3回、難関を突破した体験
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文/台湾の大法弟子

 【明慧日本2022年1月27日】修煉してから今まで22年経っており、多くの関と心性の試練を経験しましたが、意外なことに、最近、3回もの関が相次いで襲ってきました。同修に関を乗り越えたことを話したら、同修は「まるで連続ドラマを見ているようだ」と感嘆しました。以下に、3回の関を乗り越えた経過を述べたいと思います。

 1回目

 1回目は2日連続で高熱が出て、気持ちが不安定になるほど体温が高かったのですが、「三つのこと」は影響なく行うことができました。しかし「あなたは、直ぐに死ぬんだよ」という思惟がずっと頭の中に絶え間なく注がれていました。私はすぐに自分は大法を修めていて、師父に守られているので、恐れるものは何もないと思いました。

 翌日の夜中になっても高熱は下がらず、眠れないためベッドで座禅をしました。しかし心が落ち着かず、頭の中にまた「自分はもうすぐ死ぬ」という考えが現れました。私は心の中で師父に謝りました。師父が私を済度するために払って下さった苦労を、申し訳なく思いました。また、もし今回の魔難を乗り越えることができなければ、大法に泥を塗ることにもなると考え、心が重くなりました。

 以前、行き詰まった状況になると私はいつも「師父、助けて」と叫びます。しかし今、師父に多くの負担をかけて、もうこれ以上師父に迷惑を掛けたくないと思っていました。そこで、「風雨雷電を撃破し、九霄に上る 極めて強い威力を持ち、天よりも高い 蒼穹を一掃し、尽きることがなく 腐敗した者と異物を、一斉に消滅させる」[1]を絶えず、暗唱しました。

 どれほど時間が経ったか分かりませんが、頭の中で「あなたは、直ぐに死ぬんだよ」と言われていたことが、「あなたは、助かったよ」に変わって、熱も下がり、まるで芝居のような変化でした。大法の力が私の体に現れて、師父はもう一度私を救ってくださったのです。たった2日間で体重が3キロ減りました!

 2回目

 2回目はパソコンの前に座っていくつかの真相電話をかけた後、午前10時頃、椅子から立ち上がって朝ごはんを作りに行こうとしましたが、突然、頭がクラクラして目がかすんで何も見えなくなりました。しかし、私は怖いと思うことなく、「私には師父と大法があるので、誰も私を動かすことができない。視力を返せ! 誰も私を妨害する権利を持っていない」とすぐに強い正念を発しました。同時に、足を止めずに台所に向かって歩きました。出した一念が正しかったので大法の威力が現れ、視力が瞬時に回復しました。感動の涙は堪えられず、心の中で師父に感謝しました。

 3回目

 3回目は、同修Aさんと関連があります。Aさんは魔難の真っ最中に在っているので、私は関心を寄せて、電話で彼女と交流しました。Aさんの話によると、体の痛みは引き裂かれるように強いものだそうです。

 Aさんは、自分の執着心がどこにあるかを知っていますが、正念がそれほど強くないので、ずっと関を乗り越えていないようです。Aさんの体の痛みがどれほど苦しいかを、私はしみじみ想像して感じとったため、知らず知らずのうちに、Aさんの件に陥ってしまい、旧勢力に隙に乗じられました。翌日から、急にお尻の部分が椅子に座れないほど痛くて、右膝が腫れて、Aさんの状況ととても似ていました。市場へ買い物に行く時、一歩一歩、歩いていると体がとても重く感じて、ずっと冷や汗をかきました。それで、Aさんの苦しみがやっと身を以って分かり、Aさんは毎回私にその苦痛を伝える時、必ず「引き裂かれる」の言葉を使う理由も分かりました。私は無意識のうちにAさんの耐えている苦しみを黙認しました。初めて聞いた時から、Aさんのためにその苦しみを否定すべきでしたが、それどころか、私はその苦しみがどのようなものなのかを自分の体で想像してしまいました。

 なぜ1カ月もしないうちに、相次いで3つの大きい関が現れたのか、自分の修煉にどんな漏れがあったのか、本当によく内に向けて探さなければなりません。

 夜、ベッドに入る直前に、「同修の苦境を思い遣る時、人心を動かしてはいけない。Aさんの体の引き裂かれるような苦痛を想像するのは、心が動じたことと同然だ。私の体の痛みは、自分で招いて、求めてきたものだ」と一つの考えが脳裏に現れました。これで頭がはっきりして、すぐに旧勢力の妨害を否定しました。一瞬で膝は痛くなくなり、お尻も椅子に座ると痛くなくなって、マジックをしているかのようで不思議でした。

 手を合わせて、師父に感謝しています。師父はいつも私たちのそばで私たちを見守ってくれています。以前、難しい関に遭うと、第一念は師父に助けを求めますが、今回、まず自分の至らないところを探して、内に向けて探すことは本当にとても有効な方法です。そして、すぐAさんに電話をかけて、痛みの出現が奇跡的に消えたことを伝えて、Aさんにも引き裂かれるような痛みを認めてはならず、すぐ否定するようにと伝えました。

 注:
 [1] 李洪志師父の詩:『洪吟四』「正念」

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/10/9/432333.html)
 
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