真の幸福の源(三)
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文/中国の大法弟子

 明慧日本2022年2月11日】(前文に続く)

  三、法の光に同化し、幸福が思いのままになる

    2006年、私が邪悪の巣窟から出てきた後、さらに大きな試練がやって来ました。私は、勤務先から公職を解雇されたのです。夫は働き盛りに亡くなっており、息子はまだ大学に通っていました。父を亡くした母子家庭の困窮は推して知るべしです。当時の区や町の「610」はしばしば私に「お茶の誘い」(転向目的)の脅迫、さらに人を派遣しての尾行、電話の盗聴などをしました。生活上の困難に加え、精神的な圧力を加えられ、苦しみの中での危険によって、難に難が加わったと言えます。しかし私は悟りました、どのような難であろうと、どんなに危険であろうと、心の中に本当に大法が入ってさえいれば、すべてそこから抜け出すことができるのです。 

 1.  心の中に法があれば、迷いがなくなる 

 私は家に戻った後にやらなければならなかった一番の事は師父のすべての経書を取り戻し、急いで、心を静めて学法することです。なぜなら、師父の説かれた大法は、私達それぞれの真修弟子が大法に同化し、圓満に向かって、一つの生命がこの時から不滅なものとなって、新宇宙に入るための根本的な保障だからです。 

 私は法の中で悟りました。師父は私達の修煉のことでかなり心を砕き、心を尽くしてくださっています。歴史上のどんな大覚者がこのようにしたでしょうか?! 天に上る梯子を残してくださっただけではなく『轉法輪』と、それぞれの時期に師父は私達の修煉状況に合わせて新しい経書を発表してくださいます。全部合わせれば数十冊になります。本の内容は多岐に渡り、上は宇宙天体の構造変化の歴史、下は先史文明を含む人類の歴史まで幅広く書かれています。説法は細かく修煉者の日常生活、例えば衣食などの各方面のことまで、さらに文学、芸術、宇宙に存在する一切のものを含み、ないものがありません。あなたが学びさえすれば、大法の中で大きな智恵が得られるはずです。 

 しかし実際、学法の中で多くの問題に出会うでしょう。主に学法の時、集中力に欠けることです。自分の生々世々の思想業力と観念によって、旧勢力はあなたが学法することを阻み、法を得られないようにしていることを私は悟りました。しかしながら、学法の時のちょっとした居眠り或いは心が落ち着かない現象は、すなわち陰険な旧勢力が妨害しているのです。そのため私は毎回この問題にあったら警戒し、すぐに発正念をしてそれを取り除きます。そうすれば、心を清めて学法をすることができます。しかし、ふつう集団学法ではこのような状態が起こることは少ないことに気付きました。もしかすると学習者のエネルギーが強く、その作用で頭がはっきりしているのかもしれませんし、さらにはお互いの存在を意識することの作用が働いているのかも知れません。ですから師父もずっと大法弟子に集団学法を要求しておられます。この面において非常に奥深い意味があります。 

 中国における邪悪の迫害の緊迫した状況の下、私と他の学習者も恐れる心と多くの困難を克服し、我が家に学法のグループを作りました。同修の異なる生活状況に基づいて、二つのグループに分けました。通勤族は夜のグループ、退職者はふつう午前のグループで学法し、午後は集団煉功をします。みんなで一緒にやることはとても楽しく、まるで1999年7月20日以前のような幸せを感じています。

  集団学法以外では、自分でさまざまな機会を利用して学法をし、法を暗記します。例えば、通勤退勤の途中、師父の説法の録音を聞いたり、あるいは、パソコンで師父の近い時期の一連の説法を見たりします。学法は三つのことをすることの最も重要な部分となっています。問題にあったら、まず学法をして、まだ何か取り除いていない執着心があるかどうか、自分に照らし合わせます。このようにしてこそ、心性を本当に向上させることができ、功も伸ばせるのです。 

 2.正念で関門を突破し 苦の中にこそ喜びがある 

 心を静めて学法し心を修めることを通して、自分の心性上の多くの不足を見つけました。私は心の中で、強大な正念で旧勢力の一切の按排を全面的に否定し、師父の按排された道を歩むように決意を固くしました。 

 まずは、正念で邪悪が行っている経済的な迫害を打ち破りました。法輪大法の学習者は常人の中で修煉していて、みな生活に困窮させられていたら、どのように生活したらよいでしょうか? さらに私は人を救う為に資料を作る資金が必要です。私は邪悪な按排を受け入れるわけにはいかないので、それを打ち破ることを決めました。何年間かの中で、私は上から下まで、職場に関わる、それぞれの階級の人達や部門リーダーに状況を報告し、真相を伝えました。私は彼らに法輪大法は正法であり無実の罪を着せられており、江沢民は中共を挑発してこのような残酷な迫害を引き起こしていることを伝えました。彼らに正邪と正誤を見分けて、江沢民が行っている悪いことに追随することで悪の報いに遭わないようにしてほしいと話しました。絶えず真相を伝えたことで、多くの縁のある人が三退し、リーダーの幾人かはこっそりと私に『轉法輪』を読ませて欲しいと言う人もいて、さらには大法の修煉に入って来た人もいました。 

