重い人心の悲劇
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 文/中国の大法弟子

 【明慧日本2022年2月24日】同じ地元で長年法輪功を修煉している70代の修煉者がいました。2020年11月のある日、同修が、市場へ真相を伝えに行った時、真相を理解していない人に通報されました。地元の警察署の警官は同修を派出所へ連行し、次の日、同修は帰宅しました。

 現在まで、悪辣な公安の役人や、警官の中には、真相を理解した人はすでに多くなり、同修が不当に閉じ込められても1日で釈放されて帰宅することはよくあることでした。ですから、学法グループの同修たちも、古い同修が不当に連行され監禁された中での詳細な状況を聞いたりはしませんでした。

 しかし、あのとき不当に連行されてから少しして、もともと健康だった同修の身体に病業の症状が現れ、一日一日と重くなりました。同修達は彼女と一緒に学法し、発正念し、法理上で切磋琢磨しましたが、効果はありませんでした。どういうことでしょうか? 答えが見つかりませんでした。半年経たずに彼女はこの世を去りました。

 この同修がこの世を去った後で、彼女の夫(同修)が実情を語りました。彼女が亡くなる前の日、突然「私のこの状態は『三書』にサインした結果でしょうか?」と言ったそうです。彼女の夫は驚き「『三書』にサインしたのか?!」と聞きました。彼女は「そう、警官に『署名しないと拘禁するぞ!』と脅されて、サインしてしまいました」と言ったそうです。彼女の夫は「どうしてそれを早く言わなかったの?」と言うと、彼女は「言うと同修達に軽蔑されるから」と言ったそうです。それからまもなくして同修は逝ってしまいました。

 「三書」に署名しないと不当に監禁されるのを恐れ、署名し、言うと人から軽蔑されるのを恐れ、このような強い思想的な重圧と、大きな負担を抱えて、病気にならないわけがありません。古い同修が病業の関を乗り越える時、他の同修達はずっと彼女を手伝って病業が出現した根本的な原因を探し、この関を突破しようとしていました。しかし、彼女は最後まで真実を話しませんでした。師父が私たちのために引き延ばして下さった生命は、修煉のためなのです。修煉を放棄するという「三書」にサインした自分の過ちを認め、師父に公に告白もせず、また同修達とこの事で交流して助けを求めなかったのは、まるで常人ではないでしょうか? 生老病死は常人の状態で、旧勢力がこの状況を利用し、隙に乗じないわけがありません。

 師父は説かれました。「しかし、ここに基準が一つあります。定められた天寿を越えた、延長された生命は、すべて煉功するために与えられたものであり、間違った考えが浮かんだだけで命の危険を招くことがあります。というのは、あなたの生命の過程はとっくに終わっているからです。世間法の修煉を終えて、この制御を受けなくなれば話は別です。その時になれば、まったく別の状態になるのです」[1]

 同修が亡くなってから半年経ち、昨日この実際の話を聞いて、驚きとともに胸が痛くなりました。

 私はこの現象はある意味で代表的な例だと思いましたので、この事を書き出して同修達が目を覚まし、この教訓を覚えてもらいたいと思います。どんな一つの間違った念も、大きな災いになるかもしれません! ですから必ずしっかりと修め、着実に修め、正々堂々と三つのことを良く行いましょう。師父のおっしゃった通りに、真・善・忍の基準をもって行いましょう。

 師父は説かれました。「もちろん、多くの大法弟子は多少の過ちを犯しながらも、やはりしっかり行ないました。大丈夫です。師父は見ています。一部の難は人間が耐えられないものです。それはあなたの過ちとして見なしていません。転んだら起き上がればそれこそ最も素晴らしいのです。もう一度しっかり行なってください!」[2]

 私たちは転んでも、早く立ち上がり、続けて前へ進みましょう。当然ながら早く進めば進むほど良い事です。師父はすでに私達のために天への大道を広げて下さっているのです。

 少しばかりの浅い認識ですが、間違いがあれば同修からのご指摘をお願いいたします。

 注:
 [1] 李洪志師父の著作:『轉法輪
 [2] 李洪志師父の経文:『二〇一六年ニューヨーク法会での説法』

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/2/22/439265.html)
 
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