武漢市政法委員会書記・曹裕江の罪状書
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 【明慧日本2022年3月21日】湖北省大冶出身の曹裕江(男性)は、1962年7月生まれで、2006年7月から2011年9月まで中国共産党(以下、中共)武漢市漢南区委員会副書記、区長、区委員会書記、2011年9月から2015年1月まで武漢市漢陽区委員会書記、2015年1月から2017年1月まで武漢市東西湖区委員会書記、2017年11月に中共武漢市委員会常委、政法委員会書記に就任した。現在、中共武漢市委員会政法委員会書記を務めている。

 2017年11月に武漢市政法委員会書記に就任して以来、曹裕江は積極的に中共の江沢民派が主導する法輪功迫害政策を推進する。2018年3月、中共は、「610弁公室」を中共政法委員会の機能部門に移管した。曹裕江は自ら武漢で「研究」の名義の下に法輪功学習者(以下、学習者)への迫害の指導を展開し、武漢市政法委員会を武漢地区(13行政区と2経済開発区)における「610弁公室」政策の操作の責任組織とし、学習者への残酷な迫害、および公安局、検察庁、裁判所、司法機関による迫害の主犯格になっている。

 2018年5月、曹裕江は市党委員会すなわち、610弁公室にいわゆる「研究」の名の下に、法輪功に関する「有効的転向させること(法輪功を修煉させないようにすること)、強力な取り締まり、革新的突破、全国の最前線に立つこと」に力を入れたいとしていた。その結果、2018年には武漢の学習者30人が不当に判決を受け、100人近くが不当に拘束された。

 明慧ネットの不完全な統計によると、2018年1月1日から2021年12月31日までの4年間、曹裕江が政法委書記を務めている間、曹裕江は武漢で迫害された学習者は982人。このうち、8人が迫害のために死亡、78人が違法な判決を受け、少なくとも122人が洗脳班で迫害、106人が違法に拘留され、387人が連行され違法に家宅捜索、249人が嫌がらせや、違法な家宅捜索されたり、家に居られなくなったりした。6人が裁判待ちで保釈、26人が経済的に迫害され、14人が給与と年金を違法に停止され、6人が連行されて現金を強奪されていた。6人が連行され現金40万元を強奪され、1人が違法に解雇された。このため、学習者は莫大な経済的損失を被った。

 犯罪事実の概要

 2018年、曹裕江は自ら武漢市での法輪功への迫害を「研究」の名目で指揮し、展開した。明慧ネットの不完全な統計によると、2018年に武漢市で少なくとも30人の学習者が不当に判決を受け、11人が3万9000元の罰金を強要されたという。その中で、黄陂区の祝亜さんと新洲区の王斎花さんは不当に懲役8年の判決を宣告され、祝亜さんは2万元の罰金を科され、25人の学習者は不当に連行され開廷された。87人の学習者は連行、拘禁、強制洗脳され、その他の多くの学習者は嫌がらせを受けた。

 2018年、中共武漢政法委員会と610弁公室も数回の洗脳キャンペーンを行い、610弁公室は市内の全組織にWeChatにログインするよう求め、インセンティブ制度をとり、扇動し、学習者を告発するようにした。告発報酬金は1人の学習者の告発に100元から5000元までとした。情報屋が街の隅々までカバーした。

 2019年、「武漢軍事体育大会」を利用して迫害を強化した。彼らは恣意に学習者を連行し、嫌がらせをし、不当に拘束し、裁判にかけた。明慧ネットの不完全な統計によると、2019年に少なくとも150人の学習者が迫害された。90人が連行され、57人が嫌がらせを受け、20人が不当に家宅捜索を受け、31人が拘留所に拘束され、26人が拘置所に、2人が安康病院に、少なくとも30人が洗脳班に、16人が判決を受け、さらに18人が不当に連行され、裁判を受け、4人が迫害によって他界している。経済的な迫害により、学習者本人及び家族は100万元以上の損失を被った。

 2019年、中共武漢市政法委員会は、大量に洗脳プロパガンダの資料を印刷し、地域社会に配布した。中に、紙製の扇子や手提げ袋にも洗脳内容を印刷し、市民に配布した。ある地域では、洗脳宣伝の窓や表示板があり、ある学校では、いわゆる「学校における洗脳防止安全情報」の表示板もあった。

 2020年、武漢で発生した中共ウイルス(武漢肺炎)は瞬く間に世界中に広がり、武漢は世界的に有名な都市となった。疫病で都市を閉鎖しても、中共武漢市政法委員会は学習者への迫害をやめなかった。明慧ネットの不完全な情報によると、2020年、2人が迫害で死亡し、16人が不当に判決を受け、別の6人が法廷で裁かれ、7人が裁判所で不当に陥れられ、少なくとも50人が拘束され、少なくとも56人が嫌がらせを受けたという。

