かつて13年間拘禁された梁美華さんに再び不当判決
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 【明慧日本2022年1月11日】(江西省=明慧記者)江西省南昌市の法輪功学習者・梁美華さん(73)は2021年8月25日、不当に懲役2年8カ月の実刑判決を言い渡され、5000元(約9万円)の罰金を科された。その後、梁さんは判決を不服として控訴した。2021年12月中旬、南昌市高等裁判所は原判決を維持したため、梁さんは江西省女子刑務所に拘禁された。

梁美華さん

 中国共産党(以下、中共)による22年以上も続く法輪功への迫害の中で、梁さんは13年近く刑務所に拘禁され、様々な拷問を受けた。そして今、73歳の梁さんは再び刑務所に拘禁された。

  梁さんは元南昌市華僑友誼会社管理者事務室の主任だった。若い頃は、胃の病気、気管支炎、めまい、心臓病、関節リウマチを患い、全身の関節が腫れて痛み、10本の指の関節も腫れて曲がっていた。1996年6月、梁さんは法輪功を学び始めると、たった1週間で痛みが消え、1カ月後には身体が回復し、すべての薬を止め、病院に行く必要もなくなった。

 1999年7月、中共が法輪功に対して迫害を開始した後も、梁さんは自分の信念を貫いたため、何度も迫害を受けた。2001年6月、1年の労働教養を強いられ、2002年7月に連行されて懲役5年の実刑判決を宣告された。そして2010年6月、懲役3年の実刑判決を宣告された。2013年11月、再び連行され、健康上の問題で保釈されたが、2016年4月に再度連行されて懲役3年6カ月の実刑判決を言い渡された。2019年10月から、梁さんの年金は停止された。

 13年近くの間、梁さんは無理やりに灌食をされる、労役をさせられる、長時間立ったままの姿勢を強要される、睡眠を剥奪される、独房に閉じ込められる、そして、暴力による洗脳や暴言・殴打などを受けてきた。迫害によって梁さんは、目が充血してはっきり見えなくなり、両足はひどく腫れて、血圧は上昇し、倒れて大量の血を吐いていた。

 2020年7月18日午後5時頃、同市の桃花福田住宅地に住んでいる謝春媚さんが1階に降りてゴミを出そうとドアを開けた瞬間、南昌西湖区の国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)の隊長・万俊(音)ら20人近くの警官が、突然入ってきた。万俊は小柄な謝さんの両手を後ろへ激しくねじり、地面に押し付けた。痛みで謝さんは悲鳴を上げた。当時、謝さんの自宅にいた梁さんと熊泉妹さんは、暴行を阻止するため大声で抗議したが、同じく地面に押さえつけられた。

 謝さんら3人は、南昌西湖区公安支局で二十数時間の取り調べを受けた後、翌日の夜に南昌第一留置場に拘禁された。2020年8月18日、3人に対する逮捕状が発付された。同年10月12日、熊さんは体調不良のため「保証人を立てて尋問を待つ」という条件付きで解放され、帰宅した。

 2021年6月3日、3人に対する不当な裁判が南昌西湖区裁判所で行われたが、法廷には熊さんしかいなかった。梁さんと謝さんは疫病の影響で法廷に出席できず、南昌第一留置場でオンラインビデオを通して裁判を受けた。

 江西省南昌市の西湖区裁判所は2021年8月25日、謝さん、梁さん、熊さんに不当な判決を下した。謝さんは懲役1年2カ月の実刑と罰金5000元、梁さんは懲役2年8カ月の実刑と罰金5000元、熊さんは懲役1年10カ月の実刑と罰金3000元(約5万4000円)を科された。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/1/1/436195.html)
 
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