監視カメラとノックされることを恐れる心理
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 文/中国の大法弟子

 【明慧日本2022年2月16日】私は多くの問題において、徐々に悟り、ゆっくりと言動を改めていくという人間で、よく師父に心配をかけております。そのため、現在、師父が延長してくださったこの時間をとても大切にしなければいけません。

 一、監視される恐怖を取り除く

 各コミュニティや団地に監視カメラが設置されて以来、私は真相資料を配ったことがありません。明慧ネットで様々な報道を読むと、資料を配ることで不法に連行された同修のことを知り、余計に外に出られなくなりました。

 最近、いくつものコミュニティが工事をしているため、出入り口の扉が一日中開きっぱなしになっています。これは師父が作り出してくださったチャンスであり、逃してはいけないことに気づきました。

 間もなくして、私と同じことに気づいた同修から真相資料を配らないかと聞かれたので、私は同修Wさんとペアを組んで、踏み出しました。最初は帽子を深くかぶって、大きなマスクをして、その上傘までさしていました。一つのコミュニティを配り終えると、服まで着替えていたのです。しかし、配っていくうちに誰も私たちのことに気づいておらず、まるで私たちの姿が見えないかのようでした。

 このことが大きな励ましとなり、私たちは発正念を増やし、監視カメラが壊れるか、大法弟子を映せなくなるよう、などと正念を強めました。

 今は、大分自然にふるまうようになり、恐怖心も昔ほど大きくなくなりました。恐怖心に左右されず、理性的に身の安全に注意しながら資料を配っていけばいいのです。

 あれこれを怖がっては修煉者と言えるのでしょうか。今思えば、昔、監視カメラを怖がって、毎日まともに寝ることもできなかった自分はなんて可笑しなことでしょう。

 二、ノックされることを怖がる心理を取り除く

 何人もの同修が警察署や公安局のものに尋ねられていることを知り、私も尋ねられることを恐れ始め、そのため、間違った対処方法――誰がノックしてもドアを開けないことに決めました。

 ある日、同修と学法している時、玄関の扉がノックされたので、返事せずに扉に耳を当てて外の様子を聞きました。人々のざわついた声や管理人の声がしたのですが、私は開けませんでした。

 仕事を終えた夫が家に帰ってきて、「お隣から、水道管から2時間ほど水の流れる音が続いたので、お隣さんがうちをノックしても誰も出なかったと言って、心配していたぞ。うちは水漏れとかしていないか?」と言われたのです。なんて心優しいお隣さんでしょう! 今の社会では、自分に関係ないことなら誰も口出ししないし、助けてもくれない。それなのに、私は自分の誤った観念で相手に心配をかけてしまいました、なんて恥ずかしいことでしょう!

 家のあちこちを調べたところ、トイレの貯水タンクが故障していて、水がずっと流れっぱなしでした。

 ノックされることを恐れるこの観念は本当にあってはなりません。これからはノックした人をきちんと確認し、出るべき時にはちゃんと出なければならないと思いました。

 
(中国語: https://www.minghui.org/mh/articles/2021/9/18/430919.html)
 
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