文/中国の大法弟子
【明慧日本2022年2月25日】2015年の旧暦1月のことでした。その日、私はバイクで弟の家に向かっていました。弟の住んでいる村はずれに着いた時、突然バイクが転倒し、私は非常に遠くまで放り出されてしまいました。五臓六腑が粉砕され、胸に押し寄せたかのように、息ができなくなり、意識が朦朧とした状態で地面に伏せたまま動けなくなりました……。この生死の境をさまよっている緊急時に、たまたまその村に住んでいる、法輪大法を修煉しているおばさんが私の近くを歩いていて、「大丈夫、大丈夫だよ」と声をかけてくれたのが聞こえました。
私はすぐに意識がはっきりし、「そうだ、大丈夫だ! 私は大法弟子で、師父は私のすぐそばにいらっしゃる。師父は同修を通じて私を目覚めさせてくださったのだ」と思いました。私は強い正念を発しました。「いかなる邪悪な旧勢力にも私を迫害し、私の修煉を妨害する資格はない。私のすべては師父が按排してくださっています」
私は師父にご加持を求め、助けて下さるようお願いしました。私は立ち上がらなければなりません。何度か力を入れて寝返りを打ち、膝を立てましたが、腰を動かすことができず、両脚で立つことができませんでした。ちょうどその時、帰宅途中でそこを通りかかった、そのおばさんの娘さん(同修)が急いで駆け寄り、引っ張りながら言いました。「大丈夫よ、師父が守ってくださっていますよ!」。私は、「そうです。師父、弟子を加持してください。私は立ち上がらなければなりません。私は師父が法を正し、衆生を救い済度するのを手伝わなければなりません!」と言いました。
私は地面に両手をついて、一気に立ち上がりました。お姉さんはバイクを起してくださり、バイクを押しながら、「歩けるの?」と聞きました。私は「必ず歩行できなければなりません」と言いました。そして私は一歩一歩、苦労しながらも前に進んで行きました。本当に「恒心をもって足を挙ぐ、万斤の腿 苦を忍び、精進して執着を去る」[1]でした。ようやくたどり着いたのは、村の私より年上の男性の同修の家でした。偶然、彼の家族3人もみな家にいました。
他の同修もやって来ました。合わせて7人の同修が坐禅して、私のために発正念をして下さいました。オンドルに坐っていた私はもう自分の身体を支えられなくなり、目が開けられず、全身の力がなくなり、ただ横になりたかったのです。私は決して横になってはいけない、横になったら起き上がれなくなるかもしれない、と自分、に言い聞かせました。これほど多くの同修が来てくださり、私を助けるように、慈悲深い師父が按排してくださったのだと私にはわかっています。この肝心な時、私自身も必ず強い正念をもって、旧勢力の一切の按排をすべて否定しなければなりません。
その男性の同修の奥さん(同修)が、私が足を組むのを手伝って下さいました。私は息が苦しくなり、両手で印を結ぶことができず、オンドルに両手をついて身体を支え、息を切らしていました。同修たちは私と共に強い正念を発し、大法弟子を迫害する黒い手と卑しい鬼をすべて、完全に解体し、師父が按排してくださった道を歩むよう、加持して下さるように師父にお願いいたしました。
3時間経過したころ、私は全身、特にお腹があまり痛くなくなり、呼吸もスムーズになりました。師父は次のように説かれています。「物事の善し悪しは人間の一念によるものであり、その一念の違いによって異なる結果がもたらされることがある、とわれわれは言います」[2]
その時、息子がやって来て、「お母さん、病院に行きましょう」と言いました。私は「いや、家に帰って煉功し、学法しよう。一念により人と神に分れる。人間の道を歩めば、お母さんは立ち上がれなくなるが、神の道を歩めば問題ない。すべては虚像であり、今は師父のおっしゃることだけを聞き、師父だけが私の面倒を見てくださることができる」と答えました。
私は病院でヘルパーとして働いており、人体の構造について少しは知っています。その時感じたのは、尾骨から上の3本の骨が折れ、座骨がずれ、両側の肋骨が折れ、膝の関節がずれているということでした。私はそれがすべて虚像であると分かっていました。師父はそれを認められないでしょうし、自分も認めません。
夜、師父の説法の録音を聞きながら、「私の身体のミクロからマクロまでのすべての細胞はすべて元に戻り、師父の按排に従え!」と強い正念を発しました。正念を発すると、痛みがかなり軽減されました。私は毎晩、仰向けに寝ていて、時間になると起き上がって煉功しました。3日目の夜、横向きに寝ていて痛みで目が覚め、両側の肋骨が内臓に突き刺さったような感じがしました。夫が私を支えてくれ、煉功を始めました。第三式の功法で両手を上へ持ち上げた時、背中で「カチッ」という音がして、夫も驚きました。背中の痛みが消え、両側の肋骨が平らになっていました。ずれた骨を師父が直してくださったのです!
私は涙がとめどなく流れ、師父に対する感謝の気持ちを言葉で表現することができませんでした……。
第四式の功法の時、私は腰を曲げることができませんでしたが、毎日やはり煉功を続け、師父にご加持をお願いしました。数日後、腰を曲げることができ、半月余りで身体は完全に元通りに回復しました。また外出できるようになり、特に近くの市場に出かけて真相を伝え、人を救うことができるようになりました。
師父、命を助けてくださってありがとうございました!
今回の魔難により、恨みや親族への執着など、多くの執着心を見つけることができました。私は師父と大法をより揺ぎなく信じ、自分をしっかり修め、より多くの人を救い、師父について家に帰ります。
注:
[1] 李洪志師父の詩:『洪吟』「泰山に登る」
[2] 李洪志師父の著作:『轉法輪』