トロントの学習者 「4.25平和陳情」23周年記念イベント開催
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 【明慧日本2022年4月22日】(明慧記者=章韻)カナダ・トロントの法輪功学習者(以下、学習者)は4月14日、「4.25中南海平和陳情」23周年記念イベントをオンタリオ州政府庁舎前で開催した。集団煉功を行い、人々に平和陳情の真実を伝え、法輪功迫害の実態への理解、中国共産党(以下、中共)の邪悪さを認識し、三退して平安を守るよう呼びかけた。

 23年前の1999年4月25日、北京で、1万人の学習者が自発的に中南海にある陳情所に行き、平和的な陳情を行った。 「4.25」中南海への平和的な陳情は、全世界に法輪大法の素晴らしさを示し、中国五千年の歴史の中で、無限に広々とした宇宙の中で、世界的に栄光ある記念碑を設立した。

图1~2:多伦多法轮功学员在省府大楼前集体炼功。

オンタリオ州政府庁舎前での集団煉功

图3:当年参加“四‧二五”中南海上访的部分法轮功学员。

「4.25中南海平和陳情」に参加した一部の学習者

 天津での請願から北京の陳情までの経歴

图4:当年亲历者法轮功学员冯秀敏在集会上发言。

集会で「4.25」の陳情を振り返る学習者・馮秀敏さん

 集会で発言した学習者の馮秀敏さんは、天津市政府の元職員で、1999年「4.25」の平和陳情に参加した。

 1999年4月18日、ある学習者は彼女に、何祚庥が天津教育学院の『青年博覧』という雑誌に法輪功を攻撃する記事を掲載したと告げられた。 馮さんは、この記事が事実でないと感じ、その日のうちにその学習者とともに出版社に出向いた。彼らが到着した時には、中庭には約4500人の学習者がおり、皆、静かに待っていた。 4〜5人の学習者が代表として、中に入って事情を説明していた。

 馮さんの煉功場の郝さんは代表の一人で、10歳に満たない自分の子供が大法を修めた後、多くの病気が治り、賢く元気でいるという話を出版社に語った。当時、出版社の責任者は、発行した雑誌の回収に努めるが、「上層部の許可を取る必要がある」と述べていた。それから数日経っても、出版社は雑誌の回収をしなかった。 馮さんは毎朝6時に現場に行き、夜11時か12時までいた。彼女は他の学習者と一緒に、出版社の前で静かに知らせを待っていた。

 出版社の最終回答は、雑誌の回収は絶対しないとのことであった。 しかし、学習者は1人も立ち去ろうとせず、虚偽の記事が人々に毒害を与えてほしくなかった。

 23日の早朝、教育学院はラジオを通じて立ち去るように求め、立ち去らなければ午後7時に強制退去の行動を取ると言った。 学習者たちは坐禅をして静かに座り、立ち去る人はいなかった。 7時ごろ、4台の軍用車がゲートの左側に、次いで大型バスが軍用車から15メートルほど離れたゲートの右側に停車しし、 強制退去が始まった。

 車から多くの若い警官が飛び降り、迷彩服を着た若い警官は、片手にトランシーバー、片手に高圧スタンガンを持っていた。 彼らは高圧スタンガンを振り回し、学習者を内側から外へ追い出していた。恐れず、動かない学習者を見て、警官は高圧スタンガンで容赦なく体や頭部を殴り始めた。 多くの学習者が頭部に負傷し、多くの血が流れ、腕が脱臼して動けなくなった人もいた。痛みに耐え立ち去らない学習者は、数人の警官によって敷地外に運び出されて道路に投げ出され、または担がれてバスに放り込まれ、このとき45人の学習者が逮捕されたと後で聞いた。

 馮さんは、出版社では解決できないと思い、市役所に出向いた。 出版社から市役所に来た学習者も多く、市役所の受付専用の通用口には、みんなが並んで待っていた。

 深夜2時に市の職員が2人出てきて、「この事は、我々では解決できないので、北京に行って(陳情)したらどうでしょう、これは北京が決めたことだ 」と言った。

 4月25日、馮さんは北京行きの切符を購入した。 彼女が午後6時に国務院陳情所に到着すると、すでに1万人の人々が陳情所の外の壁際で静かに待っており、道路には軍用車両が往来しており、恐ろしい雰囲気であった。情況を反映するために代表者たちは、当時の首相である朱鎔基に会いに行き、午後9時頃には代表者たちが出てきて、「問題は解決した」と言った。 総理は、「法輪功は非常に優れた功法であり、私が指示を出したが、下の者は実行していない、この功法は合法であり、戻って修煉を続けてください」と話したという。

 そして、みんなは立ち去るとき、タバコの吸殻も紙くずも一つ残らず持ち帰った。 側にいた警官たちは皆、「この人たちは軍隊の人たちよりも規律が正しい」と言った。

 「私は修煉を始めた当初から、あらゆる病気が治り、身体が浄化されただけでなく、この世に生きる本当の目的を知り、積極的に自分の思想を浄化し、魂の昇華を得られたと実感しています」と馮さんは話した。

