江西省の田海英さん 行方不明になり、家族は警官に嫌がらせをされる
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 【明慧日本2021年12月9日】江西省九江市柴桑区の法輪功学習者・田海英さんは2021年7月29日午前、九江市八里湖新区九龍派出所の警官により連行された後に、派出所から抜け出した。九龍派出所の所長の聶敏は7月30日午前8時過ぎ、2人の警官を連れて田海英さんの弟の家に行き、警官の身分証明書も提示せず、いきなり田海英本人を探すよう告げた。

 家族は警官に名前を聞いたが、何も応えず、ただ所長だと言い、「私の警官バッジは020358だ」と言った、それで彼が聶敏だと知った。

 田海英さんは、毎朝早く起きて勤め先で掃除をしており、勤め先に泊まることが多くほとんど家に帰っていない。田海英さんはその日も家に帰っていなかった。聶敏は田さんの弟の家で田さんを探すように言い、「もし同意しなければ、すぐに指名手配する」と脅した。聶敏はすべての部屋を探したが、見つからず、その日、九龍派出所は、私服警官を派遣して田さんの弟の家の近くで遅くまで監視した。車はずっと交差点の近くに停まり、車中の者はすべて私服だった。

 警官は田さんの部屋を捜索し、田さんの鍵、財布、携帯電話、法輪功の書籍などの私有物を押収した。警官は、押収した物品のリストも作成せず、押収した警官の名前も家族に告げず、ただ知らせを待つようにと言った。

 2021年8月2日午前、九龍派出所の警官は、自分の名前を名乗らず、田さんの二番目の妹に電話をかけ、田さんを探していると言うと、妹はびっくりして死ぬほど怖かったという。妹は何が何だかわからず、公安局が田さんを連行しに来ると思った。妹は動揺して外に出る勇気もなくなり、恐怖で冷や汗が出た。田さんの妹は体調がとても悪く、長期に渡り癲癇を患っており、毎日薬を飲んで病状を抑えている。少しの事でも緊張しやすく、時には気絶することもある。

 警官は未だに田さんを探しており、田海英さんの所在を家族に探すように告げた。この警官は自分は李と自称していたが、本当かどうかは分からない。しかし、警官は携帯電話号13907923888で、田さんの弟に電話し、ある人について尋ねた。田さんの電話帳が押収され、警官らは田さんの電話帳を見て他の法輪功学習者を探している可能性がある。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/8/4/429101.html)
 
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