利益心を取り除かない教訓
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文/吉林省の大法弟子

 【明慧日本2022年4月17日】私は1996年に大法を修煉し始めた女性の弟子で、70歳です。26年間、慈悲で偉大な師父のご加護の下で今日まで歩んできました。今、自分の最近の修煉の中でのわずかな体験と向上を師父にご報告し、同修の皆さんと交流したいと思います。

 2021年10月、ある同修は「日帰り旅行の割引カードがあります。送迎の車があり、昼食とお風呂も無料です。行きませんか?」と家に来て私に聞いたのですが、日帰りの旅行ですし、縁のある人に真相を伝え、人を救うこともできるので、行こうと思いました。翌日到着すると、ホールで融資に関する講義があり、一人1万元(自由)を払い、7日ごとに800元が返却され、3カ月後には利子をつけて1万800元になるということです。金利は銀行よりずっと高く、当時はお金を払う人がたくさんいたので、自分もちょっと誘惑に負けるところでした。帰りに車の中で「自分は修煉者だから、この事に参加するはずがないだろう? これは利益心ではないか、貪欲のせいではないか」考えれば考えるほどまずいと思って、結局参加しませんでしたが、バスでの移動、食事、お風呂はタダで利用させていただきました。その後、それを取り除くための正念を発することはしませんでした。

 その3日後、散歩から帰ってきた夫が、「ある大きなショッピングモールがテレビCMのために20組のお年寄りを募集していて、車で送迎し、各家庭に1袋の米が配られる」と教えてくれたのです。最初は行きたくなかったのですが、夫が「違法じゃないから、一緒に行ってくれない?」と言ったので、私は彼について行きました。結局、「人の健康が第一」という内容のCMが収録されました。最後に、中高年の循環器疾患を緩和するランプという製品についての紹介がありました。それを聞いた夫は「こういう製品を買いたかった」と、3000元以上支払って買いました。後で「そのランプはせいぜい1000元ぐらいのものですよ」と聞くと、まさに常人の間で「小さい欲を出して大損する」とよく言われたものです。

 この二つの事は、大したことではないと思われるかもしれませんが、利益に対する心や貪欲心、うまい汁を吸う心などに振り回され、しっかりとした修煉ができていない私の姿を映し出していました。これらはすべて人間の心であり、取り除くべき執着心なのです。師父は、一つの考え一つの念を修めるようにと教えられましたが、油断すると旧勢力にすきに乗じられてしまいます。

 旧正月前には家中のシーツやカーテンを洗濯し、清潔な状態で新年を迎えるのが習慣となっています。2022年1月16日 、日中に洗った後、夜中に突然の痛みで目が覚めました。当時は左腕全体が動けなくなり、腕から指先までまるで誰かが私に千枚通しで骨まで突き刺したように、心臓の鼓動の速さと同じ頻度の痛みでした。当時は、これはすべて仮相だと思い、認めずにベッドに横たわって内に向けて探しました。今日、自分が何をしたか、どこが法に符合しなかったのかと振り返りました。そして干してある洗濯物を見て、はっと驚いて悟りました。洗濯をしていた時、家の水道水がとても冷たいので、夫は共同の暖房器具からバケツ数杯分の温水を入れてくれたのです。当時はあまり考えずに使っていました。 師父は私たちに、一つの考え一つの念を修め、他人を優先する無私無我の正覚に達し、すべての行動を法に量るようにと教えられました。そう思った私はゆっくりと起き上がって、掌を立てて発正念をし、これらの良くない人心を取り除いてから、法を暗記しました。

 3日目にはベッドから降りるのがやっとになり、「家にいて苦しみばかりに耐えるわけにはいかない、外に出て真相を伝えて人を救わなければならない」と思い、午後、着替えて左腕をポケットに入れて動かないようにして、同修と一緒に出かけました。大きいスーパで2時間ほど19人を脱退させました。家に帰って、腕の痛みは和らいで、少し動けるようになりました。夜眠れないときは、多く発正念をして、内に向けて探しました。最近の私は、時々テレビを見たり、好きなものを食べたりして、威張った態度で夫と話をする時もあり、善が足りませんでした。

 それからの数日間、私はもっと多く法を学び、煉功や発正念をしました。午後には真相を伝えるために出かけました。約10日間で、腕はすっかり元通りになりました。

 この出来事を通して、師父が一歩一歩私を導き、悟らせて下さっていることを実感しました。毎回の魔難はすべて、執着を捨て向上するための機会なのです。 師と法を信じさえすれば、乗り越えられない関はなく、精進して着実に修煉すれば、悪いことも良いことになるのです。師父が巨大に耐えられることによって延ばされた貴重な時間を大切にし、三つのことをしっかりと行い、師父と一緒に故郷に帰ります。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/4/9/440560.html)
 
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