【明慧日本2022年3月30日】ある日、学法をしていると、こうありました。「それはあなたの思惟が外来のある霊体に支配されているということです。あなたは悪くないと思い、喜んで受け入れ、嬉しく思いますが、喜べば喜ぶほど、その支配もますます強固になります。本当の修煉者として、そんなものに支配されていいのですか?」[1]
ここを読んだ時、私の心は震え、突然に一瞬で多くのことを理解できたようでした。そして、先日の夢を思い出しました。その夢で、私の部屋は黄金色で、とても華やかでした。部屋中の物がオレンジ色で、自分の体も布団もオレンジ色です。突然、布団から2つのオレンジ色の霊体が飛び出してきました。大きい方は2フィートくらい、小さい方は1フィートくらいで、大きなネズミの形をしていました。大きい方の首にはロープが巻いてあり、その長さは3メートルで、太くて雪のような白色です。
目が覚めると、私は先日、内に向けて探したことを思い出しました。その時は私の身体に正しくない状態が現れ、家庭環境が悪く、主人が言った一言に刺激されて心が動じていました。内に向けて探し、沢山の執着心を見つけたのですが、特に2つの大きなものがありました。それは主人への怨恨心と家族への情に対する執着です。見つけた私は「真に修めますか」と自問しました。答えは「はい」でした。真に修めているのであれば、徹底的にこれらの執着心を取り除くと決心しました。そして本当に取り除きました。すると身体が良くなり、家庭環境も変わりました。主人が私に「いつも人の為を考えての言動としていますか」と言うので、私は「そうすべきです。今までは私が悪かったのです」と答えました。
もしあの夢が「果」であれば、私が内に向け探したことは「因」になります。あの2つの大きい霊体は、まさに2つの大きな執着心ではなかったでしょうか。大きい霊体の首にロープが巻かれていましたが、それは左右されていると言う意味ではなかったでしょうか。街でよく見かけますが、犬の散歩をしている人はロープの一方を握っていて、ロープのもう一方が犬の首に巻かれています。あの2つの大きな霊体は、まさに私が見つけ出した2つの大きな執着心ではないでしょうか。見つけたら取り除き、また見つけたら取り除くと、ついには彼らの居場所がなくなり、逃げて行きました。
私はまた、昔のことを思い出しました。ある老年の同修の身体に正しくない状態が現れ、私はお見舞いに行きました。彼女は、自分の孫への情を放下できないと言いました。私は「放下しないといけません」と言いましたが、残念ながらしばらくして、彼女は他界してしまいました。大法弟子がいなくなった原因の多くは、長年の執着心を取り除かなかったことではないでしょうか? きっとそうだと思います。
法を正す時期の大法弟子として、その時期は既に終わりに近づいているわけですが、私たちの修煉はどの次元に達したのでしょうか。執着心をどこまで取り除いたのでしょうか。これらの執着心の霊体に支配されたり、破壊されたり、更に命を奪われることを、決して許してはなりません。そうでなければ、師父の慈悲なる済度、衆生の期待に顔向けできないのでないでしょうか。
次元に限りがありますので、不足なところがあれば、同修の慈悲なるご指摘をお願います。
注:
[1] 李洪志師父の著作:「轉法輪」