 2021年、武漢市政法委員会と610弁公室は、中共による学習者への迫害、いわゆる「ゼロ作戦」を実施するにあたり、邪悪な洗脳班を利用し、学習者を強制的に洗脳して、いわゆる「学習者をゼロにする」という邪悪な迫害の目標を達成するために、学習者を洗脳していた。明慧ネットの不完全な統計によると、2021年、武漢の学習者は460人回、さまざまな方法で迫害された。このうち、迫害で死亡した人は1人、不当に判決を受けた人は16人、洗脳班で強制的に洗脳された人は92人、拘束された人は47人、連行及び不当な家宅捜索を受けた人は160人、嫌がらせ及び家宅捜索を受けた人は136人、裁判待ちで保釈されたのは5人、経済的に迫害された人は3人であった。

 2021年、中共武漢市政法委員会は、数多くの洗脳宣伝イベントを開催した。洗脳的なプロパガンダが大量に印刷され、地域社会に配布された。例えば、「科学擁護、邪教反対」と印刷されたエブロン(注:中国共産党こそ真の邪教)が、小売事業者や地域住民に大量に配布された。

 ◎武漢市漢陽区の学習者、万大久さん(女性)は4年間の不当な迫害を受け、2019年4月12日に刑務所から釈放された。同年5月6日、再び連行され、武漢市江漢区玉笋山の洗脳班に不当に拘束され、強制的に洗脳された。帰宅後、何を食べても、何を飲んでも分からず、大小便もわからず、精神的に混乱し、薬物による迫害が疑われた。

 ◎礄口区学習者、危有秀さん、女性、1948年生まれ。2018年6月2日、武漢市の中山公園から危有秀さんが強制連行され、自宅を不当に家宅捜索された。その後、武漢市第一拘置所に1年以上拘禁された。歩く時、介助が必要なほど痩せて骨ばかりになっている状態まで迫害された姿が目撃された。2020年8月15日、彼女の家族に危有秀さんが亡くなったことが知らされ、つけた理由は白血病だった。健康な人が中共に1年間も拘禁され後、白血病になるだろうか、虐待されたことは明らかである。危有秀さんの近所でも、「共産党はいいことばかり言って、悪いことばかり行っている」と言っている。

 ◎祝亜さん(女性、54歳)黄陂区前川通り在住。2017年4月25日午前7時30分、祝亜さんは食料品を買いに行ったところ、階下に潜んでいた私服警官に阻まれ、家宅捜索をされ、連行された。2018年6月15日、法廷で不当に裁かれ、弁護士は無罪の理由付けを行い、祝亜さんも無罪を主張した。同年7月17日、黄陂区裁判所は祝亜さんに密かに懲役8年の実刑を宣告し、2万元の罰金を強要した。

 ◎王斎花さん(女性、66歳)武漢市新洲区旧通りの学習者。王さんは、2017年7月13日に新洲区国保の警官に連行され、菜甸区玉笋山の洗脳教室に連れて行かれた。数日後、武漢市第一留置場に移送され、不当に拘束された。2018年5月2日、武漢新洲地方裁判所から不当にも8年の刑を言い渡された。

 ◎呉元丑さん、82歳、武漢市青山区在住。2019年11月19日、武漢市武昌区地裁に不当に開廷された。同年11月26日、不当に懲役3年の刑を言い渡され、3千元の罰金を強要された。

 ◎徐慧明さん、女性、武漢市の学習者。徐さんは、2019年4月18日朝、自宅の近くで警察署と国保の警官に連行され、不当に懲役4年の判決を受け、これを不服としている。2021年3月、武漢市中級法廷は、4年の懲役という原判決を維持した。徐さんはどこかに密かに送られ、その後どこに拘禁されたのか、誰も知らない。徐さんの夫が調べて初めて、徐さんが武漢市江漢経済開発区江達路(エバーグリーンパーク付近)の刑務所に収容されていることを知ったのである。今日まで、徐さんの夫は徐さんと面会することができない。

 ◎劉建群さん、武漢市沌口経済開発区の学習者。劉さんは、2020年9月9日に連行され、武漢市第一留置所に不当に拘束された。2021年12月、武漢市沌口経済開発区裁判所から7年半の懲役を言い渡された。

 明慧ネットの不完全な統計によると、2018年から2021年の間に武漢市で少なくとも120人の学習者が洗脳班に不当に拘束され、強制的に洗脳され、特に2021年の状況は深刻であったという。

 2021年、武漢市政法委と「610弁公室」は、邪悪な中共のいわゆる「ゼロ作戦」で、「ゼロ」を達成するために、邪悪な洗脳教室を利用し、学習者を迫害した。市内各区で洗脳教室が再興され、教室数が15にも達した。その結果、少なくとも90人の学習者が洗脳教室に不当に拘束、洗脳された。武漢市は2021年に国内で最も凶悪の洗脳と迫害の都市となった。

'曹裕江'
曹裕江
 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/1/10/436566.html)
 
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