 天津の観光客「両親は情況を反映するために天津に行った」

图5:美国肯塔基州的天津移民宋女士(左)。。

米ケンタッキー州に住む、中国天津から移民した宋さん(左)

 アメリカ・ケンタッキー州からカナダのトロントに旅行に来ていた宋さんは、 イベントの現場を通りかかり、学習者に声をかけた。彼女は、「私は中共が非常に邪悪であることを知っており、法輪功を修煉していませんが、私の両親は法輪功の修煉者です。 母は以前健康ではなく、法輪功を修煉して健康になったので、ずっと修煉して、今年で88歳になりました」

 宋さんの故郷は天津であり、「私の母の煉功グループには、南開大学の教授である学習者が何人もいます。1999年4月18日から4月24日まで、母のグループは、法輪功の実情を天津市の関連機関や部門に反映させるために、平和的な陳情に参加しました。 そこで彼らはただ黙って座っていました。彼らは法律を守り、争うことなく、スローガンもありませんでした。しかし、自分たちの修煉と信仰の自由と権利を、平和的に獲得しょうとしているとき、中共に車に連れ込まれて郊外に捨てられたのです。 当時、両親は電話を持っていなかったのですが、親切な人たちに助けられ、家まで送ってくれました。家に着いたのは夜半だったのです。両親をとても可愛そうに思いました」

 「母は運が悪く、繰り返される政治運動、家族全員が中共に引き裂かれました」、「中共は邪悪だから、すぐに解体すべきです!」と宋さんは言った。 学習者が三退の意義を説明すると、宋さんは仮名で喜んで中共組織の青年団から脱退した。

 中国系アメリカ人「学習者の平和的な陳情は完全に合法である」

图6:美籍华人张女士(左)。

中国系アメリカ人の張さん(左)

 張さんはアメリカからカナダに旅行に来ていた。彼女は中国系アメリカ人であり、故郷は広東省である。 集会で学習者が説明した法輪功迫害の実態と三退の意義を聞いた彼女は、三退を快諾した。 

 張さんは、「中共による学習者への迫害は違法であり、どの国でも、人々は信仰と修煉の自由を持っているはずです」 、「学習者が平和的かつ理性的な方法で修煉と信仰の自由を獲得することは、間違っていません。なぜなら彼らは法律を犯していないからで、自由と民主の国では、この平和的かつ理性的な陳情の方法は完全に合法で、完全に法律に合致しています」と述べた。

 彼女はさらに、「中共の学習者への迫害や中国人を騙すなどの犯罪は、中華民族に与える影響は悪辣で、中国の伝統文化を破壊し、中国人の道徳を堕落させており、直ちに中共を解体すべきです」と述べた。

 中国東北からの移民「初めて煉功に参加し、とても感動した」

图7:学员告诉吉先生大法网站信息。

学習者に法輪大法のホームページを教えてもらう吉さん

 吉さんは10歳の時に両親と日本に移住し、2年前にカナダに移住した。彼は、「 私は中国東北の鉄嶺に生まれ、当時、 大法の師父が中国の東北地方で法を伝えられていたとき、東北地方ではほとんどの人は、法輪功が病気治療に奇跡的な効果があることを誰もが知っていました。私の両親は当時、一緒に煉功しており、法輪大法が健康づくりにとても良く、しかし、1999年に中共が学習者を迫害し始めてから、両親や周囲の一部の人々は恐れて修煉をやめました」

 彼は続けて、「チャイナタウンの脱党サービスセンターで法輪功迫害に関する実態の資料をもらい、トロントには多くの煉功場があり、多くのパレード等で大法に関する情報を得られると知り、海外でも法輪功が広く社会に歓迎されていることを知りました。私はさらに大法を知りたいと思い、今日ここに来ましたが、とても感動しました」と述べた。

 吉さんは最後に、「今度は私が両親を連れてクイーンズパークの煉功場に行きます。両親にもう一度大法の素晴らしさを感じてもらいたいのです」と話した。

 幼い頃、周囲の学習者への迫害を目の当たりにした吉さんは、かつて加入した中共組織の青年団と少年先鋒隊から脱退し、これは正義のあるすべての中国人がなすべきことだと話した。

 勤務中の警官「中共による学習者への迫害の事実を知っている」

 オンタリオ州議会議事堂の前に勤務する警官は、議事堂の入り口を通る法学習者を見て微笑んだ。

 その警官は、「学習者が中共に迫害されている真実は知っているが、今は当直なのであまり話すことができない。しかし、法輪功迫害の実態について、もっと知りたいです」と話し、 学習者はその警官に資料を渡すと、その警官は喜んで受け取った。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/4/16/441359.html)
 
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