 まもなく私の仕事の落ち着き場所が決まり、個人の給料にさまざまな民事年金などが加算され、部門の幹部レベルの収入と同等になりました。以前と比べて経済条件が格段に良くなり、息子はいつも私の事を「腰に万貫の銭をまとっている(大金持ちである)」と冗談を言います。大法弟子なら分かりますが、たとえ個人がどんなにお金をもっていようが、これらのお金はみな大法の資源です、法を実証し、真相伝えをするために使うためのものです。私の資金の使い方が正しければ、収入も多くなり、「大法を修めることは福分である」[4]の法理を実証しました。 

 次にやるべきことは、邪悪による精神的な迫害を正念で打ち破ることです。1999年7月20日以降、中共邪党は大法と大法弟子に対する迫害を未だ停止していません。どんな電話も盗聴し、尾行して見張り、「ドアをノックする」や「ゼロ政策」運動などを行っています。ともすれば不当な差し押さえや、力づくの連行もします。もし協力しなければ、残酷な拷問をし、甚だしきに至っては生体臓器狩りの刑罰を下しさえします。この様な劣悪な修煉と人を救う環境に直面しているため、極めて強い正念の拠り所がなければ、前に進むのは難しいのです。 

 心を静めて学法することで、以前自分が迫害された原因が解りました。なぜなら私の生命の深い所には旧宇宙の観念と痕跡、さらに今生の党文化の害毒と各種の人心の妨害がまだ残っていたため、旧勢力の按排の道を歩んでいたからです。できるだけ早く自分の考えを正道に立ち返らせる為、私は毎日発正念をしました。一つ目は自分の空間場の一切の大法と大法弟子を迫害する邪悪の要素をきれいにし、旧勢力の一切の迫害を認めないことです。二つ目は恐れる心と怨恨心を取り除き、慈悲心を修めることです。その後、およそ自治組織と公安職員が、「ノック」や市や区の「610」の職員が私に「お茶の誘い」をするなどの状況がありましたが、私はまず彼らの背後にいる邪悪の要素きれいにするために発正念をし、さらに和やかな態度と口調で彼らに対して真相を話しました。 

 ある時、私は夜一人で大法の名誉を損なうような壁新聞を片付けていた時、2人の警備員に捕まり、彼らは通報するぞ、と言いました。私はその時強大な発正念をし、衆生が大法弟子に対し罪を犯さないよう、彼らの背後にある邪悪の要素を片付けました。その後辛抱強く彼らに真相を話し、どうして私が危険を冒してまで衆生に害を与えるこのような宣伝を片付けるのかの理由を伝えました。彼らは道理が分かった後、私を放しただけでなく、中共の共青団と少先隊から抜けると答えました。驚くことに危険がないこのような不思議な経験がどれほど多くあったか知れません。これらはみな師父の話された「弟子正念足りれば、師は回天の力有り」[5]の法理を実証したのでした。 

 3.慈悲をもって人を救えば衆生は福を得る 

 師父は「大法弟子はすでに衆生が救われる為の唯一の希望」[6]とおっしゃっています。

 これにより、私は悟りました、大法弟子はこの乱世の光であって、どこへ行ってもどこにいてもきらきら光っているべきで、そこで縁のある衆生を明るく照らさなくてはいけません。このため、私は時間を急いで学法、煉功する以外に資料を作り、時には資料を間に合わせるために、徹夜して寝る時間がほとんどありませんが、疲れを感じません。私は師父が慈悲で私のエネルギーを加持してくださっていることを知っています。 

 私はいつも学法グループの同修と大通りや路地、田舎町や山村に行って資料を配り、真相ステッカーを貼り付けます。親戚や友人が集まる所へ出かけ、普段買い物に町へ出た時に出会う不思議な縁もあり、機会を見つけて面と向かって真相を話して人を救っています。この数年間、自分はどこに行っても、資料を配り、どこへでも行き、真相をどこでも話します。なぜなら心がしっかりしていて穏やかな状態なので、恐れる心がなく、ほとんどが順調にいきます。何度も危険な目に遭いましたが、固い信念があるため師父の法身の守りによって危険を無事に乗り越えることができました。 

 私は、たゆまず真相を伝えて人を救うことを堅持しているため、周囲にいる多くの親戚や友人、同級生、同僚、さらに多くの見知らぬ人たちは、みな真相が分かった後、中共の党団隊から抜けました。さらには多くの人が大法の修煉を始めました。 

 私達のこの世は必ず慈悲で偉大な李洪志師父が期待されているようになると私は固く信じています。縁のある真修弟子はみな道を得て圓満し、正義感のある善良な人も邪悪から遠く離れ、大法の救いを得ることでしょう。

 注:
 [1] 李洪志師父の詩:『洪吟』「執着を放下する」
 [2] 李洪志師父の著作:『米国中部法会での説法』

 [3] 李洪志師父の著作:『轉法輪』
 [4] 李洪志師父の著作:『米国法会での説法』「ニューヨーク法会での説法」
 [5] 李洪志師父の詩:『洪吟二』「師徒の恩」
 [6] 李洪志師父の著作:『精進要旨三』「正念」

  (完)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/1/4/434791.html)
 
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