨害することが許されるはずはありません」 [1]

 私は毎日痛みで死にそうになりながら働いてきて、夜になると特に激しくなり、全く眠れませんでした。私は心の中で師父に話しました。「師父、私はなぜこんなに痛いのでしょうか? 少し痛みを軽減して下さいませんか」。私は床に這いつくばって寝てしまいました。明るくなってから、私はまた師父に求めました。「師父、私にもう少し寝させてくださいませんか、私は起きたくありません」。私は大音量で師父の説法を流しました。

 師父は説かれました。「生活の中の辛さを自分に対する不公平だと思い込むことが原因で、多くの人が見る見るうちに堕ちていってしまうのです」 [1]

 これはまさに私ではありませんか?

 長期的に、私は夫や父母のみならず、また天と地を怨み、私の運命が不公平だと怨み、心の中ではずっと不満でした。私は魔難に遭ったり、身体上の苦痛でさえ自分に対する不公平だと思いました。

 師父は説法の中で怨恨心について説かれました。「恨みの心ですが、つまり褒められたい心、良いことがあれば嬉しいという心が養われたのです。さもなければ、恨んでしまいます。皆さん、考えてみてください。これではいけません。このように修煉してはいけません。私はいつも言っていますが、修煉者は問題を逆の角度から見るべきです。遭った良くない出来事を良いこと、あなたを向上させる機会として捉えるべきです。この道をしっかり歩み、関門と修煉の機会がやってきたと考えるべきです」 [2]

 私は毎日学法して法理も分かってはいましたが、しかし修煉はこんなに長期間になり、私はまだ根本から常人の観念を変えておらず、やはり常人の心で物事や生活の中のことを見ていました。魔難の中、私は自分を修煉者とせず、高次元から問題やトラブルを見ず、苦痛は債務を返し、業を消し、心性を高め昇華する良い機会なのです。

 自分の生活の中での色々なトラブルの中で、多くのときは修煉者の基準で自分を要求し量らず、何かに遭ったらいつも不平不満で、いつも外に向けて探し、自分を修めず、まるで常人と同じでした。それでは常人は病気にならないのですか? この身体上の病は、自分がしっかり心性を修めなかったことで引き起こしたのではありませんか? 思いっきり腹に怨みを抱え、怨恨し、それで腹が張り、腹痛になったのです。

 ここまで分かってから、私は学法を強化し、発正念でこれらの頑固な怨恨心を一掃し、法の中で自分を正しました。親戚たちが来て、皆が私を病院に行くことを勧め、母が後ろで夫に「彼女と同じ症状なのはみな癌だよ」と言いました。私は動じない、師を信じ法を信じる、自分を師父に預けると思いました。この期間、出来るだけ資料を配ったり、ステッカーを貼ったりして、2カ月後身体が正常に回復しました。

 2021年6月19日、私の腹部がまた突然強烈に痛くなり、大腸に丸太が刺さったように痛くなりました。下腹部がまるで腐ったように、跳ねたりして、焼け付くように熱く痛くなり、痛くて我慢できず、この身体を放棄したいとまで思いました。全身寒気がして、多くの服を重ねてもまだ震え、4日間何も食べれず飲めず、一気に数キロ痩せました。

 私はまだ自分のどこに間違いがあるのかが分かりませんでした。ちょうどこのとき、同修が私に『明慧周刊』を届けに来て、その中の一篇の交流文章に、同修が足が組めないことが書いてあり、私はそれを見たとき、頭の中で瞬時に思い上がった考えが浮かびました。「足を組むことが出来ない? 何が難しいの? ここに座って、後ろにもたれかかれば、1時間なんてすぐに過ぎるよ」この「もたれかかる」は、突然私に警戒させ、問題はおそらくここにあるのだろうと思いました。

 昨年の4月から、私はベッドで坐禅し、知らず知らずのうちに身体がベッドサイドにもたれかかり、自分では気づかず、結構良いとまで思いました。これは煉功の要求に符合しておらず、これは自分に対する修煉を緩めています。このことを悟ってから直ちに、頭の上から足までまるで電気が通ったようで、全身に汗をかき、足も汗をかき、このとき腹痛も消えて、身体が非常に気持ち良くなり、私はまた無病状態の全身の軽い状態を感じ、ベッドに横になって本当に嬉しくなりました!

 師父は説かれました。「修は己にありて、功は師にあり」 [1]

 私の心性がわずかでも向上したら、師父は私のために病業の魔難を解かしてくださいます。今回の経験も私に深く師父の法を体得させました。

 師父は説かれました。「心性が高まってくると、身体にも大きな変化が起こります。心性が高まってくると、身体を構成している物質も間違いなく変化が起こります」 [1]

 その後、私のお腹は時々痛くなり「私は何でこんなに痛いのでしょう。私は何で……」と思いました。母同修は私に「あなたはそれを認めないで。それを自分としないで」と言ってくれました。母が言ったこのことで、私はいっきに分かりました。そうです。この痛みは私ではありません。確かに私ではなく、仮相です。

 学法を通して分かったのは、病業の仮相を徹底的に否定するべきで、たとえ自分に人心や執着があったとしても、学法をして心を修める中で絶えず大法と同化し、絶えず法の中で正し、旧勢力が隙に付け入って私の身体を迫害することを決して許さず、私がする三つのことに影響することを許しません。

 師父は説かれました。「あなたが思っている如何に大きな魔難にしても、苦痛にしても、いずれも良いことです。それはあなたが修煉したから現れたことです。魔難の中で業力を消すことができ、魔難の中で人心を取り除くことができ、魔難の中であなたを向上させることができます」 [3]

 この数回の深刻な病業の魔難を経験し、私は自分の深くに隠された頑固な執着心「怨恨心」を掘り出し、修めることを重視してそれを取り除きました。

 苦痛の中で自分の業力を消去し、身体が浄化され、心性も絶えず向上し、同時に更に修煉の厳粛性を理解しました。もし師父の加持と啓示がなければ、もし師父の慈悲なる守りがなければ、私はこの巨大な関、巨大な難を全く乗り越えることは出来なかったでしょう。師父は私に生まれ変わる機会を与えて下さり、私に修煉の機会を下さいました。私は師父が弟子のためにどれほど受け持って下さったのかを知ることが出来ず、また師父への感謝をどんなにしても表すことは出来ません。弟子は修煉して精進し、三つのことを良くおこなってこそ、師父に最も良い報告が出来るのです! 弟子は師父に感謝いたします!

 注:
 [1] 李洪志師父の著作:『轉法輪』
 [2] 李洪志師父の経文:『二〇一八年ワシントンD.C.での説法』
 [3] 李洪志師父の著作:『各地での説法八』「二〇〇八年ニューヨーク法会での説法」

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/10/27/432938.html)
 
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