古い学習者は新しい学習者と法に則って交流しては
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文/中国の大法弟子

 【明慧日本2021年12月6日】1年前、私はある悲痛な話を聞きました。重病を患っていた21歳の青年が、親戚から法輪功を紹介されました。 功法を教えてもらった後に『転法輪』を渡され、毎日読むように言われて帰りました。しかし半年後、真に功法を実践できていなかったこの青年は、自分の命を救えませんでした。私は残念に思うと同時に、悲しくなりました。

 洪大な師父の法を正す進展が急速に進み、同修たちが絶え間なく真相を伝える努力を続けたことで、より多くの人々が徐々に大法が素晴らしいものであると知るようになりました。 そして同時に、修煉に加わる新しい学習者も増えてきました。 その結果、旧勢力からの妨害が強まるとともに、無視できない問題も伴いました。つまり、新し学習者に対しては、私たち古い学習者が時間をかけて学法をフォローしたり、あるいは交流しなければ、粘り強く修煉を続けることができなくなってしまうのです。

 現在、大法は未だに迫害されており、大法の修煉に縁のある人々はあまりにも得難い存在なのです。 別の空間にいる邪悪な存在が重ねて干渉してくるため、私たち古い学習者はできる限り定期的に忙しい時間を割いて、彼らと一緒に法を学び、修煉の過程でいくつかの基本的な現象や問題について交流しなければいけません。そして彼らを法に則り悟ることへと導き、功法を煉るより、まず先に心を修めることを重視すべきだと教えなければなりません。

 師父の継続的な導きとご加護が絶え間なくあったからこそ、私たち古い学習者は多くの魔難を乗り越えて今日に至ることができたのです。 今、大法の修煉に加わった新しい学習者は特別な状況下にあります。法を正す時期に修煉の道を歩み始めたのですから、個人修煉と法を実証することが両立しているのです。

 私たちの地域にも新しい学習者がいます。 古い学習者がより良いフォローをしてくれたおかげで、今では良い状態になった新しい学習者が何人もいます。 しかし一方で、彼らに法を広めてくれた学習者がフォローに気を配らなかったために修煉をやめてしまった新しい学習者もいます。本を送り返した人もいれば、そうでない人もいます。

 ある新しい学習者(脳梗塞で大きな開頭手術を受けた)は、2年半にわたって学法を続け、今は比較的良い状態にあります。 旧勢力に妨げられて本は読みたくないのですが、毎日、座禅しながら師父の法を静かに聞いて「九文字の真言」を常に唱えています。 悪い考えが浮かぶと「それを考えているのは私ではない」「私とは関係ない」と否定することもできます。

 昨年、この新しい学習者が大きな病業の関に遭遇(師父が彼の業力を根元から取り除いた)したとき、彼は一昼夜昏睡状態に陥りました。母親はとても怖がり、息子の死に支度を準備していたそうです。私ともう1名の同修は、彼の家でその母親に師父を信じていれば息子も無事でいられるはず、私たちの師父にはできないことがないと励ましました。 同時に、同修の修煉を邪魔しようとしている悪党とその要因の黒い手、邪霊を取り除くために正念を発しました。 そして、ようやくその学習者が目を覚ましました。 この試練の後、この新しい学習者は師と法を更に固く信じ、修煉の決意をさらに固めることができました。 あの魔難は、彼と彼の家族だけでなく、私たちにとっても試練でした。そして最後には、師と法への揺るぎない信念をもって、彼は乗り越えることができたのです。

 往々にして、法を得たばかりの学習者は安全に注意を払いません。なぜなら、国家安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)は大法の弟子を密かに陰で拉致しており、ほとんどの一般人はそのことを知りません。テレビやラジオで報道されないため、法輪功への迫害はもう終わった、法輪功の学習者はもう逮捕されない、大丈夫だと思っている民衆が多いです。ゆえに、電話でも修煉のことに言及しがちで、私たち古い学習者はそれについて伝え、注意しなければなりません。

 このことは、古い学習者たちにも注意しなければならないことです。 繰り返しになりますが、新しい学習者と一緒にいるときは、同修の名前や自宅の住所を言わないように注意し、そうした情報を口にしてはいけません。 また、必要に応じてペンネームを使用してもよいでしょう。 同修の中には、偽名を使うと嘘をついていることになり、真実ではないと考える人もいます。 しかし未だに大法弟子が迫害されている中国大陸では、すべての関係者が慎重にならなければなりません。 公安部門が一部の失業者を訓練して、新しい学習者を装って大法弟子として潜入させ、大法弟子の資料拠点を探ったり、大法弟子を獲物のように狙い、迫害しようとしている地域があるのではないでしょうか? だからこそ、何事も理性をもって、慎重に、しっかりと同修に責任を持つべきです。

 新しい学習者はもちろんのこと、私たち古い学習者も成長と学習が伴います。 向上は、悟りと実践の中で培われ、新しい学習者を助けることは私たちの修煉の一部です。 大法が私たちを結びつけてくれたのですから、この聖なるご縁を大切にして全体を円融し、黙々と不足を補っていくべきだと思います。毎回、 新しい学習者の家に行って集団学法するなかで、私たちは、面倒なトラブルを恐れる心、不平不満な心、苦しみを恐れる心等の人心を取り除いているのです。

 以上は、現段階での私の少々浅い理解です。もし法に則ってないところがあれば、ご叱正お願いします。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/11/18/433745.html)
 
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