不当拘禁中の于春波さんが病院搬送 家族は医療仮釈放求める
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 【明慧日本2022年4月23日】長春市の法輪功学習者・余春波さんは2020年11月に自宅から不当に連行され、家宅捜索を受けた。その後、濡れ衣を着せられて不当に懲役3年6カ月の実刑判決を下され、公主陵刑務所に拘禁された。今年4月18日午前、余さんは公主陵病院へ搬送されて救急手当を受けた。

 長春市はコロナウイルスの蔓延が深刻のため、家族は病院へ重篤な余さんを見舞うことができず、公主陵刑務所と電話で連絡を取り、医療仮釈放を求めた。

 余さんは楡樹市出身で、妻・李鳳霞さんと共に長春市で在住している。朝食を販売することで生計を立て、そして娘に大学の生活費を送っている。2020年11月12日、余さん夫妻はいきなり不当に家宅捜索を受け、夫妻2人とも不当に連行され、留置場に拘禁された。

 2021年5月24日、当局は余さん夫妻に対して開廷した。長春市朝陽区裁判所の女性裁判官・王亜楠は余さん夫妻、李桂玲さん(55歳女性)、尹君さん(40歳女性)の学習者4人に対してオンラインで秘密裏に開廷した。裁判所は開廷の情報を家族に知らせず、弁護士の手続きを拒否し、弁護士の入廷も禁止した。

 オンラインでのビデオは、映像が映らず、黒いスクリーンばかりで、音だけが流れていた。 王姓裁判官は、4人の学習者を二言三言で誹謗中傷した後、急いで裁判を終了させた。裁判の初めから最後まで5分間もかからなかった。学習者の自己弁護は禁止された。

 2021年9月12、13日、二審の審理が行われ、裁判官は「証拠が不十分のため、今は判決を下すことができない」と言った。よって、警察官と検察官は追加証拠を捏造し、釈放を拒み続けた。2021年12月、于さんは懲役3年6カ月の不当判決を受け、吉林省公主陵刑務所に拘禁された。妻の李さんは不当に1年3カ月の実刑判決を言い渡された。今年2月12日、妻は帰宅した。

 于さんの弟・于春海さんも法輪大法を堅持し、心を善に修めたとして、中国共産党から迫害された。兄弟2人も労働教養を強いられて悲惨に拷問された。于春海さんは2007年に32歳の若さで迫害されて死亡した。母親は息子を失ってストレスから解放されず、寝たきりになり、この世を去った。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/4/20/441491.html)
 
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